料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、たっぷりのお酢を使ってつくる鶏肉のお酢煮をご紹介します。
使いきれない「お酢」の有効活用法
食材や調味料って、サイズや数が多いほうが割安ですよね。
だからついついお得なサイズを買ってしまい、結局使い切れない……ということもあります。
たとえばお酢やビネガーはどうでしょう。
賞味期限は決して短くない調味料ですが、「変質していないか心配になって捨ててしまった」なんてことがあるという人は少なくないのでは?
ということで、今回はお酢をたっぷり使った、鶏肉の煮込み料理をご紹介します。
肉の煮込み料理に使うと短時間でふっくら柔らかく仕上げてくれる力が、お酢にはあるのです。
鶏肉とれんこんのお酢煮
お酢は、加熱すると酸味がまろやかになるうえ、素材の臭みも消してくれます。
酢の代わりにビネガーを使用しても美味しいですよ。
<材料(2人分)>
・鶏もも肉…1枚分(約300g)
・ゆで卵…2個
・れんこん…1/2節
・酢(ビネガーでも)…100mL
・酒…大さじ2
・しょうゆ…大さじ3
・水…200mL
・砂糖…大さじ1
・しょうが…1片
・油(ごま油、米油など)…大さじ1
<つくり方>
1. 鶏肉とれんこんは食べやすい大きさにカットする。しょうがはスライスする。
2. 鍋に油を入れて火にかけ、鶏肉を入れて表面に焼き色をつける。
3. さらにれんこんを入れ、全体に油をまわしたら、殻をむいたゆで卵としょうがを入れる。酒、砂糖、しょうゆ、酢を加えて水を注ぎ、煮立たせる。
4. 煮立ったら蓋をして、煮汁が少なくなって具材が柔らかくなるまで、弱めの中火で煮る。
<ポイント>
お酢と油の相性はとてもいいので、具材に油をまとわせてから酢で煮ると、コクが出て美味しくなります。
一緒に煮る野菜はれんこんの他に、大根や人参など冷蔵庫にあるものを数種組み合わせてもいいですね。
ゆで卵を一緒に煮て添えると、彩りもきれいですし栄養価も高くなりますよ。
ちなみに、今回使ったのはこちらの食酢です。
お酢は「可能性無限大!」の調味料。
使い方のバリエーションが増えると料理がますます楽しくなりますよ。おすすめのレシピをまたご紹介しますね。
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提供元:ROOMIE