聖火リレーは日数、ルート踏襲 五輪は3月25日、福島から

2020.09.28
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by 時事通信


聖火リレールートと都道府県実施順

聖火リレールートと都道府県実施順

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、新型コロナウイルスの影響で延期された聖火リレーの概要を発表した。五輪は来年3月25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」を出発し、東京・国立競技場で開会式が行われる7月23日まで47都道府県を121日間で回る。
 今年予定していた日程から開会式に合わせて1日前倒しして、同じ曜日にした。実施する859市区町村は原則として変更せず、走行ルートも維持する予定。既に決定したランナーは優先的に参加できる。各日の終点で聖火到着を祝うイベントは移動日と開会式の日を除く113日間で実施する。
 パラリンピックの聖火リレーも今年の日程から1日前にずらした。8月12日から47都道府県で採火し、発祥地の英国・ストークマンデビルで採火した火と合わせる集火式は20日夜に東京で行われる。トーチを使った聖火リレーは競技会場がある静岡、千葉、埼玉、東京の1都3県のみで、17日から開会式の24日までの8日間実施される。
 リレーを実施する1都3県の市区町村は原則変更しない。今年2月時点の応募者がランナーの対象で、3人が1組でリレーする方式も踏襲する。
 大会延期に伴う簡素化により、五輪、パラリンピックとも聖火リレーの隊列に使う一部の車両を削減し、出発式や到着式の装飾などを見直す。(2020/09/28-16:11)

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