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夏休みだからこそ子どもに家事を手伝わせるべきこれだけの理由

「家事をする子の方が成績も伸びやすい」という統計があるのをご存知でしょうか。その理由を「自主性が重要という点で両者が共通しているからでは」と推測するのは無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者・真井花さん。真井さんは夏休みを「自主性と家事を身に付けさせる研修期間」と位置づけ、この時期に子供にさせるべき家事とその際の親サイドの心構えについて記しています。

夏休みにやること

さて、本日は近づいてきた長い闘い、じゃなくて休暇のお話。

もうすぐ夏休みですね! 大人はあんまり休めない上に、学齢期のお子さんがいる家庭では、毎日コドモが家にいてメンドクサイ・・・(×3×)~んじゃないでしょうか。お昼も作らなきゃならないし、どこに行ったのか確認して、帰宅時間もチェックして…といつもよりずっっと家事が増えてしまう期間ですよね。

なので、人手が増える(?)のを逆手に取ってみましょう。いや、増えたのは人手じゃなくて手間だろうっていうツッコミはナシですよ(^Д^)。

人手がいるとできること、それはいつもやらない家事です。ルーティーンの家事をコドモにやらせて、あなた自身はいつも手が回らずやれていない家事をやってみるんです。

そう、夏休みにはコドモに家事を手伝わせるんですよ。

統計上、家事をする子の方が成績も伸びやすいとされています。一見、勉強とは関係ないように思えますが、自主性が重要という点で両者が共通しているんでしょう。家事を分担することで自主性が身に付き、勉強もすこーしづつ自主的にやるようになるんですね。こうなると、もう成績を上げるとかいう近視眼的な目標ではなく、人間力のアップが成績もアップさせるって感じですね。

コツはなんといっても

に絞ることです。家事は一回やればハイ終わりというものではありません。飽きもせず繰り返し毎日行うモノで、逆に言うと毎日やれないなら、できたウチに入らないのです。

相手はもとよりコドモです。難しいことは出来やしません。目標は「毎日繰り返す」、家事を「毎日繰り返させる」ことですから、難しいものを振る必要はないんです。

…なんでもいいんですが、5分くらいで終わるものにするといいです。それ以上かかる家事だと、コドモにはまずできず、途中で投げ出してしまいかねませんから。

ちなみに、多分トイレ掃除はかなり難しい部類でしょう。時間も掛かるし、トイレという心理的なハードルもありますからね。お子さんのレベルにも依りますが、アサインしない方がブナンなんじゃないかと思います。

そして、これをやらせる側の親がキモに命じておくことがあります。家事をやらせる側の心得としてキモに命じておきたいのが、必ずやらせることです。ズルけてやらなかった場合でも、大人がやってはいけません

ここはぐぐぐっとガマンして、そのまま家事を渋滞させるんです。ゴミを集めなかったら、そのままゴミだらけの部屋になるんです。で、ゴミだらけの部屋を見せながら

と叱ることです。いや、思い切り実体験を元にして言えるんですが、こういう姿勢はとても大切です。

コドモはもともと家事の手伝いなんか大嫌いですよ。進んでやるわきゃありません。まあ、自主性を養うのが目的のひとつなんですから、やる前から自主性があるはずないんですよね。

むしろコドモらしいずる賢さで、なんとかサボれないかなあ・・・・・・(`~´)と考えを巡らしているものです。おそらく夏休みの間に遅かれ早かれ、サボるときは来ます。このとき、うっかりやってしまわないことです。やれば必ず味をしめ、次からは「このくらいはセーフ」として徐々に大胆にサボるようになっていきますから。

いや、コドモのころ同じことを考えて実行してみましたが、ものの見事に玉砕したので、よく分かるんです(^Д^)。

夏休みに私が毎日家族の朝食を作ることになったんですが(いや、そうしなさいと決められただけですが)、そりゃもうイヤでイヤで( ̄∇ ̄)。で、私がズルけて作らなかったりすると、誰も作らないし食べない(◆_◆;んです。父は母に作るよう言わないどころか、私を叱るんですよ。もう逃げようがないんだなって悟って仕方なくイヤイヤ毎日朝食を作りました( ̄∇ ̄)。まあ、今となっては良い思い出です。

そろそろやってくる長い闘い。それは、お子さんの自主性と家事を身に付けさせる研修期間なんだと思いますよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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