天皇賞(春)を制するのは誰?「波乱」立役者の共通点とは

2020.05.01
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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今年も大波乱で好配当? フィエールマン連覇なるか

JRAの平地G1レースでは最長距離を誇り、数々の名馬がステイヤーとしての資質を競ったG1天皇賞(春)が京都芝3200mを舞台に行われる。1905年に創設されたエンペラーズカップを前身とする長い歴史があり、現行の春と秋に開催されるスタイルになったのも1938年のこと。長丁場なだけに騎手の駆け引きが明暗を分けることも少なくなく、2012年に単勝159.6倍の伏兵ビートブラックが外連味のない先行策で大波乱を演出した記憶は未だに鮮明だ。

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昨年も13頭立ての少頭数ながら、2着に6番人気のグローリーヴェイズ、3着には8番人気のパフォーマプロミスが入選していたように、とにかく一筋縄では行かない難しさがある。過去10年においても7回は3連単の配当が10万円以上となっており、2010年には3連複でも20万馬券を記録しているほど。穴党にとっては垂涎物のレースと言えるだろう(以下のデータはいずれも過去10年)。

なお、波乱の立役者は先行馬であることが多く、冒頭で触れた2012年に14番人気で勝利したビートブラックほか、2015年10番人気3着・2016年13番人気2着と2年連続二桁人気で善戦したカレンミロティック、2010年に16番人気で3着に激走したメイショウドンタクなど、いずれも4コーナーを3番手以内で通過していたことには留意したい。

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昨年も13頭立ての少頭数ながら、2着に6番人気のグローリーヴェイズ、3着には8番人気のパフォーマプロミスが入選していたように、とにかく一筋縄では行かない難しさがある。過去10年においても7回は3連単の配当が10万円以上となっており、2010年には3連複でも20万馬券を記録しているほど。穴党にとっては垂涎物のレースと言えるだろう(以下のデータはいずれも過去10年)。

なお、波乱の立役者は先行馬であることが多く、冒頭で触れた2012年に14番人気で勝利したビートブラックほか、2015年10番人気3着・2016年13番人気2着と2年連続二桁人気で善戦したカレンミロティック、2010年に16番人気で3着に激走したメイショウドンタクなど、いずれも4コーナーを3番手以内で通過していたことには留意したい。

過去に天皇賞(春)を連覇または2勝した馬は、メジロマックイーン、ライスシャワー、テイエムオペラオー、フェノーメノ、キタサンブラックの5頭。錚々たる名馬が名を連ねる偉大な記録に挑戦するのが、昨年に父ディープインパクトとの父仔制覇を達成した(14)フィエールマンだ。帰国初戦となったG1有馬記念でも4着と現役トップクラスの実力は示しており、G1で2勝を挙げる得意の京都であれば主役の座は譲れないだろう。

血統面から注目しておきたいのはステイゴールド産駒の(2)エタリオウと(6)スティッフェリオ。父の産駒は天皇賞(春)で4勝を挙げているが、これはサンデーサイレンスと並ぶ最多勝タイ記録でもある。同産駒は昨年も8番人気のパフォーマプロミスが3着に好走しており、人気薄でも侮れない存在となりそうだ。

ほか、天皇賞(春)に直結しやすいG2日経新春杯の勝ち馬(1)モズベッロ、晩成型の血統が軌道に乗り始めた(5)ミッキースワロー、昨年5着からの前進を誓う(7)ユーキャンスマイルなど、虎視眈々とG1制覇を目論む馬たちにも気を配りたい。

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【天皇賞(春)】5月3日京都、G1・芝3200m、フルゲート18頭 発走 15:40 サラ系4歳上 オープン(国際)(指定)定量

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日曜の京都競馬場は降雨による馬場悪化も懸念される。なんとか持ちこたえてくれそうではあるが、今年の天皇賞(春)も波乱の気配が漂い始めているような気がしてならない。

text: シンヤカズヒロ

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image by:Shutterstock.com

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