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「コピーや弁当買いは誰がやっても同じ」と思う人が出世しない訳

仕事ができる人、できない人の差は多く語られていますが、「雑用を雑にやっているか否かだ」と指摘するのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは「雑用はビジネスのキング」とした上で、「出世したければ雑用のプロになれ」と記しています。

雑用はビジネスのキングなのだ

仕事が出来ない人って、颯爽と仕事をしている人を見ると、システマティックにテキパキとやるべき重要なことをムダ無く、効率的にやっていると考えるものです。ところが実態はそんなにキレイなモノじゃないの。むしろドタバタの連続で、その場その場で臨機応変に手を打たなきゃならないことばかりをしているんです。

だいたいね、文書化されていてルーティーン化されてた仕事を、ホワイトカラーがやるわけないの。手順が決められて、条件分岐まで見極められているのなら、もっと賃金の安い人にやらせるに決まってるでしょ。

そう考えたら、経営幹部の仕事なんてすべてがイレギュラーな雑用なんですよ。いつでも、何をやっても、

 ● は? そんなケースは初めてなんですけど…

と言いたくなるような場面で、自分の責任で最も正しい道とやり方を見つけなきゃいけないという、なかなかムリゲーに近いことをやり続けているんですよ。もちろんその判断や思考が間違っていたら手痛いしっぺ返しが待っているわけで、最悪の場合それだけで会社を放逐されることだってあるんですから。

ルーティーンの決まり切った、やる前から結論や未来が分かっている仕事がどれだけラクなのかを、こういう仕事をしたら思い出しますから。

みなさんは今、こんなルーティーンの仕事をやっていると思うんですが、その中でも雑用と分類出来る仕事がありますよね。いつもの仕事に付随している、でもたまたま今しかやらないような仕事。こういう雑用を雑に用いる人は出世しませんから、注意して下さいね。

そのマインドって要するに、決まり切った手順の範囲内でしたら、完璧にやれるんですが、そうでなければテキトーにやりますよと宣言しているのと同じですから。

仕事の本質は雑用なの。雑用からグレードが落ちて、手順化、文書化されたものをルーティーンというの。だから雑用を真剣に楽しめるように仕事をしなきゃだめなの。

ダメな人って、文書化されたルーティーンを大事な仕事だと考えてそちらを優先的にやろうとするのよ。これって完全におバカな人の発想ですから。ルーティーンなんて誰でも出来るようになってるんですから、そんなのは他の人に任せたら良いの。隙があれば、ルーティーンではなく、イレギュラーで文書化されていない仕事に精を出すの。

そしてその仕事を完璧にやるには、どことどこに神経を配れば良いのかもっと効率良く美しくやるためには何をどうしたら良いのか?を考えながらやるの。

たかだかコピーを取ったり、名簿を並べたり、お弁当を買ってくるだけのような仕事でも、そのアウトプットには優劣が付いているんですよ。こんな仕事は誰がやっても同じだろう? って考えてますよね。だからあなたは出世出来ないの。たかがコピーを取らせるだけでも、クオリティーに差が生まれるから、そんな差を生み出した人が出世しちゃうの。

みなさんは、そんな低俗な仕事はテキトーにやっておけば良いやと考えて、質の低いアウトプットしか出さない、出せないから、いつまでもうだつが上がらないの。つまりそれは、雑用を一段下の仕事だと認識するところから始まっているのよ。

ですから出世したければ、これからは雑用のプロになりなさい。そこを目指しなさい。本気でそれを目指したら、考えなきゃならないこと、やらなきゃならないこと、注意しなきゃならないことの全てが変化するから。それこそが今のあなたに足りない部分なの。つまり君がダサい仕事しか出来ない理由もそこにあるの。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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