熊本県天草市の職員が、歴史的資料に油性ペンで直接文字を書き込んでいたことが判明したとテレビ朝日などが報じた。ネット上では驚きや呆れた声などさまざまな意見が挙がっている。
“歴史的史料”に市職員が…油性ペンで書き込み https://t.co/lyhSbVYGqo
— テレ朝news (@tv_asahi_news) December 17, 2019
中には市の指定文化財も
油性ペンで番号など直接書き込まれていたのは、熊本県天草市の天草ロザリオ館などに保管されている掛け軸やびょうぶなど。資料は展示会などのため、市民などから預けられていたもので、そのうち書き込まれていたのは全部で180点にもなる。中には市の指定文化財も含まれていたという。
これについて天草市は「所有者の方々に対し、深くおわびしたい。早急に修復や補償の協議をしていきたい」とコメントしている。
ロザリオ館とは…
ロザリオ館は、熊本県天草市天草町にある、隠れキリシタンたちの生活や文化などに関わる貴重な遺産を集めた資料館。映像ホールでは、天草キリシタンの歴史や姿を3D立体映像で紹介している。
Twitterの声
今回の問題について日本のネット上では、さまざまな声が投稿されている。
歴史的史料に油性ペンで書き込まれたのも「史料をよく知らない人間が史料を取り扱える」今を表していて、これもまた歴史の一ページなんだと思ってる。
— 中条 (@nakajo_k) December 20, 2019
学芸員じゃなくても付箋のノリもテープの粘着も資料等にも使用禁止な事、図書館の書物に付箋付けたまま返却されて剥がしたら文字のインク迄取れたとニュースで見てから調べた。なぜ歴史的史料扱う職員が…どうするんだろ。
— dm (@ke_mahalo) December 19, 2019
歴史的史料にマジックで直書きすんのすげえな。たまに歴史的に貴重な物が個人の蔵や屋根裏なんかから出てきたりするけど、そうやって個人が持っててくれたから今まで遺った物もあるんだろうな。時の権力者が価値を認めなければ消えてしまうんだなって実感することがここ数年起こりまくってる気がする。
— さやことり (@100_sayako) December 19, 2019
歴史的史料に油性ペンで書き込みした件、叩かれるのは仕方ないけども、仮に俺が同じ立場だったら同じミスしそうだから、あんまり責める気にならない。
— さらす (@umbrellappx) December 19, 2019
歴史的史料に油性ペンかぁ。
箱になら側面に付箋ぐらいは良いのではないかと思ってた。さすがに直に油性ペンは…ないかなぁ(笑)
でもこれ知らなかったわ。箱ならいいでしょって感じだった、知らないって怖いな…勉強勉強— りょー (@ryo_tw12) December 18, 2019
歴史的史料に職員がマジックで書き込みをした件、歴史を守る云々もそうだけど、そもそも市民から預かっているだけの物に油性マジックで書き込みをするっていうことが信じられない。歴史理解とか知性とか以前に、常識が圧倒的に足りてない。借り物は現状保持して返すものでしょうに。
— 雨宮黄英@お仕事募集強化中! (@Amamiyakie) December 18, 2019
うーん、これはもう仕方ないんじゃないか
俺も歴史的史料とか言われても、中身が確認できるんだったら端っこに番号書かれててもいいじゃんって思ってしまうしなぁ— ち (@KindpeopleR) December 18, 2019
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source:テレビ朝日、yahooニュース、天草ロザリオ館
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