フットボール三昧

今回は欧州屈指の攻撃力と守備力を誇るマンチェスター・シティ、通称マンCの戦術解説を行いたいと思います。
指揮官ペップ・グアルディオラの掲げるフットボールの理想像とは、「ポゼショナルプレー」です。ポゼショナルプレーとは、ボール保持する時間を増やすことで、時間はもちろん空間をも支配するフットボール戦術を指します。マンCは毎試合、圧倒的なボール支配率を叩き出し、欧州随一のボール支配率を記録しています。
ペップ・グアルディオラ自身もポゼショナルプレーの重要性をこう語っています。「ボール支配をすることで敵チームの攻撃時間を減らすことができる。従って失点リスクも減るのだ。」と。つまり、ボールを支配する時間を長くすればするほど、守備に割く時間が減らせるため、失点するリスクも減らせるというわけです。
ボール支配する上で大事なのは、各選手が正しいポジションを取ることです。誰か1人でも誤ったポジショニングをすれば、ボールが円滑に回らなくなってしまい、ボールロストに繋がります。そのため各選手がワンプレー毎に適切なポジションを取ることが重要です。それによって空間を支配することができるのです。