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心に悩みを抱える母が、子供のおねしょ解決への道で見つけたもの

「子供がもう5歳なのに毎日おねしょをしてしまう」という相談から始まった、今回の無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』の著者・パピーいしがみさんに寄せられた悩み。当初は、子の心と身体の成長に即した対応についてやり取りしていましたが、深掘りしていく内に、お母さん自身が抱えていた不安や悩みと向き合い始めていきます。パピーいしがみさんはどうアドバイスしたのでしょうか。

おねしょ

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は「おねしょ」について、ご紹介させて頂こうと思います。

おねしょ…子供ならだれでも通ってくる道ですよね♪ですが「お泊り保育までにはなんとか卒業させたい」とお考えのお母さんは多いと思います。

今日ご紹介する菜の花さんは、お子さんがおねしょしないように頑張るぞ!とパンツでチャレンジするものの…毎日失敗で、どうしたらいいものか?とお悩みでした。

そうですよね。せっかく「頑張るぞ!」と思っているのに「オムツ履いて」とは言いにくいです。でも、この寒い時期、布団も乾きにくいし風邪もひき易い。どうしたら良いかな?と思います。

菜の花さんからはこんなメールを頂いていました。

パピーさん、おはようございます。菜の花です。いつもフォローメールやメルマガ配信ありがとうございます。(この頃の変化ですが)寝る前の絵本や子守歌を歌っている間にすぐ寝てくれるようになりました。

 

又、寝るまでの一緒にいる時間に、以前は話してくれなかった保育園の事などをいろいろ話してくれるようになりました。チャレンジ精神や「自分でやる!」と言う事も芽生えてきています。1人でのお買いものも、わからない事は店員さんに聞いたりしているし、なかなか娘はしっかりしているんじゃないかしら?なんて親バカしています。

 

今回の相談は1人娘(年中さん)との関わりについてです。主におねしょについてです。昼間は完璧なのですが、夜のおねしょは毎晩です。私としてはオムツをして欲しいのですが「チャレンジする!」といいながらパンツを用意するので、毎朝世界地図が布団に更新されています。

 

怒ったりはしません。「お母さんもおねしょしてたし、テレビに出てる人もじいちゃんもみーんな子どもの時はおねしょしてたんだよー」なんて話しています。それで大丈夫ですか!?5歳で毎晩おねしょって心配いらないですか?

5歳の娘さんが自分から「おねしょを克服したい」「チャレンジする!」と頑張っている所、なかなかオムツにしてほしい…とは言いにくいですよね。でも菜の花さんが偉いな♪と思うのは、娘さんが毎晩おねしょをしても、それを叱ることなく「誰でもするんだよって娘さんをフォローしてくださっている所です。

ただ、寒くなってきた秋から冬に向かう今の時期は、オムツ外しやおねしょ対策には、ちょっと向かない季節でもあるんですね。なので、このようにお返事しました。

菜の花さん、こんにちは。パピーいしがみです。メール拝見しました。今回のご相談は「おねしょ」についてでしたね。

 

「私としてはオムツをして欲しいのですが、チャレンジする!といいながらパンツを用意するので、毎朝世界地図が布団に更新されています」

 

なるほど…。おねしょもその子によって、早く克服できる場合と、なかなか治らない場合があるのですが、5歳ぐらいではおねしょをしても異常ではないと思いますし、多くの子供たちが通ってくる道だと思います。又、今の時期、寒くなってきたこともあって、おねしょしやすい事もあると思います。

 

ただ子供のおねしょの一番の原因は「体の機能の発達」と言われています。なのでどんなに本人が「おねしょしないぞ!」と思っても、それが結果に現れない事もあるんですね。

 

おねしょが続く子で、できるだけ早くおねしょから卒業してほしいとお考えの方には「夜眠る時にあまり水分を取らない事」や「眠った数時間後にトイレに誘っておしっこをさせる事」をお勧めします。

 

又「できればチャレンジは春から夏がいいですよ」とお返事します。と言いますのは、やはりお漏らししたオシッコが冷えて、風邪をひいたりしますし、汗をかきやすい時の方が膀胱にたまる尿が少なくなるので成功しやすくなるからなんですね。なので今は時期的にも、タイミングがあまり良くないと思うのです(夜起しても寒いですしね)。

 

本人が「チャレンジする」と言って頑張っているので「オムツにして」とは言いにくいとは思いますが、今の段階では、夜眠る時にはパンツで眠るとしても、親が眠る時に(こっそり)紙おむつに替えるようにされたらいかがでしょうか?

 

身体の機能が整えば、夜の水分摂取量を減らすことで、おねしょの頻度は格段に減ってきます。紙おむつでおねしょをしなくなったら、パンツで「本当のチャレンジ」をすればいいと思うのです。今、毎日おねしょをしてしまう…としたら、まだそこまで体の機能が成長していない、という事だと思いますから(^^)

 

本人のやる気は素晴らしいですが、体調を壊さないためにも(毎日の洗濯や布団干しから解放されるためにも)眠っている間の交換をお勧めしたいと考えますが、いかがでしょうか?

私としては、子供のやる気を損なわず、子供が眠った後に、パンツを交換してあげたらどうかな?とご提案したのですが、菜の花さんは、オムツに替えることなく、又、本人のやる気を損なわない方法を見つけられたそうです。

「この子の為なら私はがんばれる」

パピーさんこんばんは。娘のおねしょの事で相談させて頂きましてありがとうございました。

 

シングルマザーになった事で(精神的に)毎日おねしょしているのかと思って不安でしたが「よくある事」と言っていただいて安心しました。すぐの返信とってもありがたかったです。

 

パピーさんのお返事に「夜中起こすのも寒いし、パンツを履いてお布団でおねしょするのは冷えて体調を崩す」と書かれていましたので私も納得し、改めて追加のオムツを買いに行きました。

 

そこで、私は知らなかったのですが、パンツに張り付けるおねしょ用のオムツがあるのですね(しかも紙パンツより全然安いのです)!これは!と思いすぐに買いまして、娘に

 

「最近寒くなってきたじゃない?おねしょして着替えるのも○ちゃんとっても寒いと思う。だからお母さん紙パン履いてくれたら嬉しいなぁって思ってたんだけど、こんなのみつけちゃいました!ババーン!!」

 

≪貼るオムツ登場≫

 

「なんと○ちゃんが履きたい好きなパンツが紙パンになる貼るオムツ!お母さんも女の子の日にしてるのと一緒なの(^^)お揃いね♪」と言ったら「ママそれ良い考えー!ありがとう!嬉しいー!」と言って、その日の夜から自分でお風呂の準備をするときに用意してくれました。

 

はりきって「チャレンジする!」と言っていたので応援したいし、布団は買い換えればいいやと思っていましたが、やっぱり娘も寒かったみたいです。たまに漏れちゃうのですが量が少ないし、すぐ乾いて娘もびちょびちょな訳ではないので良いみたいです。どっちにしろ、いずれ布団は買い換えるので気にしません。本当の「おねしょ対策」は、暖かくなったらチャレンジしようって思ってます。

 

そして、実はこのメールでこっちがとってもとっても話したい事なのです!2日前にイライラして、つい大きな声で怒ってしまった事を謝ったんです。そしたら「私は怒ってるお母さんも笑ってるお母さんもどっちも大好きだから気にしないで♪私がもしもし(スマホです)の変な所押しちゃったから怒ったのわかってたし、私もごめんね」って言ってくれたんです。

 

私、ありがとうって言って泣きました。私よりよっぽど大人です。5歳ってこんなこと言ってくれるんですね。「お母さん、○ちゃんのお母さんで幸せ」って泣きながら心から伝えました。

 

本当にひどい母親だったんですよ、私は。自分の事で精一杯で、元主人にも誰にも頼れなくて「しっかり育てなきゃ」って叩くし怒るし。「自分でできるように教えなきゃ」「この子の為に」「家族の為に」って1人でがんばって空回りして疲れて、どうしようもなくて、苦しくて。ひどい事言ったし、したし。

 

離婚してパピーさんに出会って救われて。今日は娘に救われました。ずっと持ってた罪悪感を大きな心で救われた気がしました。この子が私の元に来てくれて良かった。こんなしっかりしてない親の、勝手なことで振り回してばかりのどうしようもない母親に「どんなお母さんも大好きだ」って言ってくれるなんて…。

 

私は幸せです。お母さんになって良かったです。辛くて辛くて1人泣いてた私が嬉しくて嬉しくて今泣いてます。「この子の為なら私はがんばれる」って強く思います。強くなれます。

 

この子の為にできる事や考え方を知らないが為に、間違った子育てをやっていた私に、いろんな知識をありがとうございます。もっと幸せなお母さんになります。

最後の方に、菜の花さんがシングルマザーさんだ、という事がお分かりになったかと思いますが、やはりお母さん1人で子供を育てようとすると、どうしたってちゃんと育てなきゃ」「1人でできるようにしなきゃと思いがちです。そうすると、ついつい口が出てしまったり、時には叩いてしまったり。又、それによってかえって関係性が悪くなったりします。そうなった時、どんどん悪い方に転がって、なかなか好転しませんよね。

今回、菜の花さんに「メルマガで紹介させてもらえませんか?」とお聞きしたら「えっ私がですか?」ってとても驚かれました。でも今の気持ちを、心に刻んでほしいという思いもあって、お願いしました。

「自分でできるように教えなきゃ」「この子の為に」「家族の為に」って1人でがんばって空回りして疲れて、どうしようもなくて、苦しくて。

辛くて辛くて1人泣いてた私が嬉しくて嬉しくて今泣いてます。

「この子の為なら私はがんばれる」って強く思います。強くなれます。

とありましたよね。このメルマガをお読みの方の中にも、沢山のシングルマザーさんがおられます。又、それぞれにいろんな悩みもお抱えになっています。ですが、お子さんがいる事で、それが励みになったり、癒しにもなったりします。

以前は、怒ったり叩いたり、本当にひどい母親だった…ずっと罪悪感を感じていた…そんな菜の花さんが、今、娘さんととてもいい感じで過ごしつつある。是非、このまま続いてほしいし「お母さんになってよかった」「この子の親でよかった」との気持ち。持ち続けてほしいと思います(^^)。

全国のシングルマザーさんが元気になれますように。エールの気持ちで送ります。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 石神明生 【発行周期】 毎週日曜

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