例えば仕事にしても長期休みの宿題にしても、ギリギリまで追い込まれ、まさにお尻に火が着かなければ始めない人っていますよね。ところが…、そんなタイプの社会人は「伸びない」と断言するのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。メルマガに記されたその理由を読めば、今からでも自分の行動パターンを改めたくなりますよ。
誰があなたのケツに火をつけるのか?
お尻に火が着かないと動き出さない人ってたくさんいますよね。一番わかりやすいのは8月30日で、あと2日で学校に行く、でも夏休みの宿題はやっていない、これはヤバい! となったら火が着いたと言えるわけですね。
誰だってこういう感じで火が着けばやれるのよ。この状況でやれない人ってのは、怠惰とかそういう問題じゃなくて「やらないと決めた」確信犯ですから。切羽詰まって、これ以上放置していたらヤバい事になるとわかれば誰だって動き始めるんです。
問題なのは、あなたのケツに火を付ける存在が何か? ということなんですよ。
成功出来ない人、出世しない人、ダメダメな人生を送る人というのは、この火の存在を外部に置いている人なんですね。外部というのは自分の外側ということで、自分以外の存在がスタートのきっかけになっている状態を言います。
夏休みの宿題というのは8月31日までに(北海道の方は違うみたいですが)終わらせなきゃならないわけで、その日までに終わっているのであればいつ始めても良いわけですね。ところがやりたくないものだから、ついつい後にずらしてしまい、結局、もうこれ以上延ばしたら絶対に間に合わない! という8月30日まで始めないわけですよ、おバカな学生って(私もそうでしたけどね)。
こういう人は、もしその宿題に締め切りが無かったらどうなるのかというと、やるわけないんです。だって外部に火が存在しないんですから、熱くないわけで、それなら面倒な宿題をやるわけないんですよね。
ところが同じ学生でも東大に何十人も合格しちゃうようなところの生徒ってこれが真逆なんですよ。彼らの思考って、「どうせやらなきゃならないのなら、とっとと終わらせた方が良い」なんです。だから一番早い人は一学期の終業式の日に一気に片付けるんです。全寮制のラサールなんかだと、そういう生徒が何人かいて、みなさん現役で東大に合格するみたいです。
これが外部に火がない人たちなんです。彼らは自分のケツに火が着いていなくても、自らの意志で行動を開始できるわけですね。その結果、人生で自分のケツに火が着くという状況に陥ることはないと。
学生ならケツに火が着くまでやらないというのはわからないでもないんですが、社会人でこれってホントに伸びませんよ。
何か課題を決めて、締め切りを設定してやらせると、ホントに不思議なことに、仕事ができる順番で提出してくるんです。決まって一番最後に出してくるのは一番の問題児というか、彼には全く期待もしていないお荷物社員なんです。中には出さないと覚悟を決めて逃げ切ろうとする人もいるんですが、社会人でそれをやったらホントに火が着いて熱いというか痛い思いをしますから。
そもそもこの違いってどこから生まれるのかというと、ケツに火が着かなきゃやらない人というのは、外部環境がその人の行動を規定しているということなんです。先ほども書いたように、ケツに火が着いて熱くなるから仕方なしにやるだけで、火が着かないのならやらないのです。ケツに火が着くという外部環境が存在するから行動するわけですね。
ところができる人というのは、そんな存在がなくても自らの意志で行動を開始できるんです。
行動の起点を外部に依存している人と、自らの内側に持っている人の違いであって、これこそが人生に於ける成果の違いを決定するのです。前者のタイプは人生いつでも追い込まれるまで行動を起こせず、起こした時には締め切りが迫っていて不十分な出来になってしまうか、行動を開始した時には他のライバルはとっくにゴールに近づいていて、まさに後塵を拝す状態で敗者になってしまうんです。
みなさんも新年の誓いとかやるんでしょ? それを単なる儀式で終わっちゃう人って、要するにこの行動の起点が外部にある人なんですよ。
- 今年こそ英語をものにするぞ
- 速読ができるようになるぞ
- ダイエットをするぞ
- 資格に合格するぞ
なんでも良いんですけど、出来なくたってケツに火は着かないんでしょ。そして今までの人生で外部環境に行動を規定されていたあなたは、ケツに火が着かないとわかっていることはやらないんですよ。でも英語や速読ができるようにならなくても、ダイエットに失敗しても、資格に受からなくても、誰もあなたに叱ってくれたり、殴ってくれたりはしてくれませんし、会社でクビになることもありませんし、衣食住に多大な不足を生むわけじゃないんです。だから新年の誓いがただの儀式になっちゃうのです。
今年もそんな感じで決意が希望に格下げして、そのうち記憶のファイルから抹消されてしまうということを繰り返すつもりなんですかね?
それでも、こういうネタを読んでヤル気になる人というのはまだマシなんですよ。そういう人は是非形になるまで歯を食いしばって英語なり、速読なり、ダイエットなり、資格試験をやり切って欲しいと思うわけです。
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『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』
著者/佐藤しょ~おん
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