MAG2 NEWS MENU

Bonus. boss giving money bonus in paper envelope to business man worker employee for increasing of salary or promotion new position in meeting room office, unemployment, business company concept

給料にまつわる不都合な真実。老後破産する前に知っておくべきこと

給与所得者の方にとって「お給料」とはなんのために存在するものなのでしょうか。やった仕事の対価であることはもちろんですが、その本質を理解しておかないと大変なことになるかもしれません。メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんが「お給料の役割」について語るとともに、その先に待っている将来について解説します。

お給料の本質とは

今回は給与所得者の人だけに向けた話をします。自営業者や、会社経営者、副業を持っている人にはあまり関係が無いかも知れません。

みなさんが毎月もらうお給料って、何のために存在するのか。こういう本質を考えた方が良いですよ。これを自己実現のためって考えると、この先に正しいレールに乗れなくなるんです。

スゴくえげつない言い方をすると、お給料というのは、「あなたを殺さずに、生かすためのモノ」なんです。あー、なんだかクレームが来そうだわ。

これをマイルドに書くと、「生きるための必要経費がお給料」ということです。

お給料の役割は、あなたを生かしすぎもせず、そうかと言って殺すこともしない、ギリギリのところに留め置くことなのです。

ですから、もらったお給料を、フツーに、何も考えず、設計図を作らずに使ったら、次のお給料日の前にはキレイに無くなってしまうはずなんですよ。

イヤー、好き放題使ったのに、全然減らなくてまだ半分残っているよ。

なんてことを給料日前に言うことは決してないんです。

だから手元にほとんど残らないのが当たり前なんです。そしてそれに気付かず、何も考えず、設計図を作らずに使うということを、新卒から定年までやると、手元には退職金しか残らず、これからの時代は老後破産するはずなんです。

だって老後はもう働かないんだから、誰もあなたに必要経費を払ってくれませんからね。年金というのは福祉ですから、これは最低限度のレベルの事しかしてくれません。福祉で豊かになるということはないのです。

こういう不都合な真実を知ったら、次に何をするべきかを考えなきゃならないのですよ。お給料が必要経費でしかないのなら、やれることはふたつだけなんです。

ひとつは、支出の設計図を書き換えて、そこから少しでも剰余金を捻出してこれを増やすということ。これについては以前解説をしましたね。

投資のタネ銭を作る

もうひとつは、お給料だけに頼らず、収入の複線化を目指すこと。

今、30代以下の世代の人は、この両方をやらないと、定年後に非常に苦しむことになると思いますよ。50才以上の人は、どちらかをやっていれば辛うじて逃げ切れるかも知れません。40代の人は早めに両方を始めるようにすべきだと思います。

これからの日本には冷酷な資本主義の波がやってくるんですよ。今までの日本は、表面上は資本主義と言われていましたが、実態は社会主義だったんですね。だから国が(実は会社が)、丸ごとあなたの世話をしてくれたんです。そういう庇護の制度が機能していたから、一億総中流と呼ばれた時代が存在したんです。

しかしこの制度は既に制度疲労を起こしていて、一部では破綻が始まっているんです。先が見える人はそれに気付いて、自分でどうにかしようという設計図を描き始めているんですね。

あと10年経ったらほとんどの人は気付くと思いますが、その時に慌てて始めても、入り口に人が殺到して将棋倒し状態になっているので、大変だと思うんですよ。やるなら今だと思うんですよ。今から準備して、コツコツと実践すれば、10年後には確実に花が開くと思うんですけどね。

例えば、以前にご紹介した

新経営戦略塾

で、ネットのマーケティングを勉強することで、収入の複線化の設計図を自分で描けるようになるはずなんです。

繰り返しますが、お給料以外の収入ということは、会社は何もしてくれないということで、全部自分でどうにかしなきゃならないということなんです。その気概を持てない人は、これからの時代はキツいことになると思うんですよ。

何もしないで生き残れるのは、現時点で5,000万円以上の金融資産を持っている人だけですからね。

給料が生活の必要経費なら、給料が上がるイコール、生活の経費も増えるということで、それは結婚したり、子供が生まれたり、親の介護をしたりというライフステージを考えたら容易に理解できますよね。つまり、無為無策で手なりで生きていたら、最後は何も残らないということです。それが必要経費の意味ですからね。

image by: Shutterstock.com

佐藤しょ~おんこの著者の記事一覧

高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 【スキル×運】で年収1000万を目指せ! 』

【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け