秋の味覚といえば秋刀魚。脂がのっておいしいので、ついついたくさん買いたくなりますよね。特に今年は豊漁だと言われているので、例年より楽しむ機会も増えそうです。
でも生のままでは日持ちせず、冷凍するとせっかくのうまみも半減……。
そこでおすすめなのが「秋刀魚のコンフィ」です。
秋刀魚と身近な材料で作れるコンフィ
コンフィとは、低温のオイルでじっくり煮込むフレンチの調理法。手間がかかるイメージですが、意外とカンタンで、保存もしっかりすれば冷蔵庫で1週間ほどもちます。
〈材料〉(つくりやすい分量)
・秋刀魚…3尾(正味400g)
・ローズマリー…1枝
・ローリエ…1〜2枚
・赤唐辛子…1本(種を取って輪切りに)
・コリアンダー…15粒(なくても大丈夫です)
・にんにく…1片分(薄切り)
・塩…小さじ2
・サラダ油…100ml
・オリーブオイル…100ml
秋刀魚は頭を落として3等分の筒切りに。
内臓を取り、塩をまぶして15分ほど置きます。
(魚屋さんで内臓を取ってもらうとさらにカンタンです)
さっと洗って水気を拭きます。
鍋にオーブンペーパーを敷いて、焦げ防止
直径約18cmの鍋に、鍋底サイズに切ったオーブンペーパーを敷きます。
(落とし蓋にも使うので、2枚作っておくと便利です)
底のペーパーが魚と鍋のあいだのクッションとなって、焦げつきを防いでくれます。
ハーブ(ローズマリー、ローリエ)の半量を散らし、秋刀魚を並べます。
サラダ油とオリーブオイルを注ぎます。
秋刀魚が完全にかぶらない場合はサラダ油を適宜足してください。
続いて薄切りにしたにんにく、赤唐辛子、コリアンダーを加えます。
残りのハーブ(ローリエ、ローズマリー)を散らします。
オーブンペーパーで落とし蓋をして低温で煮る
もう一枚のオーブンペーパーは真ん中に穴を開けて落とし蓋代わりにかぶせます。
中火で温めてから、油がぷくぷくと小さくわく程度の弱火にし、30~40分煮込みます。
低温でじっくり煮ることで、骨までやわらかくしあがります。
オイルごと密閉で1週間保存可能
火からおろしたら、そのまま鍋の中で自然に常温まで冷まします。
その後、秋刀魚を容器に移し、鍋のオイルをかけて冷蔵庫へ。
冷蔵庫で一晩ねかせると、秋刀魚にオイルとハーブの香りがじんわりしみ込んで、ぐっとおいしくなるんです。
水や空気をしっかり遮断すれば、1週間ほど日持ちします。
盛りつけるだけで一品完成
器に盛れば、旬の秋刀魚のコンフィが完成。
じっくり熱を通すことで、秋刀魚のうまみとハーブの香りがしっかり引き出されます。
塩だけで十分おいしく、骨までやわらかく食べられるので、手軽なのに満足感のある一品です。
夜のワインのお供に!秋刀魚コンフィでバゲットサンド
作り置きしておいた秋刀魚のコンフィを、バゲットにはさむだけ。
そこにハーブやジャガイモ、レモンを添えると、ぐっと味わいが引き立ちます。
秋刀魚コンフィパスタで、おとなの夜ごはん
茹でたパスタにレモンを絞り、秋刀魚のコンフィをのせて。
仕上げにハーブを散らせば、さっぱりとした香りが広がります。
ワインと合わせると、軽やかで贅沢な一皿に。
旬の秋刀魚をコンフィにすれば、日常の食卓がぐっと豊かに。
作り置きしておけば、バゲットやパスタにアレンジできて、夜のワインとも相性抜群。
実は筆者は魚の骨を取るのが苦手なのですが、コンフィなら骨までやわらかく食べられるので、その手間いらずなのもうれしいポイント。
今年の秋は、保存がきいて骨までおいしいコンフィで、秋の夜長をゆったり楽しんでみては?
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