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ダイエットは減量にあらず。リバウンド王が己を犠牲にし得た極意

「ダイエットを始めたけど、続かないで結局リバウンドしてしまった」という苦い経験、あなたにはありますか? 豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、ダイエットアカデミー代表・上野啓樹さんの記事では、上野さん自身が幾度もダイエットとリバウンドを繰り返した実体験から発見した「真のダイエット」を伝授。ただ痩せるのではなく、健康的に痩せることの重要性を説いています。

ダイエットとリバウンドを繰り返していた

mineをご覧のみなさん、初めまして。ダイエットアカデミー代表の上野 啓樹です。

今日からmineを通して心も体も健康になるためのお話をしていきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

最初に、簡単に僕の経歴をお話します。大学卒業後、民間企業を経て公務員として役場に勤務。日頃の不摂生と、太りやすい体質から29歳のときに今の65キロより15キロオーバーの80キロとなり人生史上最高に太っていました

しかも、太っただけでなく、体調不良になることが多く、年に2回は風邪を引き、便秘、腰痛、慢性的な疲労に悩まされていました。それを改善したくて、ダイエットを始めました。

当時、ダイエットについて何も知らなかったので、「痩せるなら運動でしょ」ということで、“仕事が終わったら毎日4キロ走る”を続けました。最初の1週間で2キロくらい痩せて良い感じで進んでいたのですが、そんな矢先に右の足首を捻挫して走れなくなりました。

仕方なく足首が治るまで安静にしていて久しぶりに体重を計ったら見事にリバウンド!それでもめげずに足首が治ったらまた走りだしたのですが、今度は左の足首を捻挫!そして同じようにリバウンドしました。

ダイエットに対する考え方が変わった

そこで、ダイエット方法を変えて栄養士さんに栄養指導をしてもらうことに。栄養学を教えてもらい、カロリー計算までして、徹底的に低カロリー高タンパク質の食事に変えました。

今度は運動をせずに痩せていきました。

しかしある日、風邪を引いて2、3日寝込んでしまいました。風邪が治った頃に、体重を計ったらこれまた見事にリバウンド!

なんでリバウンドしたのか分からなかったので、その栄養士さんに聞きにいったら、その栄養士さんも風邪を引いて休んでいました。

その時に疑問に思いました。

「アレ?栄養士さんって風邪ひくの?健康管理のプロではないの?

そこから少しずつ、ダイエットや健康に対する僕の考え方が変わってきました。

真のダイエットとは・・・

運動して痩せても、運動を止めたらリバウンドする。運動を一生続けるのは無理だから痩せるために運動をしてはダメなんだ。栄養管理してカロリー計算して痩せても風邪は引くし、健康になるワケではない。実際、太っている栄養士さんは多いし、不健康な栄養士さんも多い

病院に行っても病気は治してくれるけど、健康にはしてくれない。ドクターで不健康な人は多く、太っているドクターも多い。

健康的にダイエットをするには自己管理する力を養うことだ!だったら自己管理して健康になるためのダイエットをしよう!

それからは「どうやったら健康になるのか?」ばかり考えるようになり、本を読み漁り、色々な人のアドバイスを受け、何を食べたら便秘になるのか?どうやったら風邪を引くのか?何時間寝たらスッキリ起きられるのか?自分の身体でいろいろと実験しました。

1週間で4キロ増やしたこともありますし、1日で3キロ落としたこともあります。

それを繰り返していくことで、今、ダイエットアカデミーや著書でお伝えしているプログラムの基礎ができたのです。

面白いことに、身体が健康になると思考も健康になるというか、考え方が変わり、安定した生活、安泰の人生を望んで公務員になったのに、逆に全てを捨ててでも人生をかけてチャレンジしたくなりました。

そこで公務員を辞めて独立する道を選んで今に至ります。

心も体も健康になる

現在、ダイエットアカデミーは福岡を本校として、東京と大阪で展開しています。

ダイエットアカデミーとは称していますが、実はお伝えしていることはダイエットではないのです。いや、確かにダイエット「も」ご提供しているのですが、実はダイエットはオマケなのです。

では何をご提供しているのかと言うと、心と体の健康です。

あなたは“健康寿命”という言葉を聞いたことがありますか?これは、実際の寿命と健康で生きている間のギャップを表す言葉です。この差が日本ではだいたい10年あります。つまり、人生最期の10年は家族や国家のお世話になって生かされているのです

ビジネスでは、転ばぬ先の杖としてコンサルタントを付けるのは当たり前ですが、1番大切なカラダの健康については、悪くなってから治療することが当たり前となっているのです。

治療することで平均寿命は延ばせても、健康寿命は延ばせません

健康寿命を前提に考えると、ただ生きているだけの「生存」ではなく、「活き活きとした人生」を歩むことが大切です。

ですから先ずは体の健康が最優先なのです。その先に、家族との幸せ、ビジネスの成功や人生を謳歌するステージが待っているのです。

しかし、健康を害すると、これら全てのステータスが崩壊します。これを読んでくださっているあなたにも是非、体の健康を手にしていただきたいそう思っています。

では、「心の健康」とは何でしょうか?

僕があなたにお伝えしたい心の健康とは“いつも自信に満ちあふれていてブレない心の状態”です。自信に満ちあふれているから、信念が生まれますし、信念を持って行動できるから、ブレないのです。

幾らカラダが健康でも、心が健康でなければ、自信も持てないし、ブレやすい人になります。自信がない人は、信念がないですし、信念がないからブレてしまい、その結果、信頼されなくなります。

自信とは自分を信じると書きますが、自分を信じるには根拠が必要です。例えば、「挑戦している自分」「努力している自分」「成し遂げた自分」。その過程で自分を信じられるようになります。

あえて過程と言ったのは、結果から自信を得られるわけではないからです。例えば、ダイエットに成功しても自信がつくかと言えばそうではありません。楽な方法で得た結果から自信はつかないからです。これまでの自分を変えるために挑戦し続け、努力するから自信がつくのです。

そして、それを「やり遂げた」という自信が信念へと変わり、ブレない自分が誕生するのです。これを心の健康と言いますが、ここでは、体の健康はもちろん、心の健康もお伝えしたいと思います。そのオマケとして、ダイエットがついてきます。

あなたが、これを読んで少しでも心と体の健康について興味を持ってくだされば、僕も嬉しいです。

健康を文化に!

ダイエットアカデミー代表 上野 啓樹

image by: Shutterstock

 

著者/上野啓樹

ダイエットアカデミー代表。公務員時代に生活習慣の乱れから激太り。直ぐに息がきれるデブ人生に終りを告げるべく、栄養士やジム等でダイエット指導を受けたがどれもただ痩せるだけの不健康な減量ダイエットであることに気づく。健康的なダイエット法を求め試行錯誤の末、健康になるダイエットプログラムを確立。公務員を辞め、健康になって人生を変えるダイエットプログラムを世に広めるため2008年に独立。2013年から「ダイエットアカデミー」を福岡、東京、大阪で開校。著書累計13万部を超えるベストセラー作家でもあり、代表作に『40歳からはカラダで差がつく!エリートの最強コンディショニング」マガジンハウスなどがある。

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