縦横無尽の知的冒険

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メルマガ名
縦横無尽の知的冒険
発行周期
不定期
最終発行日
2017年10月07日
 
発行部数
3,335部
メルマガID
0000044252
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
教育・研究 > 大学・大学院 > 研究・論文

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  縦横無尽の知的冒険 2017/10/07  発行者:永井俊哉

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☆ 日本と覇権国との関係はどうあるべきか


日本は、覇権国と同盟関係を築き、その先進文明を取り入れると、国運が隆盛に向か
い、覇権国との同盟関係を解消したり、覇権国と戦おうとしたりすると、国運が衰退
に向かうという傾向がある。この傾向を過去の歴史で確認しつつ、今後日本が世界と
どう向き合っていくべきかを考えたい。

日本の国運を左右する外交法則:

1. 日本は、覇権国と同盟関係を築き、その先進文明を導入することで、繁栄する
2. 日本は、覇権国との同盟関係を解消したり、覇権国と戦おうとしたりすると、没
落する
3. 覇権国に対する対外戦争は、日本国内の内部分裂や内乱を帰結する

https://www.nagaitoshiya.com/ja/2017/japan-hegemony-baekgang-mongol-korea-pacific-war/

短縮 URL : http://bit.ly/2xBOBiY


☆ 西ローマ帝国はなぜ滅亡したのか

古代ローマ帝国は、いわゆる五賢帝時代に最盛期を迎えた後、徐々に衰え、大移動を
開始したゲルマン民族に蹂躙され、滅んだ。なぜ古代ローマ帝国は持続不可能になっ
たのか。諸説を検討しながら、私の仮説を提示したい。(本稿は、2006年12月13日に
公開した「古代ローマ帝国はなぜ滅んだのか」を大幅に改訂したものです)

https://www.nagaitoshiya.com/ja/2017/west-roman-empire-fall-climate-change/

短縮 URL : http://bit.ly/2hUH2NU


☆ 小池都知事と希望の党について

朝日新聞の報道によると、竹中平蔵による仲介で小池代表の希望の党と松井代表の維
新の会が提携するようになったとのことです。衆院解散前の9月20日に、この三者が
東京都内で橋下徹同席のもと会談し、松井代表は、「大阪の民進党をズバッと切った
時点で信頼できる。小池さんは腹が固まったと思った」と言って、選挙協力に同意し
たという報道もあります。

議員数の少ない維新とは連携せずに、多くの候補を持つ民進党を丸ごと呑み込んだ方
が、政党助成金や連合の支持も漏れなくついてくるから、選挙戦を戦う上で良さそう
に思えますが、そうせずに、政治理念を重視し、リベラル色の強い議員を「排除」し、
野合批判を回避したのは立派だと思います。その結果、今回の選挙は、自民・公明×
希望・日本維新の会×立憲民主党・共産・社民の三極で争われる方向となりました。
保守とリベラルが混在する民進党が分裂し、国家主義、自由主義、社会主義が鼎立す
る構図で選挙が行われるということで、これは、選ぶ側にとってはわかりやすいとい
う意味で好ましいことだと思います。

リベラルたちは、保守対保守では、小選挙区が想定する政権交代可能な二大政党の意
味を成さないというような批判をしていますが、むしろ、日本では、かつての自民党
と社会党のような保守対リベラルという対立構図の方が。万年与党と万年野党という
形で固定してしまい、政権交代可能な二大政党のシステムを機能不全に陥らせてしま
うのだから、別の対立軸で二大政党ができるべきです。政権交代の度ごとに外交や安
全保障の方針が変わることは好ましくないので、外交と安全保障は保守の立場を採り、
内政では、大きな政府か小さな政府かという対立軸で二大政党ができることが、望ま
しいと思います。リベラルは支持者が高齢化しており、日本共産党も資金難のようで、
今後はフェイドアウトしそうです。

安倍晋三首相は、9月25日の記者会見で、「少子高齢化や緊迫する北朝鮮情勢、国難
とも呼ぶべき事態に、強いリーダーシップを発揮する」と述べ、今回の衆議院解散を
「国難突破解散」と位置付けました。そして、衆院を解散する「大義」に関して「税
に関わる重大な変更については国民に信を問わなければならない」と言っています。
つまり、2019年10月に消費税率を10%引き上げ、その増収分を幼稚園・保育園の費用
無償化や低所得者の高等教育を無償化する「人づくり革命」に充てることの是非を問
いたいということです。

教育無償化は維新の公約でもあり、民進党は、2019年10月に消費税率を10%引き上げ
ることに同意しており、かつ教育への公共投資を増やすことに熱意を持っているので
すから、これは本来大きな争点にならないはずでした。むしろ、民進党との違いとい
う点では、外交や安全保障での方針の違いが争点となるはずでした。ところがこの目
論見は、希望の党の設立と民進党の解体により外れました。小池代表は、外交タカ派
なので、外交や安全保障では違いがなく、他方で消費増税凍結を公約に掲げているの
で、2019年10月に消費税率を10%引き上げるかどうかが新たな争点として浮上してき
そうです。

安倍首相は、高齢者への給付が中心の現制度を改め、現役世代にも振り向ける意向を
示し、全世代型社会保障への転換を公約に掲げています。これまで高齢者向けの無駄
遣いをしてきたけれども、これからは現役世代向けにも無駄遣いをするという宣言で
す。無駄遣いそのものを止めようという発想がありません。無駄遣いの対象を拡大し、
その財源を消費税に求めるなら、その税率は10%では足りず、今後さらに上昇するこ
とでしょう。

安倍首相がやろうとしているように、一方で増税をし、他方で官製産業(役所が認可
した教育や保育のサービス)を肥大化させるというのは「大きな政府」の路線であり、
これと比べるなら、消費税増税凍結を公約に掲げた希望と維新は、「小さな政府」を
目指していると言うことができます。税収減の穴埋めとして、希望は公共事業の削減
を、維新は公務員人件費の削減を主張しています。公共事業を増やせば日本経済が成
長すると信じている日本人は依然として多いので、「大きな政府」の路線を支持する
人もいるでしょうが、私としては、「小さな政府」の路線を支持したいところです。

政策に同意しても、小池百合子の実行力を疑問視する人もいるでしょう。実際、彼女
は、元キャスターだけあって、メディア向けのイメージ戦略に長けている一方、実務
的な政策立案能力に欠けている面があります。しかし、これは政治家にとって致命的
な欠陥とは言えません。彼女の師である小泉純一郎は、政策の実務を竹中平蔵など信
頼している部下に丸投げしていましたが、それでも歴史に残る名宰相になりました。
結局のところ、優れた政治家に最低限必要なのは、人望と政治の大きな方向性を決め
る洞察力で、細かい政策に関しては専門家やブレーンに任せればよいということです。

小池都知事の周辺には優秀なブレーンが集まっていますから、うまく活用するなら、
問題は起きないはずなのですが、彼女はそうした人たちの議論の積み重ねを無視して、
独断で自分の結論を出してしまうという傾向があります。それが素晴らしいものなら、
トップダウンで組織を率いることができる優れたリーダーということになるのですが、
中央卸売市場移転問題で「豊洲移転・築地再開発」という自称「人工知能」が出した
最終判断は、お世辞にも「ワイズスペンディング」と呼べるような解決策ではありま
せんでした。

小池都知事は『文芸春秋』2017年7月号で、「築地市場の改修案も市場問題PTから出
され、百花繚乱の様相を呈しているが、ここはアウフヘーベンすることだ」と言って
います。アウフヘーベンというドイツ語は、「拾い上げる」、「捨て去る」、「帳消
しにする」という意味があり、ヘーゲルは「拾い上げる」と「捨て去る」という矛盾
する意味を持つことに注目して、その矛盾を「帳消しにする」哲学用語として使うよ
うになりました。つまり、哲学用語としてのアウフヘーベン自体がアウフヘーベンの
産物ということです。キルケゴールは、ヘーゲルの哲学を「あれもこれも」の哲学だ
と批判しましたが、「あれもこれも」はアウフヘーベンの本質ではありません。アウ
フヘーベンとは、矛盾を却下することで、それを高次のレベルで解決することなので
す。

私は「中央卸売市場は必要か」で、築地市場も豊洲市場も民間に売却することを提案
しましたが、これは両方とも却下することで、生鮮食料品の流通問題を高次のレベル
で解決しようというものだから、アウフヘーベンと言うことができます。小池都知事
の解決策は、これとは全く逆の妥協的な「あれもこれも」で、「あれかこれか」より
ももっと悪い結果をもたらすと予測されます。結局のところ、彼女が政治家として成
功できるかどうかはは、有能かつ信頼できるブレーンや側近を集めて、任せることが
できるかどうかにかかっています。彼女のこれまでの人事を見ていると、従順なイエ
スマンを集めて独裁政治をやろうとしているようですが、これではうまくいかないで
しょう。

*コメント等は以下のリンクから

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