楽しくて離脱できない現場改善のやさしい原理原則

「楽しく進める現場改善の基本：5Sで効率アップ！」


こんにちは、かいけつ侍です。

いつもお読みいただきありがとうございます。

本日は、現場改善の基本である「5S」について
掘り下げてみたいと思います。

5Sは、どんな現場でもすぐに実践でき、効率化
や品質向上に大きな効果を発揮するシンプル
かつ強力な手法です。

ぜひ楽しみながら進めてみてください！


現場改善を成功させるためには、「5S」を意識
することが欠かせません。

5Sとは、「整理、整頓、清掃、清潔、躾」
の5つのステップを意味します。

これらは製造業やサービス業、医療に限らず、
日常業務や一般家庭にも適用でき、無駄を
省き効率を高めることができます。

今回は、それぞれの意味と目的、そして実際の
効果について詳しく見ていきましょう。


S1. 整理（Seiri）

整理は、必要なものと不必要なものを区別し、
必要のないものを処分することを指します。

目的は、現場のスペースを有効活用し、無駄な
探し物や手間を減らすことです。

整理を徹底することで、物の紛失や業務の遅れ
を防ぐことができ、現場の効率が飛躍的に向上
します。


S2. 整頓（Seiton）

整頓は、必要なものをすぐに取り出せるよう
に配置することです。

これにより、どこに何があるかが一目で分かる
ようになり、作業のスムーズさが向上します。

整頓された現場は、ミスや事故の減少にも繋
ります。

ラベルを付ける、ツールを定位置に戻すなどの
具体的な整頓の手法が効果的です。


S3. 清掃（Seiso）

清掃は、作業環境を清潔に保つことです。

ただ掃除をするだけでなく、問題箇所を早期
に発見し、故障や事故を未然に防ぐ効果も
あります。

清掃を日常の習慣にすることで、物理的な
汚れだけでなく、無駄や不具合も見つけやす
くなります。


S4. 清潔（Seiketsu）

清潔は、整理・整頓・清掃の状態を維持する
ことです。
現場を常に清潔に保つためには、定期的な
点検やメンテナンスが欠かせません。

清潔さを保つことは、現場全体の意識改革に
もつながり、品質や安全の向上に貢献します。


S5. 躾（Shitsuke）

躾は、決められたルールや手順を守る習慣を
身につけることです。

個々の従業員が責任を持って行動し、決めら
れた5Sのルールを守ることで、持続的な改善
が可能になります。

躾は、組織全体の文化として根付かせること
が重要です。



例えば、ある工場では5Sの徹底により、作業
効率が30％向上し、製品不良率が大幅に減少
しました。

特に整理と整頓を厳格に実施することで、
探し物に費やしていた時間が削減され、作業
者がより集中して業務に取り組めるように
なりました。

5Sは一度導入すれば終わりではなく、継続的
に改善を重ねることで、現場の環境がより良く
なります。

まとめ
5Sは、どんな現場でもすぐに始められ、効果が
実感しやすい改善手法です。

整理・整頓・清掃・清潔・躾を継続的に実践
することで、現場の効率が大幅に改善され、
生産性や品質が向上します。

次回は、5Sをさらに定着させるための具体的な
手順とコツについてお話しします。お楽しみに！


本日もお読みいただき、ありがとうございました！
日々の業務で少しずつ5Sを実践し、楽しみながら
現場改善を進めていきましょう。

ご質問や感想があれば、ぜひお気軽にお知らせ
ください。次回もお楽しみに！

※次回予告：「5Sを日常化するためのステップ」

また、近々、5S改善相談に関するセミナーも
開催予定ですので、興味のある方はご参加くだ
さい。


By かいけつ侍