韓国国防省は9月4日、「北朝鮮で弾道ミサイル発射の兆候があり、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性もある」と発表しました。3日には核実験も行っており、予断を許さない状況が続いています。そんな中、韓国在住の著者による無料メルマガ『キムチパワー』では、現地の新聞に掲載された「ユダヤの予言」を取り上げ、その不気味な現実との符合を指摘しています。
23年前のユダヤのラビの予言
今年8月21日にはアメリカの皆既日食が話題だった。サングラスをかけて皆既日食を見ようとしている人々の頭の中には、99年ぶりの日食をなんとしてでもみておこう、という思いしかなかっただろう。
でも、この皆既日食が実は、ユダヤのラビ、ヨセフ・バーガー師によれば、今から123年前の1894年にユダヤ教のラビによって書かれたある書に、そのことが書かれているという。北朝鮮とアメリカの紛争の結果として起きる衝撃的な事象を、皆既日食という天文学的な出来事として象徴しているのだというのである。
ところで、9月4日の韓国・中央日報によると、また別の予言のことが書いてあった。それは、23年前の1994年12月、ユダヤのラビであるサディア・ナフマニの、北朝鮮と米国間に起こる「核惨事(Nuclear apocalypse)」についての衝撃的な予言だ。
23年前のその当時は、サダム・フセインやカダフィなど中東地域の独裁者の横行がイスラエルのメディアに注目された時だった。ナフマニ師の名指しした国「コリア」は、イスラエルの現地ではあまり知られておらず遠く感じられていた。
ナフマニ師の予言は、
ユダヤを破壊する核戦争は「コリア」で開始される。
未来に起こることをあらかじめ言っておく。シリアでも、ペルシア(イラン)でも、バビロン(イラク)でも、カダフィ大佐でもない。それは、まさにコリアである。
とし、韓国の首都ソウルを指して、
ソウルが終末(アルマゲドン)の根源地になるだろう。
と結んでいるのである。
ソウルは、ヘブライ語で「闇」を意味する単語である「ショール(sheol)」と発音が似ている。彼は聖書の一節を引用して、「鼻に火がついて最後の審判の火で燃えるだろう」と予言した。
コリアが見える。核が爆発する。私たちは悔悟しなければならない。はっきりと知っておきなさい。ホロコーストよりさらにみじめなのだ! コリアで核兵器(nuke)が爆発するだろう。
ナフマニ師は、第3次中東戦争(67年)、第4次中東戦争(73年)、そして湾岸戦争(90~91年)勃発などを正確に当てて話題になった。
新聞の内容はこういうものだが、この予言、なんとか当たらないでほしい。しかし、ユダヤの予言がここ朝鮮半島のことを語っているというのが、なんとも不思議ではある。それも単発ではなく複数個も。信憑性のほどはわからないものの、あながち無視しておくわけにもいかない内容だ。
折りしも9月3日の水素爆弾の実験をみると、北は、ソウルに核をぶち込むこともありなんじゃないかと思えてしまう。これに対して、韓国も米も日も、なすすべがないのが大問題だ。今夜あたりから、米、日、韓での秘密会談でも開かれるのであろうか。
いまのところ平穏の韓国・天安よりこれを書いている。テレビニュースはどこを回しても、北の核一色だ。