旅人Ｋの地球遊び

配信 No.30

「地球を遊び尽くす」

情報が飛び交う現代において「多動症」という言葉が生まれた背景には、止まることのないユニークな特性を持つ人々が、まるで新しい人類を創造するかの如く、この世界に現れ始めたのかもしれません。

そんな地球人の一人として、自分の特性を活かし、気づいたことや発見を多くの方々に共有していけたらと思い、このメルマガを配信していきます。

ここでは、独自の視点から見た「地球の遊び方、捉え方」や「人生のきっかけになるヒント」となるよう尽力し、あなたの人生に少しでも貢献できれば嬉しいです。

さあ、共に地球をサバイブしましょう！！

1.今週の気付き

自分の特性として、マグロのように止まることのできない性質から、常に動き回ることで感じる出来事や情報をピックアップして、独自の視点で毎週の気付いたことを解説していきます。

今季も無事に「新嘗祭」の式典に参列させていただき、今年で3回目となり、米俵三つ（計90kg種籾、5kg玄米）を不二阿祖山太神宮に奉納させていただいた。

自分が米作りを始めてから、この新嘗祭は毎年欠かさず迎えてきた恒例の式典である。

新嘗祭は、日本各地の神社で執り行われ、その年に自然の恵みからいただいた新米や五穀を、まずは神様方に感謝を込めて奉納するという、古来より日本人が最も大切にしてきた祭事である。その式典を終えた後、ようやく今季取れた新米を食卓に並べる。

この一連のプロセスを経て、新しい年の米が始まり、この節目の意味を知ってから、新嘗祭を終えたタイミングから、新たな幕を開けるのだと深く実感する。

式典では、収穫したての新米を「直会（なおらい）」として御櫃（おひつ）で献上した玄米をいただき、更には、日本各地から奉納された玄米をブレンドした奉納米「全国の想いが集うブレンド米」を有り難くいただく。全国各地から届いた魂の米、一粒一粒から存分に味わい堪能させていただいた。

思い返せば、約3年前の新嘗祭の日、奉納された米俵は1俵、全体の米も100キロ前後であった。ちなみにこの1俵は高波動米の米俵のみ。しかし、3年という時を経て、2025年は全国各地から1200kgを超す米が不二阿祖山太神宮に集まり、米俵も10俵以上。

この3年間での稲作の広がり、世界の変化、国民の意識、そして稲作を軸とした日本人の目覚めの大きな波を肌で、魂で感じる瞬間でもある。

自身もまた、この3年間で稲作を通じて、世界の見え方がまるで異なる領域へと押し上げられ、米作りから培った感性や経験が、確実に自分を成長し広げてくれたのであり、不二阿祖山太神宮の方々も、毎年この日を迎えるたびに自らの歩みを振り返り、次なる展開をどう紡いでいくかを深く考え続けてきたのだろう。

その結果が、今年は昨年の4倍、3年前の10倍以上の奉納量という形で現れたのである。

「一鉢運動」という自宅の鉢で稲を育てる活動を通して、一粒の種もみを多くの人へお渡し、その一粒一粒が各地で育ち、実り、万倍のエネルギーとなって再び太神宮へ還ってくる。これこそ「一粒万倍」と呼ぶにふさわしい出来事だ。

与えれば与えるほど巡り返ってくるという宇宙の普遍性を、今年ほど強く教えられた年はなく、大宮司様の天命ともいえる「地球をお守りする」という大いなる役目の中で、まさに稲作こそが重要な基盤であるということを学ばせていただいた。

今年の式典は、服装も所作も昨年とは格式を上げ、大宮司様ならではの視点と想いが随所に施され「先祖も神様方も大変喜ばれている」と語られていた。その言葉からも式典の厚みを深く感じたのである。

式典後、個人的に大宮司様とお話しする機会をいただき、その中で「令和8年、弥勒11年は、4次元以上の世界が既に統一を終え、残る3次元を統一していく大いなる基盤の時代になっていく」と語られていた。

今まさに世界中の国々とつながり、人類がこれからの時代を生き延びるために助けられる人たちを「どれだけ増やせるのか、その使命の中心に立っている」ということも直接お伺いさせて頂いた。

壮大すぎる地球規模の役割、その重みを背負いつつも、それを楽しみながら、笑いながら、

「では自分に何ができるのか」を現実の中で探り続けている姿は、心が透き通るような魂であり、魂が宇宙と直結している存在である。大宮司様の先を見据える視線と心の豊かさに触れ、自分自身もまた今、次のミッションへと押し出されている。

起きる出来事から学び、経験を積み上げ、次の一歩としてどの旗を立て、どう歩みを進めていくのか。来季からは「草との呼吸」をテーマに、自然栽培の更なる深みへと入っていく、と大宮司様との会話から自分のミッションが現れる不思議な式典でもあったのだ。

先祖のいる長野「木曽御嶽本宮」、奈良の始まりの地「天河弁財天社」、山梨「不二阿祖山太神宮」へと米の奉納をさせて頂いた先週です。

2.「地球を深掘り」

こちらのテーマでは、年間12回のカテゴリーに分けて、「地球や人間のあれこれ」を深掘りしていきます。

いつでも地球の裏側の人たちと繋がれるほど、進化したテクノロジーが現代にはありながら、意外と知らない人体の機能。

健康を理解して維持する上で、人体の機能を深く知ることは重要であり、なかなか学校や社会では教えてくれない部分を、各人が持つ人体機能をフューチャーしていきます。

今月は「第六感（直感）」です。

ふとした瞬間に「アイデアがおりてくる」、なんとなくこっちの道の方がいい気がする、など普段何気なく生きていても感じる「直感」。

直感を冴えわたらせると聞くと「瞑想」という言葉が、真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。

「瞑想」とは、呼吸や身体感覚に意識を向けることで思考活動を静め、脳を「今ここ」に戻す技法であり、この静まった状態のことを指し、瞑想状態が直感を冴えわたらせる基盤である。

瞑想を行うことにより呼吸が深まり、副交感神経が優位になると、前頭前野の思考活動は静まり、DMNの物語的思考も弱まり、脳は外界と身体の感覚に対して極めて敏感な状態へ移行する。

直感モードへの移行を意図的に生み出す技法であり、その基本は極めてシンプルである。

まず静かな場所に座り、背筋を伸ばし、ゆっくり長く息を吐く。吐く息に意識を集中させると前頭前野の活動が落ち、身体の緊張がほどけていく。身体の感覚に意識を向け、このとき、浮かんでくる思考を否定したり追い払う必要はなく、ただ「考えている自分がいる」と「観察する自分」を作れれば、完成形である。

この瞬間、DMNの物語思考（劇場とも呼ぶ）は弱まり、ただ在るという「静けさ」が訪れ、静けさこそ、直感が最も純度高くなる入口だ。瞑想は、様々な雑念によるノイズを優しく静める作用を持ち、思考の霧が晴れた空間に、直感という非言語的な知性が自然に姿を現す。

瞑想と直感には明確な因果関係がある。
瞑想 -> 前頭前野の沈静化 -> DMNの抑制 -> 身体感覚の鋭敏化 -> 直感の発動。

直感とは特別な能力ではなく、瞑想などにより「本来の感覚に戻る」ことであり、元々備わっている人間の原始的知性なのである。

深掘りしてほしい点や事象がありましたら、質問等をぜひお待ちしております。

3.社会情勢について

こちらのテーマでは、「今」の世界情勢をまとめていき、地球の状況を知ることで、日本と世界のギャップを感じることもまた「地球を生きる」ことへと繋がってくると考えます。

日本のメディアでは取り上げられない、世界情勢や新しい政策、社会の動きを通じて、「今、世界で起きていること」をわかりやすく解説していきます。

ついに、トランプ大統領と習近平主席が韓国・釜山で6年ぶりに直接対面し、米中関係の行方を象徴する会談が行われた。

米中は近年、貿易摩擦、技術覇権争い、台湾情勢などで緊張が高まっており、今回の会談には両国それぞれの国内事情が深く影を落としており、米国では政府閉鎖が続き、来年の中間選挙を控えたトランプが犯罪対策や移民政策で強硬姿勢を維持せざるを得ない一方、中国も経済減速と国内不満を背景に、習近平主席が外交面での成果を必要としていた。

そのような状況下で、最大の焦点となったのは貿易摩擦の一時的な緩和である。

米中は、米国産大豆やエネルギーの輸入拡大、レアアースの輸出制限の停止、米国側の関税延期などに合意し、一時的な歩み寄りを見せ、しかし両国は国内向けには異なるメッセージを発し、トランプは「米国の雇用を守った」と強調し、習主席は「中国の主権と経済を守った」と発信しており、対立の構造が解消されたわけではない。

さらに重要な論点である台湾問題は、会談ではほとんど触れられなかった。

中国は対外的には強硬姿勢を保ちつつも、交渉の場では沈黙を選び、トランプも「台湾は議題にしなかった」と述べた。双方にとって避けたい直接対立を棚上げにした格好ではあるが、台湾周辺の緊張が解消されたわけではなく、「いつ何が起きてもおかしくない」状況は続いている。

この会談は一時的な緩和を演出したにすぎず、むしろ米中の構造的な衝突は今後さらに激化する可能性が高い。

トランプ政権が強硬姿勢を継続すれば、対中関税の大幅強化や戦略物資・IT・AI関連ソフトウェアの禁輸など、「決定的デカップリング」が現実化しかねない。一方中国もレアアースや半導体素材の輸出規制を強め、AI・EV・再生エネルギーといった新産業で脱米依存を加速させており、今回の会談が“時間稼ぎ”の側面を含むことは否めない。

こうした状況は、各国企業と政府にサプライチェーンの分断への備えを迫り、日本を含むアジア・欧州諸国が「米中どちらに軸足を置くか」という選択を迫られる時代を予感させる出来事であり、技術規格争いが深まり、国際ルールづくりは一段と困難になるだろう。

さらに台湾海峡やサイバー領域、金融制裁が引き金となり、米中が直接戦わないまま「新冷戦」に突入するシナリオも現実味を帯びており、外交チャンネルが弱体化すれば偶発的衝突のリスクが高まり、世界の安全保障と経済秩序は大きく揺らぐ可能性がある。

その一方で、中国はグローバルサウスや新興国との連携を強化し、米国内の混乱が続けば、多極化した世界で中国が新たな標準や資本フローの中心に浮上する未来も否定できない。

最終的には米中が互いに棲み分けを行い、技術・通貨・価値観さえ異なる「二分割型世界秩序」が並立する可能性すら見えてきたのである。

引き続き最新情報をわかりやすくお届けします。

世界の動きを見逃さず、共に未来を考えてまいりましょう！

4.Q&Aコーナー

「地球の遊び方」への質問を募集します。

ご意見、ご要望、質問など頂いた意見を毎週メルマガにて回答していきます。

聞きたい質問や深掘りしてほしいテーマがありましたら、こちらまでご連絡ください。

question@ascesion1.net

（お一人様毎月一問まで）

※答えられる範囲で回答しますので、お手柔らかにお願いします。