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「学びや気づきを妨げる3つの考え方」を逆手に取り成功する方法

本を読んだりセミナーに参加してみたり、積極的に学びの機会を作っているのに「いまひとつ実になっていない」と感じること、ないでしょうか。もしかすると、あなたの中にある「3つの考え方」が、新しい学びや気付きを妨げているのかもしれません。今回の無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを! 』では著者の石丸智信さんが、学びや気付きを妨げる「3つの考え方」への立ち向かい方を考察しています。

学びや気づきを妨げる3つの考え方とは

私たちは、様々なところで学んだり、気づいたりしているのではないでしょうか。例えば、本を読んだり、学校などで先生から話を聴いたり、講演会などで登壇者から話を聴いたり、テレビやホームページなどを見たり、他者の行動を見たり、他者からの注意や問題の指摘であったり、街中を見たり、色々なところから学びや気づきを得る機会があると思います。

こういった様々な学びや気づきを得る機会がある中で、自分が、なかなか学びや気づきを得ることができないこともあります。そこで、学びや気づきの得ることを妨げる考え方について考察していきたいと思います。

学びや気づきの得ることを妨げる考え方として、3つの考え方が挙げられます。1つ目の考え方は、「これまでの経験や実績周りからの影響などに基づく固定観念」です。2つ目は、「注意や問題といった言葉の受け止め方」です。3つ目は、「自分事として置き換えることができない」という考え方です。

では、まず1つ目の考え方である「これまでの経験や実績周りからの影響などに基づく固定観念」について考えていきます。

私たちには、これまでに、何らかの成功した体験あるいは、うまくいかなかった経験といったものがあると思います。自身のこういった経験、体験に加えて、これまでに接したあるいは、見聴きした周りの人たち(親、先生、上司、好きなスポーツ選手など)からの影響を受けるなどして、自分自身のこうあるべきなどといった固定観念が作られてきたと思います。きっと、子どもたちよりも大人の方が、様々な固定観念を持っているのでしょうね。

一概に、固定観念を持つことがいけないということではありません。固定観念を広く捉えると、自分の軸信念と言い換えることができるかもしれません。自分の中で、ブレない軸、信念などを持つことは必要だと言えるでしょうね。しかし、その自分の固定観念(軸・信念)にあまりにも縛られすぎると学びや気づきを得るチャンスを失ってしまうことにもつながりかねません。

私自身の例で言うと、以前、テレビ番組において、ある研修が取り上げられていて、その研修手法が、私の固定観念からしたら、「こんなのあり得ない」「邪道だ」などと思って、感情的になってしまったことがあります。でも、冷静に考えたら、その研修手法を反面教師として学ぶこともできたと思いますし、「どうしてこの手法を取り入れているのか」と考えを深めていくことによって、自分の中で学びや気づきにもなったのではないかと思います。

自分自身の固定観念を一旦外してみて、白紙の状態から素直に見聴きしてみるという視点も、学びや気づきを得ていくためには、必要なことになるでしょうね。

学びや気づきを妨げてしまう考え方の2つ目である「注意や問題といった言葉の受け止め方」について考えてみます。

注意や問題といった言葉を聞くと、どのような印象を持つでしょうか。どちらかというと、あまりいい印象は持たないのではないでしょうか。私自身もそうですが、注意を受けたり、問題を指摘されるとヘコんでしまいますから、注意は受けたくないとか問題を指摘されたくないと感じることが多いのではないでしょうか。

そこで、視点を変えて、注意や問題を指摘されるというのは、自分の考え方や行動などを改善するそして自らを成長させるチャンスだと受け止めてみるとどうでしょうか。「注意される」「問題を指摘される」ことが、新たな学びや気づきを得ることにつながると受け止めることもできるのではないでしょうか。

例えば、お客様から苦情・クレームを受けたとします。この苦情・クレームをお客様からの貴重な意見と捉えてみるとどうでしょうか。お客様からの意見から学んだり、気づいたりすることで、商品やサービスに対する改善アイデアにもつながっていくこともあるでしょうね。

もちろん、実際に苦情、クレームを受けたその時は、それに適切に対応することが優先されますし、また、注意や問題というとネガティブなイメージが根付いているので、なかなかこういった視点を持つのは難しいですが、学びや気づきを得ていくうえでは大切な視点だと思います。

3つ目の学びや気づきを妨げる考え方として、「自分のこととして置き換えることができない」という考え方が挙げられます。

学びというと、知識そのものを覚えること、習得すること、という印象が強いのではないでしょうか。学びや気づきというのは、知識を覚える、習得することだけではなく、その覚えた、習得した知識を「自分の置かれている状況や立場などに置き換えるとどのように活用することができるか?」という視点を持つことが学びであり、気づきだと捉えることもできると思います。

書籍や講演などにおいて見聴きする知識などは、一般論だったり著者や講演者自身の具体論だったりします。自分にとっての学びや気づきへとつなげていくためには、一般論であれば、この知識自体を覚えるとともに、一般論を「自分にとっての一般論」に置き換え、それを「自分にとっての具体論」へと置き換えて深めていくことが必要だと思います。

また、著者などの具体論であれば、その具体論を一般論である知識や理論に置き換えて、それを「自分にとっての一般論、具体論」へと深めていくことが大切になるでしょうね。このように、一般論などの知識を見聴きした時に、自分にとっての具体論へと置き換えることで、「この知識はここに使えるあそこで活用できる」という新たな学びや気づきへとつながっていくと思います。

今回は、学びや気づきを得るための考え方について考察してきました。この3つの考え方は、大人だけではなく子どもたちがこれから学びや気づきを得ていくためにも必要な視点ではないかと考えます。私自身も、この3つの視点を持ちながら、新たな学びや気づきを得ていきたいと思います。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 いしまるとものぶ 【発行周期】 週刊

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