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家事を頼んだ時にイヤそうな態度を取る人は、何を考えているのか

家事をちっとも手伝ってくれないどころか、頼んでみても嫌そうな態度を取る連れ合いに辟易するという話、よく耳にするものです。そんなタイプの人を家事に向かわせるには、どうするのが「正解」なのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、家事に対して非協力的なメンバーがそのような状況に陥っている理由を考察しつつ、解決法をレクチャーしています。

他はどうなんだろう?

さて、本日は症状だけ見ないようにしようねというお話。

新型コロナでお家にいる時間が増えて、家族内で家事も分担

んですよね。

こういうメルマガを発行しているためか、よく質問…というか相談されるのが、家族(特に、夫・父親など男性)が

というもの。うん、まあね。ある世代から上の世代では、男女の役割分担的な固定観念があるから、家事はオンナのするもんだと思っているからね。

ような人もいるんですよね。うん、なので、オジさんやオジイさんが非協力なのは、まあ分かるんですよね。

で、私が驚くのは、若い世代にもこういう人がいるらしいことです。

家族観や家庭に関する意識は、なかなか変化しないものですがそれでもこの数十年で家事分担に対する意識は、大きく変化しました。若い世代では、分担するのが当たり前であり、むしろ家庭内でも積極的に役割を果たそうとする男性の方が

評価だと思います。こういう世代的な認識が広まっているにも関わらず、

人とは、どういう人なんでしょうか。

きっとここで女性側は、なんとか家事をしてもらおうとして、簡単な家事をフッてみたり、ホメたりナダメたり(?)するんだろうと思うんです。

そして、それは素晴らしい努力だと思います。っていうか、菩薩か女神のようなこころの広さですよ( ̄∇ ̄) オトナ相手なのにさ。

思うんですが、多分、家事をやらないということは

んですよ。目に見えている現象にすぎなくて、

んです。言い換えると、家事をやらないという症状だけ解決しようとしても、難しいしあまり意味もないということです。

なにかもっと根本的な原因があって、そこから症状が生み出されているんです。家事をしないということには、そうすることが

があるはずなんです。

この思考の話、ちょっと続けます。

コロナで露わになる家庭の問題。その中でも家事に非協力的なメンバーへの悩みは大きいものです。少しでも協力を引き出そうとするも、当の本人が

みたいな態度を取ることもあるようです。

で、ここから今回のお話です。こうした非協力メンバーの言動、イヤイヤそうな態度とか生返事とかの裏には、そういう言動を生み出す思考があるはずです。言動自体は、むしろ個別の症状に過ぎないので、これだけ直そうとしてもモグラ叩きになるだけなんじゃないかと思うんですよ。

言動を生み出す背後にある思考。これこそが

と判断させているんです。

どうしてこんなふうに判断するんでしょうか?ちょっと考えただけだと分からないですよね。

なので、ここでつい

…とか想像してしまいがちですよね。でも、こういう性格や人格のせいだと考えてしまうと

なってしまいます。だって、性格とか人格ってフツー簡単に直らないし直せないからね。そうすると、ガマンし続けるか離れていくかみたいな究極の選択に自分で自分を追い詰めちゃうことになりますよね。

だから、こういう性格や人格のせいにするのは止めましょう。とにかくなにより、不毛だから( ̄∇ ̄)

家事をする必要なんかないと考えてしまう非協力メンバー。それにはソレナリの理由があるんですよね。その多くは

だろうと思います。

家族関係がそもそも悪い家庭の場合、家族と同居していても他者のやることに関心はないし、むしろ干渉(?)しあいたくないですよね。言葉を交わすとハラが立つから、あんまり挨拶もしない、みたいな。

こういう前提で数ヶ月数年暮らしているんです。そんな状態で、どうして今まで自分がやらなくてよかった

と思えるでしょうか。家族関係が悪い状態の中での家事負担とは、まさに忍耐を持って堪え忍ぶべき

なんです。

仮に他の家族メンバーがそんなに家族関係が悪くないと思っていたとしても、非協力メンバーにとっては家族関係が悪いんですよ。非協力メンバーの心に映る家族像とは

そんなヒトたちの群れなんですよ。こんな状態で「自分が使った食器くらいシンクに戻して」と言われて素直にそれもそうだと思う人はいないでしょう。なんで自分がと思う方が自然なんじゃないでしょうか。

家事に非協力なヒトの思考の根底にあるのは、自分が所属している家族というグループへの愛着のなさなんです。

もうひとつ、原因として考えられるのは、

ということです。これについては、それほど説明しなくてもいいのではないかと思います( ̄∇ ̄)

……。

このくらいにしておきますが、こういうことはありますよね。個人的には、この理由の方がずっとアプローチしやすいと思います。これって要するに

なわけですから、手取り足取り、諭して褒めて、繰り返しやらせるだけなんです。

このくらいのことは、新人バイトさんに教えると思うんですよ。なので、同じように

ありません。ここでは、例の言い古されたヤツ、

は、言っちゃあダメです。見て分かるとは、すでに家事に対して認識力のあるレベルで、実はこれができるのは既に初心者ではありません。見ても分からない人を初心者というんですよ、むしろ。

あ、これ、年齢はカンケーないですから。やって来なかったのなら何歳になっていたって、認識できないし家事もできませんから。いや、あの、義母がわりかしこのタイプなんですよね。義母って、当然ですが後期高齢者くらいの年齢なんですが家事が嫌いなために、

んです。これでイイやと思っているってことです。これはもう、やってもらおうと思うなら

ありません。洗濯もののたたみ方とか、教えたら、ソレナリには出来るようになりましたよ。ソレナリだけど( ̄∇ ̄)

家事をやってくれないあの人。その振る舞い自体に一喜一憂するより、その背後にある家族観とか認識力とかにフォーカスしてみた方がいいのかもしれませんよ。

image by: Shutterstock.com

真井花(まないはな)この著者の記事一覧

食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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