MAG2 NEWS MENU

ブサイクを売りにしたガールズバンド「CHAI」が拓く新たな市場

太っている、目が小さいなど、容姿のコンプレックスを逆手に取り、「コンプレックスはアート」という新たな価値観を伝えるために活動する今注目のガールズバンド「CHAI」をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、世間のマイナスイメージを利用して新市場を開拓するコツを明かしています。

「新提案」で、「新市場」を創り出せ!

4人組ガールズバンドの「CHAI」をご存知でしょうか。「ブサイク」というコンプレックスを歌詞にして、「NEOかわいい」を発信したいと意気込んでいる、いま注目のバンドです。

彼女たちの目標は、「かわいいの価値観を変えること。歌詞の中にも出てくる、「目ちっちゃい」「鼻低い」「くびれてない」「足太い」などのコンプレックスを魅力に変えてしまおうという、熱い想いが込められています。自分はブサイクだと思っている女性へのメッセージソングなのです。

これまでの音楽界には、あまりなかったアプローチ。すなわち新しい試みなので、そこには新しい市場が生まれる可能性があります。「ブサイクはかわいい」「ブサイクはカッコいい」という市場です。その分野は、音楽に留まることなく、さまざまな広がりを見せるかもしれません。

以前、ぽっちゃり体型の女性向けファッションが話題になりましたが、これも新しい試み、新しい提案として、社会に受け入れられ、定着しました。

また、「ブス」という名前のスナックがあり、失礼ながら文字通りブサイクな女性たちが接客しています。最初は興味本位でやって来ていたお客さまが、そこの女性たちの魅力を知り、常連さんになっていたりします。

開き直ってアプローチしたことで、そこに新しい世界を生み出したのです。社会においてマイナスイメージで捉えられていたものを敢えて表舞台に出すことで、新しい価値が創造されているのです。

世の中には、まだまだ眠っている可能性があります。それを見つければ、新しい市場が創り出せるのです。

image by: CHAI - Home | Facebook

佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント)この著者の記事一覧

なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座 』

【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け