あなたの周りに、怒りっぽい性格の人はいませんか? もしも、あなた自身が怒りっぽい、もしくはイライラしやすい性格の場合、それを簡単にコントロールする方法があるんです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、アンガーマネジメントの中でも手軽にできる方法をひとつ紹介しています。
4つの言葉
さて、本日は遮断するお話。
外的な刺激が内面にとりこまれたときに、怒りで対応する
・クセがついている
んだと思うんです。単にクセなんですよ(多分)。
よく性格は直せないとか言いますよね。でも、性格ってクセ・習慣でできている部分があって、クセや習慣は治せるんですよ。そうだとすると、性格も少なくとも部分的には治せるはずです。
外的な刺激があったときに、怒りに結びついてしまっているわけでしかも、この結びつきを
・いつも繰り返している
んです。そうすると、道なき場所に道が切り拓かれ、そこを通るたびに道らしくなり、そのうちハッキリした道になって…という具合です。
怒りっぽい人は、怒りへの道が太くて広い道になってしまっているのですぐに怒りとして反応しやすいわけです。なので、この道というか、回線を
・切断…少なくとも遮断したい
んですよ。刺激に対して、怒りが発動しないようにしたい。回線が遮断されていれば、怒りが発動されずにすみますから。
この遮断の方法は、アンガーマネージメントとしていろいろ手法があるようです。そのうちのひとつが
・怒りと関係のない言葉を思い浮かべる・唱える
というものです。怒りと関係のある言葉は、それ自体に一層怒りを煽る力がありますよね。あーーームカつく!とか言っているとどんどんムカついてきませんか。あれ、私だけ?
なので、怒りが煽られないような、穏やかな言葉、クールダウンできるような言葉がイイんです。それは
・ごめんなさい
・愛しています
・許してください
・ありがとう
です。この4つを心の中で繰り返すんです。声に出してもOKです。これは
・ホ・オポノポノ
というメソッドで、とても有名です。ご存じの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
…素朴な疑問なんだけど、「ごめんなさい」と「許してください」は同じ意味じゃないのかなあ。4つの言葉として選ぶなら、「ごめんなさい」と「許してください」のどっちかひとつにして、もうひとつ「おめでとう」を付け加えるべきだと思うんだけどなあ。ひそひそひそ。
で。怒りっぽい人が怒りを表現するのは、多くの場合
・家庭内>社会
ですよね。ま、社会でも容赦なく怒りっぽい人もいるんでしょうがそれはより深刻なんでしょうね( ̄∇ ̄)
一般的に、怒りはあまり歓迎されない感情なので、社会では頻繁に表現していると、自分の評価を下げかねないからです。つまり、ソコは怒りっぽい人も計算しているんですね。
このため、評価を気にしなくて済む集団、家庭内では文字通り素の感情が出てきやすくなります。なので
・家庭内ではヨケーに怒りっぽい
ということになるんです。怒りっぽい人の周囲にいる人たちは、ひょっとして自分が怒らせてしまっているんじゃないかと心配しているかもしれませんが、そうじゃなくて、おそらく
・甘えているだけ
だと思います。プンスカしても嫌われない評価が下がらないと安心していて、相手がどう感じているかは考えていないんでしょう。
そして、家庭内でこそ怒りが表現されやすく、そのダメージが周囲に撒き散らされているとしたら、この4つの言葉は
・家庭内でこそ
使われるべきだと思うんです。怒りっぽい(と自覚している)人は是非使ってみてほしいと思いますね。
さらに言えば、怒りっぽい人の周囲にいる人も使ってみてください。怒りっぽいのは当人のせいです。ですが、怒りっぽい人がいるせいで周囲の人たちもこの4つの言葉を
・忘れがち
なんじゃないでしょうか。怒りっぽい人がこの4つの言葉で内的に怒り表現を遮断するよう努力すべきであるなら、周囲の人もこれらの言葉で怒りにくい環境を作ってあげられると思うんです。
怒り出す前に一息ついて。言葉で回線を遮断してみてくださいね。
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