寒ブリ、脂乗った山陰産がお買い得 豊漁でスーパーなどが特売

2020.01.26
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by 時事通信

豊漁で値下がりしている鳥取県産の寒ブリ。脂の乗りも良好だ=24日、東京都江東区の豊洲市場

豊漁で値下がりしている鳥取県産の寒ブリ。脂の乗りも良好だ=24日、東京都江東区の豊洲市場

 冷え込みがピークを迎えるこの時期、全身に脂が乗った上質な「寒ブリ」の取引が活発化している。東京・豊洲市場(江東区)では特に漁獲が好調な山陰産などが潤沢に入荷。取引価格も値下がりしており、首都圏のほか全国のスーパーなどで人気が高まっている。
 寒ブリと言えば、11月ごろから富山県沿岸の定置網に入る氷見産など、貴重なブラド魚が有名だが、1月以降は魚群が南下して鳥取県や島根県沖で漁獲が増えている。山陰の両産地とも、一網で大量に水揚げする巻き網漁船によるものが主体だが、「身質は北陸のブラド魚に匹敵するほど良い」(豊洲の卸会社)と高評価だ。
 好調な漁獲を受け、豊洲市場では1月下旬から山陰産ブリの入荷が急増。第4週の20~25日だけで約1万3000匹が売り場に並ぶなど、前年同時期に比べ7割増、卸値は1キロ当たり700円前後と、2~3割値下がりした。この影響で、高根の花だった氷見産まで値が下がった。
 山陰産ブリは都内のスーパーでも「お買い得品」として人気を集め、店頭売価は1切れ100~150円と例年より2割近く安い。ある量販店関係者は「上級品の天然ブリが、大衆向けの養殖ブリより安くなってしまった」と驚きを隠さない。
 ブリの魚群は今後、例年通り比較的温暖な九州沿岸まで一気に南下する見通しだが、「北陸や山陰物に比べて身質は徐々に落ちてくる」と豊洲の卸会社。身が締まって脂が乗った寒ブリらしい上質魚を安く味わうなら、今のうちだ。(2020/01/26-07:18)

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