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飼い犬や飼い猫も「健康診断」は必要?獣医師が教える手遅れの防ぎ方

春は「健康診断」の季節。学校や企業で受けた人も多いと思いますが、大事な家族であるペットにも健康診断をさせるべきなのでしょうか? メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、獣医師の佐藤貴紀先生が「犬や猫にも健康診断は必要」だとして、その理由をわかりやすく説明しています。

犬や猫にも「健康診断」の必要性

春になると人間も「健康診断」を行います。ペットも同じです。

僕のところにも「ドックドック」「キャットドック」という、犬猫だけの1日ドックもあります。

飼い主さんから、

「健康診断って、本当に必要ですか?」

と時々、来院された飼い主の方からそんな質問を受けます。結論からいうと、「必要です」。

今日は「健康診断」の必要性にお伝えしていきたいと思います。

1)健康診断が必要な理由 その1

犬や猫の場合、人間に比べて年を取るスピードが早いですよね。一番の理由は年齢の早さ、ここです。

人間でいう1年は、犬や猫にとっては3~7年に相当します。人間が2~3カ月過ごしているうちに犬猫は人間にとっての1年分くらいの成長をしているのです。

つまり、歳を撮るスピードが早い為「健康診断」はきちんと行った方が良いのです。

2)健康診断が必要な理由 その2

2つ目は、動物医療における限界の存在です。動物医療は、人間医療ほどまだ十分発展しているわけではありません。

ここ数年でビックリするほど進化していますが、またエビデンス(科学的根拠)といえるレベルで分かっていることが少ないのです。

医療の進歩とは別に、動物は体が小さいので治療が技術的に困難という側面もあります。そのために、早期発見の為に「健康診断」はとても大切です。

★まとめ

この2点をふまえれば、健康診断による早期発見・早期治療が動物にとっては必要不可欠です。犬や猫はお話ができません。痛い、苦しいなど伝えれれずに、グッタリして気がついた時には、手遅れだったと言う事も考えられるますので「健康診断」をきちんと定期的に受けて欲しいですね。

image by: Shutterstock.com

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