「口裂け女」23日見納め=発祥の岐阜、お化け屋敷-商店街にぎわせ5季開催

2019.09.21
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by 時事通信

商店街に設けられたお化け屋敷「恐怖の細道」に登場する「口裂け女」=14日午前、岐阜市

商店街に設けられたお化け屋敷「恐怖の細道」に登場する「口裂け女」=14日午前、岐阜市

 昭和の子どもたちの間で広まった都市伝説「口裂け女」をテーマにした岐阜市のお化け屋敷「恐怖の細道」が23日、営業を終了する。口裂け女は岐阜が発祥とされ、同市出身の有志6人が地元・柳ケ瀬商店街の空き店舗を利用して2012年に始めたが、本業との両立が難しく今季限りとなった。
 主催団体の広報担当を務める稲垣康雄さん(50)によると、1970年代後半に岐阜の子どもたちの間で「口裂け女は実在する」といううわさが流れたという。「人間を食べる」「切り付ける」などの尾ひれがつき、全国に広まったとされる。
 お化け屋敷の内装は毎回変え、今季は「学校帰りに消えた子どもたちを捜しに行く」をコンセプトとした。来場者は古い校舎のきしむ廊下や柳ケ瀬商店街をイメージしたルートを恐る恐る歩く。


「口裂け女」をテーマにしたお化け屋敷の入り口を指す、主催団体の広報担当を務める稲垣康雄さん=12日午後、岐阜市

「口裂け女」をテーマにしたお化け屋敷の入り口を指す、主催団体の広報担当を務める稲垣康雄さん=12日午後、岐阜市

 手掛ける6人は地元企業の経営者らで、音響機器や建築資材、衣装などは全て持ち出し。これまでに5季開催され約8万5000人が来場し、売り上げの一部を岐阜市に寄付してきたという。
 お化け屋敷のオープン時、隣のビルで働いていた女性は「キャーって声がひっきりなしに聞こえ、閑散としていた商店街がにぎわった」と振り返る。17日に家族で訪れた中学3年の杉本瑠那さん(14)は「夏休みの楽しみだったのでなくなるのは寂しい」と惜しんだ。
 稲垣さんは「自分たちが好きな柳ケ瀬を見に来てほしかった。寂しい思いもあるが、会社も大事にしないといけない」と話した。(2019/09/21-13:42)

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