MAG2 NEWS MENU

なぜ中華料理屋のメニューにパフェがあるだけで話題になるのか?

お店を繁盛させるために駆使すべき、「あの手この手」を毎回紹介してくださる無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』。今回は著者の佐藤きよあきさん自身が驚いてしまったという、意外なテクニックの数々を取り上げていますよ。

なぜウケる? 中華そば屋なのに、パフェが美味しいお店

天ぷら屋さんでオムライスが出てきたら?イタリアンのお店でうどんが出てきたら?

お客さまは驚きとともに、「なぜ?」という疑問を持ちます。わからなければ、店主に聞く人もいます。注文する人もいます。疑問は興味に変わり、気になって仕方がありません。聞く人は店主とのコミュニケーションとなり、注文する人はワクワク体験となります。何れにしても、お店にとっては有益なこと。

さらに、変わり種には話題性があるので、マスコミに情報が流れたり口コミとして広がったりします。事例をあげれば

これらは、常識的には想像できないメニューを提供しているお店です。店主の趣味的なものもあれば、お客さまの要望もあります。違和感のあるメニューかもしれませんが、それが逆にお客さまの興味をそそるのです。

味のレベルは決して最上級ではありません。しかし、「中華そば屋なのにパフェ!?」という驚きが、美味しさのベースをアップさせているのです。つまり、パフェ専門店で食べるより、その場では美味しく感じるということです。

人は意外性に弱いとも言えます。驚きにアドレナリンが出て、軽い興奮状態になると、冷静ではいられなくなります。それが、“美味しい”に繋がるのです。

お客さま数が伸び悩んでいるのなら、“変わり種メニュー”を考えてみても良いかもしれません。

すき焼きの味

明治13年創業のあるすき焼き屋さんは、景気によってすき焼きの味を変えると言います。一体、どのように変わるのでしょうか。

景気が良い時は甘口悪い時は辛口にするそうです。

お客さまの心理状態によって好みが変わるということです。長年の経験によって導き出した、究極のテクニックだと言えますね。お見事です。

image by: Shutterstock.com

佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント)この著者の記事一覧

なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座 』

【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け