イタリア文化講座

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メルマガ名
イタリア文化講座
発行周期
週刊
最終発行日
2018年06月27日
 
発行部数
1,351部
メルマガID
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形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
旅行・おでかけ > 海外 > ヨーロッパ

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■ イタリア文化講座  vol. 375     http://www.polyglot.jp
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 Ciao a tutti!

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会!
熱戦のゲーム展開を見るのが毎回楽しみになっております。
テレビに向かって大声を上げてしまうのは私だけではないはずです!
日本の選手の活躍も素晴らしい!
この調子で次の試合も挑んで欲しいですね。
頑張れGiappone!!!

 さて、今回は、猪浦先生から「青春グラフィティ」なるエッセイの投稿
がありましたので、お楽しみください。

 それでは、375号をご覧ください。


━━[INDICE]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. シエナの幽霊ホテル (前編) 猪浦道夫
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□□□ 7月の1日セミナー(東京)のお知らせ □□□

7月1日(日・午後): フランス語・すらすら作文術
7月14日~16日(土・日・月祝): イタリア語会話初級TGV
7月21日(土・午後): 英語・翻訳文法(can, may, must)
7月22日(日・午後): オランダ語初級TGV(超速習)
7月29日(日・午後): 英語・翻訳家養成講座(比較級、最上級)

☆詳しい内容、7月までのその他の各国語のセミナーの予定は下記を参照
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   お問合せは小川 seminar@polyglot.jp までどうぞ
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1. シエナの幽霊ホテル (前編) 猪浦道夫
──────────────────────────────────

人生には何もかもまったくついていない日というものがあるものだ。
その日がまさにその典型的な日だった。
僕はそのとき、リミニの近くの町で一仕事終え、アンコーナを回って
アッシジを経由してペルージャに来ていた。僕は日程の関係で、その後
シエナに回り、ローマに戻りたかった。距離的にはさほどのものではなく、
車で移動していたら何ということはない旅程だったが、ペルージャから
シエナへ鉄道で移動するとなると、ちょうどZ字型に行くことなり、
二回の乗り換えが必要だった。うまくやらないと、車でおそらく
二時間もかからない距離に一日を費やすことになってしまう。

作戦を練るためにペルージャ駅近くのキオスクで時刻表を買ってきて
いた。僕はこういうことが結構好きだ。季節は七月で、昼間暑かった
町も夕方になって少し風が出てきて涼しくなってきたので、逗留先の
安ホテルを出て、五時頃国立ウンブリア美術館に出かけることにした。
ルネサンス・ウンブリア派のペルジーノとピントゥリッキオの作品の
中心が中心の美術館だが、僕のお目当てはピエロの「サン・タント
ニオ祭壇画」だった。この作品のためにここに立ち寄ったといっても
過言ではない。

ピエロの絵を見たあと、十一月四日広場のレストランに入り、外で
食事をすることにした。この日は昼間アッシジでたらふく食べたので、
ワインと生ハムだけ注文し、オルヴィエートの白をちびちびやりながら
作戦を開始した。

時刻表のデータによると、ペルージャからまずローマ・フィレンツェ
間の幹線上の駅テロントラに出る、そこで幹線をローマ方向に少し戻って
キウージ・キヤンチャーノに戻り、そこでシエナ行きのローカル線に
乗ることになる。朝の列車の時刻を克明に調べると、一時頃にうまいこと
シエナ行きに乗れることがわかった。

ところが、宿に帰ると宿の主人が、シエナに行くなら直通のバスが
ありますよ、という。なんだ、早く言ってくれればいいのに、と思ったが、
向こうは僕がシエナに行きたいと思っていることは知らない
わけだから仕方がない。なんだか作戦を立てるために費やした二時間が
ばからしくなった。

宿の主人にきくと、シエナ行きのバスは、チェントロを少し下った
なんとか広場から確か十一時頃に出るので、まあ十時半に広場に
ついていれば大丈夫でしょう、という。私はしめしめ、と思い床に
ついた。

朝起きるとさっそく広場へ行くバス乗り場に向かった。すると大勢
の人だかりだ。話を聞くと、今日はなんとかの理由でストライキなの
でバスがいつ来るかわからないという。そこで、その長距離バスが
出る広場まで遠いのかと聞くと歩いても十五分ぐらいだという。
そこで僕は急いで歩いていくことにした。

しかし、僕はペルージャの町を甘く見ていた。僕は結構方向感覚が
よいほうなので、道順に自信をもっていたので、思った方向にずんずん
進んで行くと道に迷ってしまった。
それでも何とか人に道を聞きながら汗だくで広場に着くと、人が
まばらで案内所や切符売り場に一人も人がいなかった。広い広場で、
いったいどこの乗り場からどこ行きがいつ出るのか皆目わからない
うえ、広場中ぐるぐる見て回ったがその情報らしき張り紙ひとつない。
さすがイタリアだ、と変に感心しているとそこへ人がやってきたので、
そうした情報はどのように手に入れるのか、と聞くと、「人がいるとき
に聞きにくるといいでしょう」と真顔で役に立たないことを言われた。
人がいないから問題なんじゃないか。

わずかに一部の乗り場の上に電光掲示板があり、何やら行き先らしき
地名がついては消えていたが、シエナの文字はどこにもない。こうして、
シエナ行きのバスがあるとしたら何時発なのか、ストで来ないのか、
僕は列車で行くべきかどうか選択を迫られる時間になった。列車で
行くならばすぐ駅に向かう必要がある。結局、行けなくなったら元も
子もないと思った私は後者を選択し、ようやく見つけたタクシーで
駅へ急いだ。とんだ出費だ。

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しかしこの選択はひとまず正しく、僕はテロントラへ向かう列車に間に
合うことができた。しかし切符を買う時間がなかったので、三割ほど割り
増し料金を取られた。テロントラに向かう途中の景色はなかなか美しく、
湖でキャンプを楽しみに来る人々がかなりいた。

テロントラにつくと、ほんの二十分ほど特急列車に乗ってローマの方へ
逆戻りすることになる。実はここで、直接タクシーでテロントラから
シエナへ行く作戦も考えられた。イタリアのタクシーは日本に比べると
安いので、距離を測ると四、五千円で行くはずだった。

もちろんイタリアで五千円のタクシー代を使って移動するなど、この
国の普通の人間にとっては狂気の沙汰だが、それで節約できる時間を
考えるとあながち悪い考えではなかった。

しかし、イタリアの国鉄はそれと比較にならないほど安く、いつもの
貧乏人根性が僕の心を揺るがした。それに、この特急に乗れば、次の
キウージでこの国にしては奇跡的ともいえるわずかな時間で理想的な
乗り換えができる。そう思って、やはり列車でいくことにし、特急列車
を待った。

しばらくして、不吉なアナウンスが流れた。
「ローマ行き特急列車は十五分ほど遅れます」
この国では、十五分はたぶん二十分、いや二十五分を意味する。
キウージでの乗り換えは十八分だ。僕は自分の運命に暗雲が立ち込める
のを感じた。

結局、特急列車は本当にきっかり十五分遅れで到着し、僕はこれで
なんとかなるのではないか、と希望をつないだ。
まもなくキウージに到着した。ホームに飛び降りるや横にいた駅員に
聞くと「シエナ行きの列車はまだ来ていない」と言ったので、列車が
少し遅れているな、と安心して切符売り場へ行った。
「シエナ」というとすぐに切符が出てきた。
「ちなみに、列車は遅れているのですか」と聞くと、「時間通り動いて
いますが、今度の列車は十六時十五分発ですよ」という。僕は耳を
疑った。
「確か、一時頃のがあったんじゃ……」
というと、彼女は
「今日は休日運行ですから」という。
僕は後頭部を金槌で殴られたようなショックを覚えた。今日は日曜日
だったのだ。こうして、ペルージャからここまでたどりつく涙ぐましい
努力はすべて徒労に帰した。(続く)


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Copyright(C)2003-2018 Polyglot Linguistic Institute. All Rights Reserved.
発行元: ポリグロット外国語研究所 [ http://www.polyglot.jp/ ]
編 集 : 清岡美佳
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