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NYは2週間後の東京か?新型コロナ1日の死者数、米NY州で最多更新

新型コロナウイルス感染による死者数が、米ニューヨーク州で連日最多を更新している。クオモ知事が8日に発表したところによると、ニューヨーク州での過去24時間の死者数は779人となり、前日の731人を上回り過去最多となった。医療態勢を拡充し、外出禁止を徹底できるかが引き続き課題となっている。

ニューヨーク州で過去最多の死者数

全米の感染者は41万7000人を超え、死者は1万4100人となっている(9日午前9時現在)。このうち、感染者で15万人以上、死者数では6268人をニューヨーク州が占めている。一方、新規入院者は586人と、増加ペースは前日の656人から鈍化した。

クオモ知事は感染者数の増加について、「横ばいで進んでいる。それはわれわれの取り組みによるものだ。これを今やめればカーブは変わってくる」と述べ、感染者の増加のペースを横ばいで抑え込みながら減少に移行させるため、引き締めを続けていくことを強調した。

一方、ニューヨーク市では自宅での死者が最近増加しており、新型コロナ感染に伴う死者数が実際よりも少なく集計されている可能性があるという。デブラシオ市長は集計から除外されている自宅での死者数を1日当たりで100~200人と推計。ニューヨーク市の保険当局は、新型コロナ関連の自宅での死者数を測定し、公式データに含めるよう努めていると発表している。

また、デブラシオ市長は会見で、市内の人種別の死亡者の割合について、ヒスパニック系が全体の34%、黒人が全体の28%を占め、いずれも人口比に比べて死亡者の割合が高くなっていることも明らかにした。

死者が増え続けるニューヨーク州

ニューヨーク州ばかりが注目されているが、その他の州でも感染による死者数が増加している。ニュージャージー州での死者は前日から275人増え過去最多となったほか、ルイジアナ州での死者は70人増加し、過去最多と並んだ。

新型コロナウイルスによる感染拡大が止まらないアメリカ。「NYは東京と似ている」「東京は2週間前のNY」などという言葉も耳にするが、ネット上からはさまざまな声が聞こえてくる。

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source: ロイターAFP通信NHK

image by: Hans Pennink / shutterstock

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