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インフルエンザにかかったらいつ出勤できる?治癒証明書は必要?

東京都内でインフルエンザ定点医療機関からの第49週(12月2日から12月8日まで)の患者報告数が「流行注意報基準」を超えたことが東京都のHPでわかった。インフルエンザの流行は日に日に広がっており、さらに大きな流行へ拡大する可能性も大きい。インフルエンザ対策のポイントや、かかってしまった際はいつ職場復帰できるかなど、今一度確認しておこう。

日に日に広がるインフルエンザ

都内にある419ヶ所のインフルエンザ定点医療機関からの報告によると、12月2日〜12月8日までの患者数は、都内平均で1週間に10.36人。患者報告数が1週間に10.0人を超えた保健所は、都内31ヶ所中15ヶ所で、管内人口の合計は、東京都全体の55.04%とのこと。また、集団感染事例は12月8日時点で610施設にも及んでいる。日本のネット上では、発症報告や職場の状況などを報告する声が毎日あがっている。

インフルエンザ対策のポイント

東京都によると、インフルエンザ対策のポイントは以下の5つ。

インフルエンザ発症、いつから出社して良い?

インフルエンザは、発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれている。学校保健法では、「インフルエンザ発症後5日かつ熱が下がった後2日(幼児は3日)」の間に休むことになっている。インフルエンザになってしまったら、「発症日」と「熱が下がった日」を把握しておくことが必要だ。

「治癒証明書」の提出を求めることは望ましくない

休むべき日は学校保険法にて定められているにも関わらず、保育園や幼稚園、小学校、中学校、高校も、インフルエンザの「治癒証明書」や「登校許可書」を求める施設がまだまだあるとyahoo!個人で感染症専門医の忽那賢志氏が投稿している。しかし、これらの発行は義務付けられていない。厚生労働省も、「令和元年度インフルエンザQ&A」のQ18にて、「職場が従業員に対して、治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることは望ましくありません」としているため、証明書の提出は不要だといえるだろう。

体調不良を感じたら、無理をせず休む

先日、共同通信が報道じた、東京都新宿区で観光バスの「はとバス」がハイヤーに追突した死亡事故。バスの運転手は事故当日の朝に市販薬を飲んでいたが、点呼では「健康状態に異常はない」と報告していたとのこと。事故後に運ばれた病院で、38度以上の高熱があることがわかり、インフルエンザと診断された。運転手は「事故を起こす前後の記憶がない」「気づいたら街路灯に激突していた」と話していたという。

初めは症状が軽く、「ただの風邪」と思っていたとしても、インフルエンザだったというケースもある。インフルエンザではなかったとしても、症状が悪化し、危険な目に逢うケースも十分にあり得る。体に違和感を感じたら、無理をせず休むことが重要である。

インフルエンザ流行を報告するTwitterの声






※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: yahooニュース厚生労働省livedoorニュース

image by:Shutterstock

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