放課後~小泉周二の詩と散文~

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JRのポスターにもなった「水平線」の詩人小泉周二さん自身による詩と散文を隔週で読みませんか。小泉さんは目が不自由なため、このMMは小泉さんから原稿を受け取りこもりうたの会が発行しています。

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メルマガ名
放課後~小泉周二の詩と散文~
発行周期
週刊
最終発行日
2017年09月14日
 
発行部数
172部
メルマガID
0000075543
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 文芸 > 詩

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太陽へ

雲にかくれてくれると
ほっとするよ
雨がふってくれたら
とても幸せな気持ちになる
なんて
うそだよ
マツバボタンの合唱を聞かせて
こんがり焼いたヒマワリをにおわせて
ぼくを見つめていて


周ちゃんどえーす!
 長かった夏休みも終わり、二学期が始まりました。
夏休みの思い出はいろいろあるのですが、僕のいちばんの思い出は、美空との歩く会?でした。
その日はプールに行く予定でしたが、ママが風邪を引いて行けなくなりました。
 美空と相談した結果、阿字ヶ浦海岸にある温泉に行こうということになりました。
ここは以前に一度行ったことがあって、美空は気に入っていたようでした。
 タクシーで約15分、温泉に着きました。
二人でああだこうだ言いながら、わからないことは係員に尋ねながら温泉に入りました。
砂浜のところをボーリングして掘り当てた温泉なので、お湯は塩辛いです。
露天風呂やサウナや水風呂や、美空は次から次へと僕を連れて入りました。
ゲームコーナーでゲームをやって、食堂でお昼を食べて、「電車で帰るか?」と聞くと、電車では帰りたくない
様子。
阿字ヶ浦駅から那珂湊駅までは15分ぐらいだから、いいかなと思ったのですが。
「じゃ、どうする?」と聞くと、「歩いて帰る」と言うのです。
えーっ!?僕は目が見えていた時に何度も自宅から阿字ヶ浦海岸まで走ったことがありますが、かなりの距離が
あります。
暑いし、大変だよと言っても、美空は歩くと言うので、僕も心を決めて、「よし、行くぞ!」ということになり
ました。
阿字ヶ浦からずっと海岸道路を歩きました。
磯崎海岸の丘の上には灯台があって、僕が小学生の頃、遠足で行ったことがありました。
美空が灯台を見つけてくれたので、灯台について話しながら歩きました。
歩道がないところを歩く時は、美空が車に注意をしながら僕を導いてくれました。
休憩して水筒の水を飲みながら歩きました。
美空は草むらのバッタを追いかけたり、岸壁に打ち寄せる波の様子を観察したりしながら歩きました。
だいぶ歩いて、そろそろ平磯の町はずれまで来たかなと思い、「何かお店か看板かない?」と聞くと、「コンビ
ニまで約1・8キロってあるよ」と言います。
そこまで行ってなにか飲み物でも買おうかと思ったのですが
そのコンビニは町中にあるし、ちょっと遠い。迷うと困ると思い、ずっと海沿いを歩いていくことにしました。
目標は平磯海水浴場にあるプラスチックの大きいクジラ、「クジラの大ちゃん」です。
もう少しだろうと思いながら、「まだ見えないか?」と聞いても、「見えないよ」と言います。
おかしいなあと思いながら歩いていると、美空が、「アッ、大ちゃん!」
突然、大ちゃんが左側に現れたのでした。
遠くからでも見えると思っていたのですが、何かの陰に隠れて見えなかったようです。
 海水浴場の海の家でかき氷を買いました。
美空はコーラ味、僕はイチゴ味。大盛でした。
そっとそっとテーブルまで運んで、さあ食べようと思ったら、美空が「あーっ!」
「どうした?」と聞くと、「ほとんどぶちまけちゃったよ!」
えーっ?ようやくここまできて、これかよ!
お店の人にタオルを借りて、わけを話すと、代金はいいからともう一つくれました。
美空、「今度は少な目でお願いします」
さて、ここからどうする?と聞くと、美空は「ほとんど限界」と言います。
そこから自宅までは海を背にして西へ坂を上がっていけば一本道で行けるのですが、まだかなり遠い。
また話し合って、坂を上がって少し行ったところにあるパン屋さんまでがんばろうということになりました。
美空は、「脚が痛くなった」と言いながら、なんとか頑張りました。
やっとのことでパン屋さんにたどり着きました。
美空が小さいころよく来たパン屋さんでした。
美空はそのころ好きだった「はりねずみのチョコパン」を買って食べました。
そこでタクシーを呼んで帰りました。
携帯電話の歩数計によると、約9キロでした。休憩も含めて阿字ヶ浦から3時間ぐらいだったでしょうか。
思い出に残る歩く会?でした。
冒険といえば小さな冒険でした。
美空に「また行くか?」と聞いたら、「もう、こりごりだよ」


********

●新刊情報
2017年 2月
岩崎書店から、絵本「朝の歌」が出版されました。
詩と文 小泉周二 、イラスト 市居みか
教科書に出てくる詩シリーズの中の一冊です。
定価 1800円+税



たんぽぽ出版から「子どもといっしょに読みたいいのちをみつめる詩」(水内喜久生編)
というアンソロジーが出版されています。





●ライブ情報


小泉周二は出前ライブをいたします
ご希望があれば全国どこへでも出かけて行きます。お客さんはお一人様から何人
でも。
できれば気楽な雰囲気のところがいいですね。メールで連絡してください。

●メールマガジン放課後2

2005年3月24日から 2009年4月2日までをまとめた「手をつないでメールマガジン
放課後2」が
日本出版制作センターから
出版されました。(定価1500円)
お問い合わせは日本出版制作センター(電話 03-3234-6901)か直接小泉までお
願いします。



●07年4月に刊行された『一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある』に
小泉さんの詩が収録されています。
詩人やミュージシャンによる詩のアンソロジーです。
そうそうたる顔ぶれの中に、なぜか小泉さんの詩も・・・
PHP研究所発行 定価1200円


●既刊の詩集

『小さな人よ』
四季の森社 本体1200円+税。
2010年に出版されました。小泉さんが50歳から60歳までの間に書いた詩を集めています。奥さまとの出会いや、美空くん誕生など色々なことがあった怒濤の10年間の作品です。
『メールマガジン放課後』
このメールマガジンをまとめた本「メールマガジン放課後」が日本出版
制作センターから出版されました。定価1200円です。
書店の注文でお求めいただけます。
ISBN4-902769-05-0
現代児童文学少年詩文庫9『小泉周二詩集』(株式会社いしずえ)1200円
小泉周二の全貌が分かる一冊です。
詩人の津坂治夫氏、菊永謙氏、児童文学者の藤田のぼる氏による小泉周二詩論も
収載されています。

『海』(杉山信子・絵 かど創房 1200円)『こもりうた』(深沢省三・絵
銀の鈴社 1000円)『誕生日の朝』(西真里子・絵 銀の鈴社 1200円)
『太陽へ』(佐藤平八・絵 銀の鈴社 1200円)『放課後』(株式会社
いしずえ 1300円)
書店でお問い合わせください。

『誕生日・おめでとう~BIRTHDAY~』
辻友紀子さんのイラストつき。(銀の鈴社 定価1000円)
http://www.yuchan.net/yuchan/milk/hanataba_vol2/tanjyoubi.html

セカンドアルバム『おめでとうのうた』
収録曲:あいうえおの歌 たんぽぽのように どうして 湊中フォーエバー か
なしい歌
笑顔 旅の歌 星の歌 おめでとうの歌 春はウキウキ
定価1200円
お申し込みは、直接小泉さんまでメールください。

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