常に流行の最先端をゆくアメリカ、ニューヨーク。そこで注目を集めているのは6〜12歳の子どもたちをターゲットにしたナイトクラブというのだから驚きです。ナイトクラブは不良の溜まり場だ!なんて考えはもう古い? NY在住で『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者・りばてぃさんが、親たちにも人気のナイトクラブ「サーキッズ(Cirkiz)」を紹介。さらに、日本で人気のDJ住職についての話題も取り上げています。
子ども向けナイトクラブのサーキッズ
うちのブログやこのメルマガをご購読の皆さんはすでに認識されていると思うが、アメリカでは2007年にベビーブームが起こった。
それまでもっとも出生数の多かったベビーブーマー世代(日本の団塊の世代に近い)をも超える赤ちゃんが生まれたのだ。
その子たちは、今では10歳。
この現在、10歳前後の世代の人口がかなり多く、その世代を対象にしたビジネスも多々生まれている。
その中で、非常に興味深いのが、子ども向けナイトクラブの「サーキッズ」(Cirkiz)。
ハウス音楽などのかかる大人向けではなく子ども専用のダンスパーティーだ。
主な客層は6~12歳の子どもたち。
お酒ではなく子ども向けジュースやお菓子が用意されるが、音楽は大人でもノリノリになれる本格ハウスミュージックなどのEDM系がかかる。
そこに集まった子どもたちはノリノリに踊りまくる。
ナイトクラブなので顔にはライトで光るペイントをしたり、腕や髪の毛の飾りも光る装飾。
LEDライトをつけてキラキラ光るロボット人間が子どもたちと戯れ、本格ブレイクダンサーがショー披露。
子どもによる子どものためのダンスクラブとなっている。
ちなみに、音楽担当も子ども。
現在10歳のDJ Alden君がメインDJを務めている。
ニューヨークの地元メディアのニューヨーク・ポスト紙によると、ダンス好きの子どもたちは多いので、ありあまる
エネルギーの発散場所になっていて親御さんも推奨。毎週末、連れていきたいほどだという。
(ご参考)
このサーキッズ、オープンは2014年8月。
お誕生日会なども開催できるため、一気に人気となり、雑誌New YorkMagazineの特集、「Reasons to love New York right now」(今ニューヨークを愛する理由)の2014年度の45位に選ばれているほどでまさに多様なニューヨークだからこそ実現したビジネスなのかもしれない。
(ご参考)
ところで、日本では今、お寺の本堂がダンスフロアになるなんてのがあるそうだ。
お経をテクノに乗せるDJ住職がいるらしい(笑)なかなか興味深い。
報道によると、福井市の照恩寺が、お経をテクノ風にアレンジした音楽法要をおこなったところ話題に。
若者だけではなく、地域のお年寄りや子どもたちにも好評なのだとか。
へぇ~。
記事に掲載されているYouTube動画を見ると、皆さん静かに聴き入ってて、ちょっと不思議な感じはするけど(アメリカだったらノリの良い音楽聞いたらみんなうずうずして踊ってしまうと思う)昔と違って足の遠のくお寺のPRには最適なのかなと思う。
(ご参考)
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