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家族と路頭に迷わぬために貯めておくべき「最低限の貯金額」とは

もしもの時のために、保険に加入したり毎月一定額を貯金している、という方も多いかと思います。では、家族が路頭に迷わないためには最低限どれくらいの蓄えが必要なのでしょうか。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、お金に困っている人ばかりが登場する人気漫画を引きつつ、具体的な金額を記してくださっています。

最低限の蓄えが必要な理由はこれ

特上カバチ』ってマンガがありまして、この前編である『カバチタレ!』から少しずつ読みまして、ブックオフで安くなっていると買うようにしているんです。これは一般には代書屋と言われている行政書士が、自らの法律知識を駆使して、弁護士が手を掛けないような少額案件や、もしくはおカネがなくて弁護士に依頼できないビンボー人を救うというストーリーなんですよ。

これがマンガとはいえ非常にリアルで、毎回出てくる状況がホントにこういう状況ってあるよね、こういうだらしない人っているよね、こういうのでムカつく事ってあるよね、って思えて感情移入できるんです。

ところがこれらのストーリーのお決まりのパターンというか、登場人物の状況が、「おカネに困っていること」なんですね。あとほんの少し、生活に余裕があったら、そういうドツボにハマらないで済むのに。とか、そこまでしてあくどくカネに執着しなくて良いじゃんか、って人ばかりが登場するんです。先月の課題図書じゃありませんけど、おカネが無いということは何らかの自由を縛られる、制限されるということで、赤貧洗うが如しとか、爪に火を灯す生活というのは、美談じゃないんですよね、ホントーは。

ちょっとした不慮の事故やアクシデントに巻き込まれても、おカネで解決するのなら、面倒なく、気分良く物事が解決するのなら、サクッと払えるだけの余力って絶対に必要だと思うんですよ。

ずいぶん前に、おカネ持ちはたっぷりと保険に入るものだよ、という話をメールマガジンで書いたんですけど、案の定自動車保険の更新日のズレでドツボにハマる人が事件を作るというストーリーが出て来たんですよ。そんなのはまともな保険会社ならひと月以上前から連絡も来るし、電話一本で書類も書かず同条件で更新もしてくれるのに、日々の生活がカツカツだとそういうのが後回しになってしまって、後々大きなツケを払う事になるんですよね。

これは私見ですけど、ザクッと言って少なくとも3ヶ月無収入で生活できる蓄えがないと、それは綱渡りの人生ですから。家族構成にも依りますが、150万程度のおカネをいざという時に躊躇せず支払える、その程度の金額ならおカネで解決できるという蓄えは必要ですよ。特に家族持ちならね。

これが自営業者の場合には、1年間無収入でも食べられるようにしておけ、とは昔から良く聞く話です。私の場合には終身の生命保険を15年以上払込み続けているので、これを解約すれば1年は楽勝で生活ができるんですけど、こういうこころの余裕って生活を根底から支えるんです。

資本主義の良いところって、面倒な事の多くがおカネというツールを使ったら回避できるように設計されているところなんです。洗濯をしてアイロンを掛けるのが面倒だからクリーニング屋があるわけで、疲れていてゴハンを作るのが面倒な人のために外食産業があるわけですよ。

最近では家事代行、買い物代行サービスなんてのも富裕層では当たり前になっているんですけど、こんなのも人生の面倒をおカネで解決するサービスですよね。

新年早々世知辛い話になってますけど、おカネのマネジメントができない人は、この資本主義社会では決して幸せになれませんから。そういう反面教師の存在を知るためにこのマンガは非常に役に立つのです。

image by: Shutterstock
 
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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

 
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