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回転寿司業界に決定的ダメージ。迷惑動画“寿司テロ”問題、一番悪いのは誰か?

1ヶ月にも満たない間に次々と炎上した、回転寿司店での迷惑行為にコート着用を禁じるブラック校則、そして岸田首相が表明した育休中のリスキリング支援。いずれも議論百出の様相を呈しており、現在もさまざまな意見や主張がネット上を飛び交っています。その各々における「問題の本質」の追求を試みるのは、米国在住作家の冷泉彰彦さん。冷泉さんはメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で今回、3つの炎上案件を独自の視点で斬りつつ、それぞれについて本当に注目すべき点や問題にすべきポイントを解説しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2023年1月31日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご登録の上、1月分のバックナンバーをお求め下さい。

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問題はそこじゃない。寿司テロ真犯人、ブラック校則コート着用禁止、育休期間のリスキリング

その1 寿司テロの真犯人は金髪男性なのか?

いわゆる「迷惑動画」にも色々ありますが、今回の回転寿司への「攻撃」というのはかなり悪質だと思います。素性はよくわからないのですが、金髪に染めた男性客が、醤油差しの「先端の醤油の出るところ」を舐めるとか、レーン上のお寿司に唾つけをするとかいうのですから、全くもってヒドい話です。

この現象ですが、仮にこの事件で特定の寿司チェーンの経営が揺らいだり、回転寿司という業態に停滞が生じたとしたら、一体誰が悪いのでしょうか?

多くのメディアでは、金髪男が悪いというのが「常識的な答え」だとして、散々このストーリーを拡散し、ネットの情報が届かない層向けに地上波でも紹介しているようです。

まずこの事件の性質から考えてみましょう。金髪男が悪いと考えるのであれば、この種の悪質なイタズラをしてしまう判断能力のない人物が増えている、そんな社会現象があるのでしょうか?恐らく社会現象としてはないと思います。全く散発的な個別事例です。可能性は低いですが、治療やカウンセリングなどで救っていかないといけないレベルかもしれません。

金髪男の行為は悪質ですが、その行為そのものは社会問題とか、社会的事件とは言えないのです。

では、撮影した人物(匿名でツイートした人)が最悪なのかというと、これも断定できません。真似してはいけないとか、この判断能力のない人物を助けてやってくれ、あるいは罰してくれという素朴な意味合いで、撮影して流したのかもしれません。自分のフォロワー数からは、問題ないと判断してしまう情弱だった可能性もあります。

では、この事件が大きく社会を揺るがせたのは何故かと言うと、その先です。少数のフォロワー向けにアップした動画を、どこかからか探してきてリツイートした人物、そして、そのリツイートを更に拡散した人物…ネズミ算式に動画は拡散していったのだと思います。最後には、数万、数十万の単位でフォロワーのいる人が、何も考えずに「これはケシカラン、許せない、みんなそう思うだろう?」という気持ちで拡散したわけです。

回転寿司業界、あるいはこのチェーンに決定的なダメージを与えたのは、誰かと言うと、この拡散に加担した人物です。自分は正義である、コンナ悪いことをした人物は「晒して罰しなくては」という思いでのリツイートが、大きな社会的現象を作り上げ、もしかしたら罪のない企業、罪のない業界を傷つけるばかりか、このままでは、回転寿司屋を監視カメラばかりのダークな環境に追いやるかもしれないのです。

もう一度確認です。社会的事件に仕立てたのは、金髪男か、それとも多くのフォロワーを抱えてリツイートした人物なのか、地上波で取り上げたディレクターなのか…答えは明白だと思うのですが。

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その2 ブラック校則でコート着用禁止、問題は寒くて凍えるからじゃない

列島を寒波が襲う中、一部の学校では、生徒の防寒着に制限を設けていることが、「毎日新聞の情報公開請求」で判明したそうです。ちなみに、この報道ですが、私の理解では鴻上尚史氏が警告のツイートをしたほうが早いので、新聞の動きはそれをフォローしただけとも思われます。

それはともかく、この鴻上氏の問題提起と、一連の報道で「ブラック校則」と呼ばれる学校での理不尽なルールに関する議論が高まったのは悪いことではないと思います。

ところで、このエピソードですが、一体何が問題なのでしょうか?

常識的には、多くの学校の多くの生徒が「凍えるような思いをしている」ということが問題で、だから「ブラック校則を廃止すべきだ」としているようです。間違いとは言えません。

ですが、一番問題なのは違います。多くの報道では、なぜ防寒着を規制するのか、そこにどうして男女差があるのかといった疑問に対して、教員たちが「理由はわからないが規則だから」としていることです。

問題は、この「思考停止と現状維持」です。

思春期は人間の行動パターン、思考パターン確立に重要な時期です。その際に、このような教師を見ているというのは、大きな影響を与えると思います。中には、「こうした現状維持と思考停止がデフォルトなら、この社会は終わっている」と判断して危機回避のできる若者もいるでしょう。そのような種類の若者は、特に心配をしていません。彼らを妨害すれば日本は滅びへと加速することになりますが、彼らはそのリスクを評価して自分の道を選ぶだろうからです。

中には「どうせこの学校はこんなレベル」だと、冷ややかに眺め、その中で冷笑的に損得勘定で自分の方向性を決めるという種類の若者もいるでしょう。こうした思考法のコスパは実はあんまり良くないのですが、この種の人は少なくとも最悪の人生にはならない感じがします。

一番いけないのは「何も感じない」という若者です。「どうせ大人はそんなものなので、それに反発するのは中二病」というような連中はまだましで、中には本当に「何も感じず」に従い、本当に「何も考えない」、そんな人が一定程度はいるのが日本社会です。そうした人間を量産してきたことで、この40年、日本は一直線に衰退の道を歩んできました。その恐ろしさを思うと、やはり戦慄を感じるのです。

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その3 育休期間のリスキリング、子育ての苦労を理解すれば良いのか?

岸田総理は「新たな分野で活躍するための能力・スキルを身につけること、いわゆるリスキリング」を支援するとして、育休中の人々に支援を行うと述べて、大炎上しました。恐らく子育てを経験していないのだろうし、とにかく2023年のこの世界でそうした発想をしてしまうというのは、全くもって弁解の余地がありません。

では、岸田総理や政府は、そんな「子育ての忙しさ」に理解や共感を表現していれば良いのかと言うと、そんな簡単な話ではありません。育休とキャリアの問題としては、男性が育休を取ったらハラスメントに遭ったので、問題だと言う議論がありますが、これもズレた議論だと思います。何故なら問題の本質は、女性も男性も変わりがないからです。

問題の本質を考えるために、2つのストーリーを検討してみることにします。

1つは、有能な社員(Aさんとします)が2年とか3年育休を取ったとします。そうすると、その間その人材が担当していた「開発」とか「調整」とか「営業」あるいは「管理監督」といった業務は、別の人が担当することになります。

その場合は、育休入りする人の同じ部署の1年後輩とか2年後輩の人物を充てることが多いわけです。この人を仮にBさんとしましょう。そうすると、その育休前には、AさんがBさんの指導役で、1年先輩だったのが、2年の育休が明けるとBさんの職位が2年分昇格する一方で、Aさんは滞留しますから、AさんとBさんの職位が逆転します。

そうすると、Aさんが復帰した場合には、Bさんとの関係も逆転します。2年分の技術革新だけでなく、この2年、取引先とのトラブルを乗り越え、過去から引きずっていた問題を解決したというような業績の全てがBさんの成果ではないにしても、とにかく2年間に起きたあらゆるドラマ、トラブルとその解決の全てに関与してきたBさんに対して、Aさんは大きく遅れを取ることになります。

ところが、先輩後輩カルチャーの強い職場風土では、Aさんは依然として先輩ということになります。ですが、業務の内容としてはBさんのほうが日々の仕事を回すだけの「生きた知識経験」を独占しているわけで、Aさんは後手に回るでしょう。そうなると、お互いの自尊心を調整するのが難しくなります。次の管理職昇格の候補になるのはBさんであり、Aさんではないということになると、Aさんは壊れてしまうかもしれません。反対にAさんに配慮しすぎると、Bさんという人材は流出するかもしれないわけで、この問題はかなり深刻です。

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2番目のパターンとしては、仮に岸田氏の言うように、Aさんが2年間の育休期間に、本当に夜泣きや授乳、離乳食、買い物、食事、入浴、乳児の健康管理、定期検診等の通院、オムツ替え、その他の汚物対応などに奮闘しつつ、しっかりリスキリングをして、新商品開発部隊なのに、2年丸々猛烈な勉強をしたとします。

例えば、英語で自分たちの扱っているテクにロジーに関する最先端の論文を読みこなし、同時に米欧やアジアのライバルの動向を徹底的に資料を読み込んで勉強し、更には、複式簿記に商法などを日米の双方の視点で叩き込んできたとしましょう。

この間、育休を取らなかったBさんは、実務を回すので精一杯で、そんな猛勉をするような余裕はなく、Aさんの離脱で資料作りから会議のセッティング、許認可のための官庁日参などでヘトヘトだったします。

猛勉をして、しかも超人的な子育てもして2年を充実しまくりで過ごしたAさんが復帰したとします。その場合に、企業がAさんを高く評価してしまうと、Bさんは壊れてしまいます。反対に、Bさんの地味な努力を評価して、Aさんを少しでも冷遇すると、Aさんは人材流出してしまうでしょう。

この1番目と2番目のストーリーは、全く違うわけですが、問題の根は同じです。つまり終身雇用と年功序列という制度と、数年の短期休職という制度は、どうやっても馴染まないということです。

とにかく、スキルとはその企業だけで通用するものではなく、世界共通の労働市場で通用するように、全員が意識して大学で学び、就職後も学んでいくものだということ、そして人材の評価はそのスキル(経験も含んだ再現能力+潜在力)で行うということ、その開かれた人事制度が導入できなければ、こうした矛盾はどこまで行ってもついて回ります。

岸田氏の駄目なところは、そうした問題の本質に全く気づいていないという浅慮にあると思います。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2023年1月31日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご登録の上、1月分のバックナンバーをお求め下さい。

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東京都生まれ。東京大学文学部卒業、コロンビア大学大学院卒。1993年より米国在住。メールマガジンJMM(村上龍編集長)に「FROM911、USAレポート」を寄稿。米国と日本を行き来する冷泉さんだからこその鋭い記事が人気のメルマガは第1~第4火曜日配信。

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