自分が面倒だなと思っていても、良い習慣は続けたいですよね。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、絶対にやりたいことを続けるテクニックを紹介しています。
絶対にやりたいことを続け、やめたいことをやめられる技術
こんにちは、ゆうきゆうです。
元気でお過ごしですか?
さて、皆さんは良い習慣と良くない習慣、どちらを増やしていきたいですか?
当然ですが、良い方を増やし、良くないものは減らしていきたい方がほとんどでしょう。
これは誰にとっても当然の心理です。
では実際に、良い習慣を増やし、継続していくためにはどうしたら良いのか、今回お話します。
■ 最悪の敵は「面倒くさい」!
本当に良い習慣を継続する上で、一番ダメな思考は「面倒くさい」と感じることです。
つまり重要なのは、この「面倒くさい」を感じないように、最初の1歩をとにかく小さくすることです。
たとえば僕は毎日、懸垂を10回・スクワットを50回やる、というのをルーティンとして決めています。
ところが、やるまでが本当に面倒と感じてしまいます。
そのため懸垂を始めるときに必ず「1回でも良い」と常に決めています。
10回する、というのはあくまで結果論と考えます。
そのため、面倒だと思ったときには
「今日は1回で終わったとしても良いから、やってみよう!」
と自分で気持ちをなだめます。
そして懸垂を1回やると
「せっかく始めたんだし…」
と感じて、そのまま10回できてしまうことがほとんどです。
実は、1回から10回に回数を重ねるのは、そんなにハードルが高くないんです。
ただ最初の1回が本当に面倒くさいため
「じゃあ、今日はもう1回で良いからやろう」
「まぁ、1回だったらね…」
「え、お前1回もやんないの?」
と自問自答をしてみます。
そして本当に1回だけとなると、絶対できます。
それをまず、自分をおだててやってみましょう。
スクワットも同様に、面倒くさくても1回だけなら絶対にできます。
そして1回やり始めると、1回と50回の差は意外とありません。
そして目標の50回まで、続けることができます。
僕はこれを毎日繰り返しています。
他にも、毎日英語の勉強を30分やると決めた場合、30分は面倒に感じる方が多いでしょう。
よって
「10秒で良いから英語を読もう」と始めます。
そして10秒見だすと、もうちょっと続けよう、という気分になってきます。
30分は長いと感じる方は、元々の設定を5分にしても良いです。
10秒でスタートして、そこから行けるところまで続けてみましょう。
ただスタートするまでは
「本当に10秒で良いから…」と自分自身をおだててやるのがポイントです。
そして良い習慣を小さく始めるというのを心がけてみてください。
■「1分すらもダメ」と言い聞かせろ!
今度は良くない習慣についてお話します。
たとえばネットやゲームをしたり、スマホを見たり、ダラダラと寝っ転がってしまったりして、時間をムダにしてしまったと感じることは、誰でもあるでしょう。
そのときは、「良い習慣」の逆の行動を取ってみましょう。
たいていの人は
「1分でやめるから、スマホを見たい」
というように頭の中で考えて、行動することが多いはずです。
そして皆さんがご存知の通り、1分だけと考えて始めたら、そのまま続いてしまいます。
「1分だけで良いから、やりたい」
「じゃあやって良いよ、1分だけ」
という自問自答により、本当に一瞬・1分と言いながら、どんどん長くなっていくのは目に見えています。
ですので、良くない習慣は、「1分すらもダメ」です。
1分だけ…と頭の中で思ったら
「これは絶対に1時間、2時間になるからダメ」
というのをまず自身に1回は言っておきます。
そうすると
「これは1時間をムダにしてまで見るほどのものではない」
という思考が働きます。
こう考えることによって、良くない習慣を始める回数が減っていきます。
そして実際に良くない行動を始めてしまったときにも
「1分で絶対終わるんだ」
と自分で一度考えているため、本当に1分や短い時間で終えられるかもしれません。
このように、やりたいことは「短くても良いから」と自分をおだててやりましょう。
反対にやりたくないことは「これは1回で終わらない、絶対1時間かかる」と一度自分を止めることを心がけましょう。
というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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