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リオも東京も大丈夫? 廃墟となった「五輪施設」の無残な姿

国家の威信をかけた国際的大イベント、オリンピック。各国、大張りきりで準備に取り掛かるため、施設建設には莫大な費用と長い準備期間が必要となる。

……がしかし、オリンピック開催後のことまで考慮している国はどれくらいあるのだろうか。他目的への転用まで計画されていない、財政難で管理を放置、または内戦などの理由で荒れ果てる等、開催後に廃墟同然となるオリンピック施設は数多く存在する。

オリンピック施設が荒れ果てるとどうなるのか……。それでは早速、巨額が投資された「無用の産物」をご覧いただこう。

 

 

画像出典:edgetrends.com

1 1984年、サラエボオリンピックの表彰台

この時代に共産主義国で初めて開催されたオリンピックだった。しかし、開催当時の平和ムードは何処へやら、その後のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争でボロボロに。表彰台には銃弾の痕が生々しく残っている。

 

画像出典:edgetrends.com

2 2004年、アテネオリンピック カヌー・カヤックスラーロムセンター

いまだ記憶に新しいアテネオリンピック。開催は成功!・・・のように見えたが、その後の転用などは無計画だったようで、現在はこのような荒れ果てた状態に。そして追い打ちをかけるようにあの経済状況である。維持するのは難しいだろう。

 

画像出典:edgetrends.com

3 2006年、トリノオリンピック 選手村
日本の荒川静香選手がフィギュアスケートで金メダルを獲得したことでも注目された冬季トリノオリンピックだが、この選手村は開催後10年もの間放置されていたという。しかし、最近はアフリカを脱出した難民の宿泊施設として利用されているという。思ってもみない方向で再利用された例だろう。

 

画像出典:edgetrends.com

4 2004年、アテネオリンピック ヘリニコスタジアム
4800人を収容できるというこのスタジアムも、10年以上このような荒れた状態にあるという。

 

画像出典:edgetrends.com

5 1984年、サラエボオリンピック ボブスレートラック

建設に1年以上かかったというこのトラック。1990年代のボスニア戦争では要塞として使われたという。

2020年の東京五輪では数千億もの費用が想定されているが、巨額の税金が無駄にならないよう、綿密な計画を立ててもらいたいところだ。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照。画像出典:edgetrends.com/What Abandoned Olympic Venues Look Like Today
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

記事提供:ViRATES

 

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