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モノを売る側と買う側が「友人」になることで商売は上手くいく

「自分は客なのだから優遇されて当然」とばかりに横柄な態度を取っている方、結構な頻度で見かけるものですが、そのようなタイプは結局損しかしていないようです。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、売る側と買う側が「友人」となることがもたらすメリットを解説。知ってしまうととても相手に対して居丈高な態度など取れなくなる、ある意味恐ろしい「理論」です。

B2Cは友人になれたら勝ち

ここのところずっと「お友達」というキーワードであれこれ考えていたら、ふと気付いたことがあったのでメルマガにまとめてみようと思います。

これはタイトルの通りなんですけど、B2Cのビジネスが強固になるための最も理想の形は、販売する側のあなたが、売りたいと考えている相手と友人になってしまうことなんです。

誤解しないで下さいよ、既存の友人に売りなさいと言っているわけじゃありませんからね。この人に買ってもらいたいなと思う相手と、あなたが友人関係になれたら、もしくは過去に売った相手と友人の関係になれたら、これは強いんですよ。

もちろん前提として、売っているモノなりサービスなりが、ちゃんとしたモノだという話の上で、こういうことを書いているんですよ。最近はこのあたりのことまで、しつこく書かないと誤解する(というかクレームを付けてくる)人がいるので、蛇足かもしれませんがちゃんと書いておきます。

これは買う側の人にとっても同じでして、売っている側の人と友人関係になれたら、その後は非常にラクになりますから。

例えば、車を買ったとして、これがちょっと調子が悪いとか、バンパーを擦っちゃったので直したいんだよねといった場合、普通の「顧客対販売者」の関係だと、これはいきなりオフィシャルな話になるわけです。オフィシャルというのはいわゆる「お仕事」ということで、それはつまり

 ▼ かしこまりました、それではお見積もりを…
 ▼ それでしたら修理の部門に連絡をします…

みたいな話になって、最後は公平、公正かつ適正な金額と書類がついた処理をすることになるわけです。イヤイヤ、そこまで大袈裟な話じゃなくて、ちょっと見て欲しいだけなのよ、とか、ちょっと塗装に傷が入っただけだから簡単に誤魔化すワザを知りたかっただけなのよ、というのは通用しません。だってお互いがビジネスで繋がった「顧客対販売者」という関係なんですから。

鼻を木で括るとはいいませんが、厳密且つ厳格にビジネスとしてのルールと手順に則って話が進められることに、文句を付けることはできませんよね。

でもこれが相手が友人ならどうなるのか?というと、

 ● ちょっとお願いがあるんだけど、見てくれないかな

で話はお終いでしょ。まさか次の指し手で、

 ■ かしこまりました、ではお見積書を…

ってことにはならないじゃないですか。これがお友達になった場合の、お客さんの立場でのメリットです。

これと同等のメリットが、販売者側にもあるわけです。お友達なんだから、強いクレームにはなりにくいでしょうし、関係が維持されていれば、再度購入してくれる可能性も高いでしょう。もしかしたら友人を紹介してくれるかもしれません。

これはあなたが売る側であろうが、買う側であろうが、ちょっと状況をイメージしたら理解できますよね。

これは車だけではなく、保険だろうが、家だろうが、士業のようなサービスだろうが、芸術家だろうが、職人だろうが、エンジニアだろうが、一般の消費財だろうが、スペシャルなサービスだろうが、医者だろうが、もっといえば公務員だって同じで、友人関係になってしまったら、

 ● オフィシャルなルートとは異なるルートで処理される

可能性が生まれるということです。その特別なルートを採用することで、お互いにメリットが生まれるわけです。

民間の会社が公務員を接待するのは100%それが目的ですからね。それが行きすぎると賄賂になるわけで、グレーゾーンだと「便宜を図った」みたいにいわれて、常識の範囲内だと「情報交換をしただけ」になるわけです。

それが分かると、買う側の立場になった時にも、積極的に販売する側の人と仲良くした方が良いだろうなと思えるわけです。ちなみに、おバカって客の立場になった途端に強気に、居丈高な態度を取るんですよ。バカだね、おカネを払う方が態度を低くするから、売っている側の人と友人になれて、後々いろんなメリットを享受できるってのに。

売る立場の方も、(余程イヤなお客でない限り)なんとかお友達みたいな関係になれないモノかと考えるわけですよ。そういう関係をサクッと作れる人が、たくさん売れるようになるんです。

そうなるために必要なことって分かりますか?

あなたが買う側の立場になった時に、売る側の人と友人になろうとすることですよ。それをやることで、売る側、買う側双方の立場の微妙な綱引きの感覚を身に付けることができるようになるのです。

資本主義社会に生きている限り、「生きるイコールおカネを使う」と同義なんです。つまり我々は生きている限り、いつでもこのスキルを磨くことができるということなんです。それなのに、このことが分かっていない人があまりにも多いんですよね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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