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バレたら減給、最悪はクビ。顧客とズブズブの関係にならない方法

取引先とズブズブの関係になってしまい、下手をすると調査されてクビになる─。そんな場面は実はドラマの中だけではありません。今回は、メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんが ズブズブの関係にならないための方法を紹介しています。

ズブズブの関係にならない

会社や組織を舞台にした、経済犯って毎年話題になりますよね。これ、私利私欲のための単独犯でなければ、多くはズブズブの関係によって生まれるんです。

ズブズブの関係とは、やっちゃいけないと分かっていても、頼まれたり、唆されたり、要求されたり、脅されたりしても断りにくい関係になってしまうことです。

越前屋、おぬしもワルよのぉ~、ガッハッハ

って言われても、言い返せない関係のことですね。

私がサラリーマン時代にも一度だけ、それが問題になって海外の親会社が調査に来て、関係者が10数人クビになったってことがあります。

ズブズブということは、相手が100%悪いわけではなくて、こちらにも咎められる理由や、見られたくない汚い足元があるということですよ。そこを相手に衝かれて、断り切れなくなってズブズブとなったわけです。

初めはほんの小さなことが切っ掛けなんですよ。でも一度甘い汁を吸ってしまうと、止められなくなって、ある時に箍が外れてやり口がエスカレートしちゃうんですよ。

そういうのが露呈して、会社を辞める羽目になると、これは次の転職先を見つけるのが非常に難しくなるんですね。ですからそのような関係にならないように注意しなきゃならないんです。

そのためには、会社関係のあらゆる人に(それは同僚も、部下も、上司も、そして取り引き先や顧客も含みます)、

“職務に関係しない事柄について一切お願いも、要求もしない”

ことを徹底すべきです。つまりあなたのプライベートに関することを、会社のリソースを使って解決しよう、満たそうとするのはダメだということです。これって利権そのものですから。

私はそういうのを、「自分からズブする」といっています。ズブズブとはあなたもズブして、相手もズブするからズブズブなんですね。相手がズブして来ても(つまりあなたに何か要求やお願いをしてきても)、それ自体はアウトとは言えないこともあるわけです。

例えば、お客さんから接待の要求や依頼があって、それを叶えてあげても、それは一概にはアウトとはいえないわけです。取り引き先や別部署から、グレーゾーンの依頼を受けても、それだけでアウトとは言えないこともあるわけです。

これは相手側がズブしてきたわけですね。

ダメなのは、その後に、

“じゃあ今度は、こちらのお願いも聞いて下さいよ”

って言っちゃうことです。

ここが人間の弱いところで、一度自分が便宜を図ってあげたんだから、今度はあなたの番ですよね?って思っちゃうんですよ、ダメな人って。ハニートラップってそういうマインドの人が引っかかるんですよ。

ましてや、自分から先に、相手に便宜をお願いするのは完全にアウトですから。これをやっちゃうと、次に相手が便宜のお返しを要求して来た時に断れないでしょ。そうやってズブズブになるんですよ。

ですから私は、自分ではできる範囲で(問題にならない領域の話で)便宜を図ることはあっても、こちらからお願いをするのは厳に戒めていました。

取り引き先とご飯を食べたり、酒を飲んだりする時であっても、最初にメールで予算はいくらかを確認して、「飲み食いは割り勘でよろしく」って書いちゃうんですよ。たからない、奢らないのがキレイな関係を維持するために必要だと思うんですよ。

こういうのって評判の問題ですから、あなたが弱いこころを持っていたら、あっという間に同類項が集まって来ますからね。そうやって集まって来る人って、

“今度はだらしない人が担当になったな、シメシメ”

って思っていますから。ですからここは自分をキッチリ律することが求められるんですよ。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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