食事の栄養バランスが崩れ、若者を中心に「栄養失調」になる人が増えているようです。しかし実際のところ、肉・魚・野菜をバランス良く献立に取り入れるというのは難しいですよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、ちょっとの工夫で上手に野菜も摂れる「裏ワザ」を紹介しています。
野菜を食べる
さて、本日は食べにくいものを食べるお話。
現在の日本の食事は、肉と脂が過剰だと言われています。ま、解る気がします。肉と脂って、いかにも食べた~って感じがしますし、ごちそう感がありますからね。
でも、コレでオナカがいっぱいになってしまうと、相対的にこれ以外の食品が不足し、結果的に栄養失調になってしまったりするんです。最近は20代の若い女性にも深刻な栄養失調が広がり、妊娠できなくなっていたりすることもあるそうです(゜o゜;
なので、家庭では出来るだけこの不足を解消したいですよね。
…というハナシは、よく解っているんだと思うんです。それにもかかわらず、家庭で野菜を食べられないのは、何故なのか。まあね、やっぱりメインとして、肉や魚の方が華やかで食べ応えがあるため、つい選んでしまうんですよね。これが前提としてあると、野菜を食べるためには副菜を作る必要があるわけですが、調理のスキルが低いころには同時調理できないんですよね。その結果、副菜が作れないと。まあね、コレも解る。
なので、このふたつ、肉や魚をメインにしたい、でも同時調理はできないということを前提にして、考えてみましょう。
結論から言いますが、買っている総菜を見直すべきだと思います。先のふたつの前提を持っている方は、おそらく野菜料理の大半がサラダなのではないかと思います。まあ、付け合わせ程度の軽めのサラダをなんとか作る感じで、あとは野菜の総菜(和風の煮物とかサラダとか)をたまに買っているのではないでしょうか。
でも、それが違うんだと思うんですよ。むしろ買うべきなのは肉や魚の半加工品や総菜です。たとえば、すぐに食べられる酢豚や煮魚、ロールキャベツ、あるいは焼くだけになっているハンバーグとか味噌漬けとか。これを一から作る手間を市販品を買うことによって省き、その分野菜のメニューを作るべきなんです。たとえば
- 筑前煮
- 温野菜のサラダ
- おひたし
- 具だくさんのスープ
- 野菜炒め
などです。メインの一品がほぼ出来ているなら、野菜料理を作る時間はあるはずです。
特に、家庭で野菜料理を作る場合には、買ってきた根菜類を一度に切ったり茹でたりしておき、これを繰り回して食べることが可能です。たとえば、一本の大根を2センチくらいの厚みの輪切りにしてちょっと堅めに茹でておくんです。これを
- 味噌汁の具
- ぶり大根の具
- 鍋物の具
- 大根ステーキ
- ふろふき大根
などにしてしまうんです。あらかじめ茹でてあると、味がしみやすく煮物もカンタンにできますし、味噌汁・鍋物の具にしてもすぐに煮えますから。
なんとかして家庭で野菜を食べる。栄養失調を防ぎ健康を守るために必要なことだと思いますよ。
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