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メルマガ名
仮説社PublicRelations
発行周期
不定期刊
最終発行日
2017年10月20日
 
発行部数
720部
メルマガID
0000246834
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
教育・研究 > 教育実践 > 教育全般

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔仮説社PublicRelations〕No.282
2017年10月20日
http://www.kasetu.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★目次★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

◎きゅうに寒くなりましたね。
◎『たのしい授業』10月号の反響(中編)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

◎きゅうに寒くなりましたね。
 寒さにめげずに,11月号の〆切日をむかえています。(やっぱ
り,すこしめげているのですが)
 11月号の特集は「教えるに値すること」です。
 「子どもに教えるかどうか」はともかくとして,「自分が知って
いてすごくよかったこと」「知らないでいると危険なこと」って,
改めて考えてみることはとても意味があると思います。
 たとえば,11月号には二階堂泰全さんの「第二次大戦後の韓国=
朝鮮」の第一回目がのっています。
 そこにいくつか「問題」がでてきますが,現代に日本人にとっ
て,すごく重要な判断材料にんることです。
 さて,あなたはどれくらい正答できるでしょう。
 
 日曜日は選挙ですね。
 18才以上の若者も参加する国政選挙。
 私は這ってでも投票にいくつもりですが,全体の投票率はどのく
らいになるか,たのしみです。
 歩いて投票に行けるように,風邪,ぎっくり腰,その他にも気を
つけます。皆様もお大事に。(三)
 


◎『たのしい授業』10月号の反響(中編)
『たのしい授業』編集委員のおたよりを紹介します。

☆☆☆ 2017年10月号(No.468)みんなの音楽 ☆☆☆

 10月19日現在28人からおたよりをいただいていますが,今回ご
紹介するおたよりは新着の14人分です。
 最初に,10月号の主な記事と,その記事に言及されている方の数
(行頭の数字)を紹介しておきます。

19◆梶 孝司「音楽授業プラン〈コードくん〉でうたおう!」
17◆板倉聖宣「〈子ども主義〉の視点で科学をつくり直す」
17◆小野健司「生徒たちの反抗」
12◆小原茂巳「〈正しいこと〉を言っているのに?」
10◆市原辰徳「ぼくにも伴奏ができた!」
8◆峯岸昌弘「たのしいマット運動への道6,前方倒立回転とび」
5◆二宮聡介「切り絵〈春夏秋冬〉」
4◆日吉資子「(つくる)グラノーラのクッキー」
3◆荒居浩明「みんなで“TIRO」
3◆高野 圭「たのしい教師デビューへの道(1)」
3◆小沢俊一「本の紹介『バッタを倒しにアフリカへ』」
1◆梶 孝司「コードくん開発物語」
1◆郡 進「続けることができたのは…」
1◆表紙裏の広告「目が輝く授業のすすめ」
1◆馬場雄二「不思議を遊覧飛行」
1◆金子あゆみ「ボイスチェンジャー」
1◆裏表紙の「ジュースの問題」

 以下,14人の過多の感想です。


15●林 純一(京都・高校)

◆(1)梶 孝司「コードくんでうたおう!」
 音楽の授業をすることはこれまでもこれからもありませんが,音
楽そのものは好きなので,とてもおもしろい授業プランだと思いま
した。「パッヘルベルのカノン」がいろいろな曲に使われているこ
とは知りませんでしたが,授業プランの中でどんどん広がっていく
のは,目からウロコという感じでした。
 二次元バーコードがついていて音楽を聴きながら話を進めていく
のが心地よかったです。カノンって,聞いていてとっても気持ちが
よくなるものですね。
◆(2)小野健司「生徒たちの反抗」
 旧制中学校での「学校騒動」というものについてはほとんど知り
ませんでしたが,沢柳政太郎が有能な教師を集めることで騒動を収
めたという話はおもしろかったです。学びたいと思っているエリー
ト中学生にとって,その学習意欲を満たしてくれる教師を熱望して
いたんだなあと思いました。
 『日経新聞』の「私の履歴書」はとてもおもしろいコーナーで
す。もう50年以上も続いているというのは,読者の支持があるとい
うことですね。
 その他の記事では,
◆(3)板倉聖宣「こども主義の視点で科学をつくり直す」
◆(4)馬場雄二「不思議を遊覧飛行」
がおもしろかったです。


16●山田晃靖(福井・ふれあいスクール)

◇音楽関係の文を読んでいて思いました。同じ芸術教科の音楽科と
図工美術科は違いますね。
 音楽科では,歌うことができる・楽器が演奏できる等「できる」
に視点があり,図工美術科では絵が描ける,物を組み立てられるは
当然の前提で,その子(個)らしさ,創造性など「らしさ」に視点
があるのではないかと,ふと思いました。
 いずれにせよ,できることが楽しさのスタート,学ぶ意欲のスタ
ートになるのではないかと思います。
◆(1)梶「音楽授業プラン〈コードくん〉でうたおう」
 楽器の演奏ができない人にとって,この方法は朗報です。伴奏が
できるというだけでも楽しい気分になれます。用具の開発もなされ
ていて,先生も生徒も「できる」ので楽しいという音楽の授業にな
ると思います。
◆(2)峯岸「たのしいマット運動への道/最終回,前方倒立回転
とび」
 この技は難しいですね。問題6〜8の実技には補助者が必要では
ないかと思いますが,補助者についての記載がなかったのが疑問で
す。
 このシリーズは大変参考になりました。
◆(3)小野「生徒たちの反抗」
 現今のような問題行動が昔もあったのかと思いながら読みまし
た。今の問題行動とは内容が違いますが,先生達にとっては悩みの
種であることは同じです。
 沢柳さんがとった対策(強硬な鎮圧ではなく有能な教師を集め
る〉は,今でも同じように重要です。当時の中学生が好む教師の性
質の第一が〈教授・知力がある〉,第二が〈生徒撫育〉にも納得し
ました。生徒の求めることは今も昔もほぼ同じであるんですね。
◆(4)板倉「〈子ども主義〉の視点で科学をつくり直す」
 「思考実験すればわかるというのがいかにウソであるか」「湯気
が液体か気体か」の箇所では,いかに私自身が知識を押し付けられ
て分かった気になっていたこと,深く考えていなかったことを思い
知らされました。
 直感を大事にして自分の予想を持ち,討論して,実験をし,同じ
ような問題を2つ3つやっていくことで感動的に理解していく授業
書の構成に,すごさを感じました。
◆(5)二宮「切り絵〈春夏秋冬〉」
 下絵が用意されていても(用意されているからこそ),カット作
業の楽しさ,色紙を選んで貼る楽しさがあります。出来上がりもき
れいで,楽しいこと間違いないと思います。


17●田辺守男(埼玉・通信制高校)

◆(1)市原さん「ぼくにも伴奏ができた!」☆☆☆(3/5)
 市原さんが「いかに音楽伴奏技能がないか」ということがとても
よくわかる書き出しなので(失礼),その後の追試記録もとても説
得力があり,たのしく読めました。「結局,6月の音楽はすべて
〈コードと音楽〉関連授業になってしまった。僕自身がすっかりハ
マってしまった」というくだりがとてもいいです。
僕は音楽の授業をこれから先も一生やることはないと思いますが,
こういう「ド・ビキナー」な人の実践記録って,とてもいいです。
◆(2)梶さん「コードくんでうたおう…」☆☆☆☆
 これは素晴らしい授業プランです。特に音楽再生をスマフォがあ
れば,QRコードでその場ですぐに音楽が流せることです。これな
ら,楽器が全く弾けない人でも授業が可能ですね。しかも,選曲が
なかなか絶妙です。年寄りの僕にもわかるし,きっと若者にもわか
る曲でしょう。
 「コードくん」を熊手で作り出すなんて,素晴らしいアイディア
です。しかも100円ショップで買えるのですから,すぐに追試でき
ます。僕の家にはピアノがないので,今度孫の家に遊びに行った時
に,おもちゃのピアノでやってみます。やってみたくなってしまう
授業プランです。
◆(3)小原さん「正しいことを言っているのに…」☆☆☆☆
 いつも小原さんの論文はいいですね〜。とても読みやすいです。
どんどん話に引き込まれていきます。「湯川博士」の演説がどんな
に正論であったとしても,一般大衆がすんなりその理論に乗ってこ
ないのは主体性があるし,直感VS科学の論理ですんなり科学の論理
を受け入れるわけではないからですね。
 「…結果的に教師が権威でもって子どもたちに〈押しつけ〉をし
ていることになります」というのは,正にその通りであって,「実
験」で始めて自分の直感より科学の論理が正しかったと,自然に受
け入れられるのですね。
 湯川君の感想文も,「僕の考えでみんなの予想が正解に偏るので
はないか」と心配したところが,なんとも面白いです。
 最後に板倉聖宣さんの論文を小原さんが「授業運営について」と
して紹介しているのがとても良かったです(75ペ)。「間違えるの
も楽しい」「科学は空想や予想をもとにして実験してだんだんと法
則をつかめてくる」「一連の問題をやって,未知の問題にもずばり
正しい予想が立てられるようになる」…など,学べるところばかり
です。
◆(4)板倉さん「子ども主義の視点で…」☆☆☆☆☆
 僕が《ばねと力》の授業書を初めてやった時の感動を思い出しま
した。目に見えないバネの中身をこんなにも感動的にわかることの
素晴らしさに気づいたのでした。『…〈ばねと力〉によるその具体
化』の本は読んでいたと思いますが,今回,あらためて「これまで
の科学を全面的に変えた授業書」だということが実感できました。
 板倉さんが「わからないことへの強いこだわり」が,革命的は授
業書の数々を生み出してくれたのがよくわかります。少なくとも僕
は,既存の科学に無条件降伏して勉強してきた人間ですから。だか
ら,大学の物理学科をすんなり卒業できたのです(関係ない?)
*83ペ…過激な内容がとてもイイですね。
 「…ぼくが子どものときに軽蔑してくれたり,大人になってもぼ
くを混乱させたり,そして威張りちらした権力者たちに対する闘い
が,授業書を生み出した」という語りには,思わず身震いするほど
の敵意というか迫力を感じます。でも,それは教育を受ける子ども
たちに対する圧倒的な愛情にほかなりませんね。
 その恩恵を受けることができた僕は幸せでした。そして僕の授業
を受けた子どもたちもきっと幸せだったと思います。
*87ペ…仮説実験授業の本当の評価は「1世代,2世代,3世代く
らい後の人たちがどれだけ仮説実験授業を支持してくれるか…で決
まります」という,とても壮大な話です。歴史に残る偉大な科学者
と同じですね。(そういえば,アインシュタインが予言した重力波
の観察に成功したとニュースがありました)
◆(5)高野さん「たのしい教師デビューへの道」☆☆☆☆
 高野さんの連載が始まりましたね。いいですね〜,映画「天空の
城ラピュタ」を見て大学を決めたなんて素晴らしい進路選択能力で
す。高校の先生だから,進路指導の時にきっとこの話はウケるでし
ょうね。
 民間企業で過労死寸前だったのは,ホントに危なかったですね。
良かったです転職を考えるきっかけにもなって…。教師を目指した
のも,若者の相談相手になる心地よさがあったからですね。これか
ら,きっと通信教育での素敵な,運命的な出会いがあるんですよ
ね。


18●日吉 仁(佐賀・小学校)

◆小野健司さんの「生徒たちの反抗」がよかったです。いつの時代
も児童・生徒が一番望んでいるものは楽しい授業なんだなあという
ことがよくわかります。仮説実験授業や授業書を知っているぼくら
の役割は大きいと改めて感じます。ごちゃごちゃいろいろ理由をつ
けず,どんどん楽しい授業をしたいものです。
◆小原茂巳さんの「〈正しいこと〉を言っているのに」もよかった
です。授業をしていると,「理屈が通っているからといって,多く
の支持を得られるとは限らない」という経験をよくします。教師を
目指している若い人たちが,自分自身でそういう経験をすること
は,これからきっと役に立つに違いないと思います。
 授業のことだけでなく,例えば生活指導などで「先生の言ってい
ることは正しいかもしれないけど…」みたいなことってけっこうあ
りますが,こういうことって実験で納得してもらうことがなかなか
できないから,うまくいかないことも多いんだろうなあと思いまし
た。
◆峯岸さんの「たのしいマット運動への道」は,最後の「この技に
取り組む必要は?」がとてもよかったです。
 ぼくは,「必ずしもできる必要はないけど,できるようになった
らうれしい」という部分は,自分でも考えていたし,その活動が楽
しければやる意味があるとは思っていました。しかし,「自分がで
きなくても,友だちができそうになるところを見たら心からすごい
と思えるでしょう」というようなことは,ほとんど意識していなか
った気がします。
 ぼく自身は,「すごい!できるようになったね」と心から感じて
いたと思うのですが,子どもたちもそういう意識になり,「自分に
もできるかも」と思ったり,「人間ってすばらしいな」と感じたり
するかも…というところまで考えていなかったのです。
 今年は「前転」をやって,「側方倒立回転」は今やっているとこ
ろですが,子どもたちが楽しそうに練習する姿を見て,とてもうれ
しく思っています。峯岸さんに感謝です。
◆日吉資子さんの「グラノーラのクッキー」は,過去2年,2年生
でやって大好評でした。家でもやってみたという子が多かったで
す。職員室の評判もとてもよくて,おススメのレシピです。
◆小沢俊一さんの『バッタを倒しにアフリカへ?』の紹介もよかっ
たです。小沢さんの紹介は,「読んでみたいなあ」と感じさせられ
ることが多くてとっても好きです。これからもいろいろな本を紹介
していただきたいです。


19●飯田哲夫(山梨・小学校長)

◆梶 孝司「〈コードくん〉でうたおう」
 音楽鑑賞は大好きでも音楽演奏が苦手なぼくも,なるほど,と納
得するものにできあがっていました。楽器を趣味にしている人にと
っては,よく知られた「カノンコード」らしいのですが,なるほど
こういうものだったのですね。
 昔から音楽と数学の共通点は語られていて,音階とか和音とかい
ろんな法則的な部分について知りたいな,でも,難しそうだなと,
諦めていましたが,こういうプランにしてもらって,知識を得る
と,演奏にも少し手が出せそうだし,音楽を聴いていても楽しみが
倍増するように思います。ぜひ,ほかのプランにもチャレンジして
ください。
◆小野健司「生徒たちの反抗」
 教師に求められる資質能力はどんなものか,考えさせられまし
た。最近は教育委員会主宰の研修がさかんです。いろんなことが,
もっともらしく語られてもいます。
 教わる子どもの側から見ると,求められる教師像は,昔も今も変
わらないのではないか。「教授・知力」という部分です。これがな
いのに,権威や立場で管理したり,威張ったりすると最悪,という
ことでしょう。「たの授・仮説」はその部分をかなりカバーしてく
れたなあと思います。学ぶ価値のあることを,押しつけでなく授業
運営する「授業書」の価値が再確認できる記事でした。
◆小原茂巳「〈正しいこと〉を言っているのに?」
 「理にかなっている,筋が通っているのに,そう簡単に納得され
ない」ということが何故おこるのか,長い間,僕もわからなかっ
た。論理的に正しいのに,なぜそういう方向に世間が動かないの
か。イライラしたこともある。
 小原さんは,人の認識を変えるのは〈権威〉か〈実験〉か,とい
う副題を掲げ,それを取り上げている。「実験」が認識を変えると
記事は進むが,重要なのは,次の点。
 〈仮説実験授業では,討論の途中で「どれが正しい」とか「それ
は違います」ということは,教師は決して言いません〉71ぺ
……という点だ。教師の善意の押しつけが逆に学び手である子ども
の主体的な認識を妨げるからだ。仮説実験授業がなぜ,教育界にも
っと広まらないのか。どう考えても素晴らしいのに。それは実際に
されること(実験)のなかで,広く納得してもらうしかないのだろ
う。このごろはそう思っている。
◆板倉聖宣「〈子ども主義〉の視点で科学をつくり直す」
 小原さんの記事と関連して気づいたのは,実験でない正しさ,理
にかなっているのに,筋が通っているのに,という説明,理屈は,
ほぼ,〈思考実験〉だったのか,ということである。
 「思考実験というのはたいがい分かりづらいです」(79ぺ)
だよな〜。
 「『思考実験すればわかる』ということがいかにウソであるかと
いうことです」(81ぺ)
 なるほど〜。
 板倉さんは,生来,分かったふりをするのが嫌いであろう。板倉
さんはこういっている。
 「〈科学がわかっている〉と思って自慢する人たちに対する敵意
みたいなものが,私は子どものときからあります」(83ぺ)
 やっぱり。
 この原動力?が「押しつけなしで,〈そうなんだ,そういうこと
なのか〉と納得して分かってもらう」「授業書」を生みだしたん
だ,と改めて思うのでした。


20●樋口みどり(広島・ヨガインストラクター)

 仮説実験授業に関係される先生方は,どうしてこんなに元気なの
かなあと,いつも思います。
◆小原茂巳さん「〈正しいこと〉を言っているのに?」
 仮説実験授業の素敵なところが現れていて,「そうそう,そこが
私も同じ気持ちです」といいたいです。〈実験〉による納得のとこ
ろで,教師は子どもたちの議論を正しい方へ導くことはしない,と
いうのが,いいです。普通は間違っている意見は無視されたり,う
まく方向を変えられたりして,納得出来ないけれども,覚えるしか
ない,ということになりがちです。しかし,実験で決まるなら納得
できます。最後の板倉先生の文章がとてもわかりやすかったです。
この文章を読んでいるはずですが,改めて出していただけると確認
できて良いと思います。
◆板倉聖宣さん「〈子ども主義〉の視点で科学をつくり直す」
 「分かった人が読めば便利な教科書」に納得。教科書を読んでも
分からない自分に落ち込んだりしましたが,分からなくても当たり
前だったかもしれないと思うとホッとしました。
 「分からないことへの強いこだわりが原動力」……板倉先生がそ
ういう先生でほんとに良かったし,仮説実験授業に出会えて良かっ
たと改めて思いました。
◆市原辰徳さん「ぼくにも伴奏ができた!」
◆梶孝司さん「〈コードくん〉でうたおう!」
 「コードくん」がとてもいいですね。楽しそうです。これなら,
音楽が苦手な人も楽しくなるのではないでしょうか。見ているだけ
でも興味がわくし,「ちょっと使わせて」といいたくなります。
◇10月号んお記事ではないですが,仮説社で売っている名和さんの
「《足はなんぼん?》の掲示用写真セット」がとても良いです。お
母さん方が,きゃー!っと言ってました。迫力があります。


21●佐々木邦道(千葉・小学校)

◆(1)梶さん「〈コードくん〉でうたおう」
 私は,このプランを川崎のナイターで受講したことがあります。
私はギターを弾くので,「そう言われてみれば,にているコード進
行があることは経験上,私も知っていたなあ」と思った程度でし
た。
 しかし,時は流れて今年の9月,音楽専科が5年で和音の授業を
していました。
 〈1度の和音〉だとか,〈4度の和音〉だとか…決まった知識を
上意下達のように教え込む授業,そして,楽しい顔をしないで練習
する児童…。1度とか5度という言葉自身も意味がわからず,何でこ
んな授業をするの?と思っていた矢先,『たの授』でこのプランに
出会い直しました。
 「そうだよね,こんな風にコード進行の類似点を体験して,自分
でもこのコードなら伴奏できるかもしれない」と思わせることは,
「和音」への興味関心を広げる第一歩なのではないか,と思い直し
たのです。
 早速,10月号を音楽専科にプレゼント。私も,このことを「校内
瓦版」(研究主任として校内に不定期に配っている私の思いを綴っ
た通信)に書く予定です。
 「教科書にあるから教える」のではなく,音楽などは特に「興味
関心,楽しさ優先」の教科なのではないかと,再確認しているとこ
ろです。
 また,〈1度の和音〉などという言葉自体も,音楽への興味関心
を薄くする専門用語なのではないでしょうか。
 和音の歴史,音程の歴史,五線譜の歴史,ト音記号の歴史などを
誰かわかりやすく,授業プラン化してもらえないでしょうかね。
◆(2)小野さん「生徒たちの反抗」
 明治期からの就学率や通学率については,『(週刊朝日百科)日
本の歴史103/近代I4学校と試験』に板倉さんが作成したグラフ
が載っていて,明治期の通学率が少なかったのは知っていました。
 しかし,「学校騒動」については全く知らなかったので,とても
興味深く読みました。明治期の中学生が「好奇心旺盛で,学ぶ内容
について貪欲だった」ことが見て取れました。
 しかし,最後のまとめの部分が,今一歩のような気がしました。
沢柳さんの実践までは興味深く読めましたが,戦後についてのコメ
ントが, いまいち薄い。「現在だって,児童生徒はたのしい授業を
期待している」という結論に安易に結びつけすぎていると思えるの
で,不登校とたのしい授業の相関については,もっと慎重に結論を
出した方が良いような気がします。(結論には賛成なんですけ
ど…)
◆(3)峯岸さん「前方倒立回転跳び」
 私は高学年のマット運動の仕上げをこの「前方転回」で終えてい
ました。
 私はその基礎技術として
 ア 倒立が出来る
 イ 倒立から前方ブリッジが出来る
 ウ 側転からロンダートができる
の3点に絞っていました。
 イの段階までは結構行きますが,助走とホップを入れた前方転回
になると,ちょっと飛躍があって,背を丸めた回転になってしま
い,着地が うまくいかない子が多く出てきます。
 今回,このプランを見て
 1…問題2のブリッジ姿勢
 2…問題3 手の突き放し
 3…問題6 補助器具
が,有効なのではないかと感じました。
 現在は前転と開脚前転を行っているところなので,今の5年生を
来年も持つようであれば,このプランで,前方転回に挑戦してみよ
うと思いました。
◆(4)板倉さん「〈子ども主義〉の視点で科学を作り直す」
 〈思考実験が優等生的な理科教育を産んだ〉ということに賛成で
す。類似問題を何題も重ね,その後に個別問題から「任意の物でも
必ず○○になる」といった法則に結びつくような劇的な問題に出会
って始めて法則が自分の物になる……このような授業書構成こそ,
仮説実験授業の神髄だと思います。
 だから,わかったふりをするのではなく,とことん法則に近づく
楽しい実験を見つけることが授業書作成には大切なんですね。


22●金子あゆみ(愛知・高校,理)

◆小野さん「生徒たちの反抗」
 私の住む地域の話。もともと尋常中学校だった高校は,いまでも
一番の進学校で影響力も大きいと言われています。
 その学校がクーラーを導入すれば,近隣校もそうします。その学
校が7時間授業を取り入れれば,近隣校も検討します。
 校長先生でもヒエラルキーがあって,その高校の校長=力があ
る,とか。(力ってなにさ)
 明治の名残を,いまなお引きずっているのだなぁ。
 53ぺの当時のアンケート結果が興味深かったです。
◆小沢さん紹介の『バッタを倒しにアフリカへ?』
 たまたま,我が家にもこの本が流れ着いて,読んでいました。
 内容もええぇ〜!おもしろい人だ!ですが,表紙のインパクトも
大。ぜひ本屋で手に取っていただきたいです。


23●根本 巌(神奈川・中学校,社会)

◆小原茂巳さん「〈正しいこと〉言っているのに?」
 イチ押しです。「説得力がある意見なのに,なぜ?」ということ
は,中学校でもよく起きます。
 誰かが予想の理由を発表したり討論で反論したりして,「お
ぉ〜」と驚きの声が上がったり,「あぁ〜,そうだった」と感嘆し
たり,「これで決まりじゃん」と笑いがひろがったり……。授業し
ている僕としてはいい展開だなぁ,ドラマだなぁなんて,思わずニ
ンマリしてしまう。
 それなのに,予想変更が起きない,チラホラしかいないというこ
とが,けっこう起きるのです。そんな時に,これまでは「どうして
だろう」「もったいないあなあ…」「でも思春期だからなぁ,自分
の気持を素直に表しにくい年頃だからなぁ」なんて思ってました。
(時には,「あれっ」と思うなら変更しなよ」「積極性がない子た
ちなんだな」「ノーミソ動いているの?」なんていらいらすること
すらありました。
 そんなボクは,小原さんのように「人びとは〈博士〉という権威
にもなびかなで,自分の感覚や,自分の思いを大切にしている。す
ばらしいなー!」なんて発想,まったく持てずにいました。いや
あ,マイリマシタ。小原さんはスゴイです。学ぶこといっぱいの記
事でした。
◆小野健司さん「生徒たちの反抗」
 この話自体は,以前,聞いて知っていました(そのくせ,〔質
問〕や〔問題〕はけっこうまちがえちゃった)。それでも,まとめ
て読むと,素晴らしい内容だはあ,重要なことが書かれているなあ
と思います。日本中の教育委員会や校長に配って読ませたくなるく
らい!
 本筋と外れたところでは,小野さんの問題意識の変化や研究過程
がおもしろかったなあ。「宝の山」と思えた資料を発掘し,「あれ
もこれも」とやっているうちに「作業がつまらなくなってしまう」
という経験は,ボクにもあります。それを「興味ある内容を一つに
しぼる=目的意識的に調べる」ことでクリアしていく。ここが重要
なんですね。
(とはいえ,「読みたくなる教育史」の1つの章として,今回の記
事は生きると思います。小野さん,ぜひ本として完成させてくださ
いね)
 ついでですがが,最後の2行が,「そのとおり!」なんですが,
なんか最近こういうマトメ方の文章が増えてきたようで,気になり
ます。気のせいならいいのですが,何か「一色に染まる」感じは,
ボクの肌にあいません。
◆板倉聖宣さん「〈子ども主義〉の視点で科学をつくり直す」
 不覚にも(?)「思考実験」という言葉を初めて知った気がしま
す。
 そして,「思考実験」と「仮説実験」を対比することでくっきり
と見えてくるものがある気がしました。「本当の意味では〈実験〉
にかわる〈思考〉というものはありません。しかし,これまでの教
育は,いわば思考実験でいろんなものを教えてきた感じがします」
という文は,〈アクティブ・ラーニング=主体的・対話的で深い学
び〉が取りざたされている近年,特に重要な一文だと思います。ボ
クのまわりでも〈アクティブ・ラーニング〉が話題になるとき,
「生徒に考えさせる」「筋道を立てて証明できるようにさせる」と
いう言い回しが必ず聞こえてきます。同時に「(1時間の授業枠の
中で)教師が生徒に,正しく考えられるようにさせられているか否
か」を授業評価の基準とみなすことがさも当然のように振る舞うベ
テランがいます。
 そうじゃないよ!ということを突きつけてくれる板倉さんの文
章。これをよくこの時期に発掘してくださいました。犬塚さん,さ
すがです。
 さらに付け加えれば,いわゆる「授業プラン」の中にも,本文中
に書かれているような「すでに理解した人が便利なように整理して
まとめ」て,「筋道をたてて考えて,分かってほしい」といって書
かれたようなものが少なくない気がします。そうした「授業プラ
ン」と,「授業書」というものの違いについても考えることができ
できる記事でした。


24●須崎正美(埼玉・中学校理科)

◆板倉聖宣さん「〈子ども主義〉の視点で科学を作り出す」
 板倉さんのお話を聞いていると,授業書はいたるところ,「子ど
も主義」が満ち満ちているのだなと再発見します。また,これまで
の理科教育というものが,「科学がわかっている」と自慢している
人たちによって作られてきたということを強く感じました。
◆小野健司さん「生徒たちの反抗」
 とても興味深い研究です。今よりも自由が少なかったと思われる
明治時代に,学ぶことを求めて,中学生の「学校騒動」が全国的に
広がっていったのはすごいことです。ある意味では,明治の学校教
育の成果だったかもしれません。今だって,子どもたちから糾弾さ
れそうな教師は,たくさんいるような気がします。これからも小野
さんには,〈読みたくなる教育史〉をどんどん掘り起こしていって
ほしいです。
◆梶孝司さん〈「コードくん」でうたおう!〉
◆市原辰徳さん「ぼくにも伴奏ができた!」
 私は楽器演奏が全く苦手です。でも,梶さんの〈コードと音楽〉
(〈「コードくん」でうたおう!〉)の講座を受けて,1回で弾き
語りができてしまいました。伴奏が苦手だと言う市原さんも,2年
生の子どもたちに,「コードくん」を使って伴奏ができるようにな
ってしまいました。「コードくん」の発明はすごいです。またこん
なにも多くの曲に「カノン進行」が使われていることにも驚きまし
た。


25●長崎平和(東京・塾講師)

◆梶さん「〈コードくん〉でうたおう」
 “パッヘルベルのカノン”が色んな曲と似ているっていうのは5年
前に,お笑い芸人で最近役者もやられている,マキタスポーツさん
がネタにしていました。
 Jポップで売れた曲は大抵カノンで作られていると。ミスチルの
曲もAKB48の“ヘビーローテション”もおんなじカノン進行だと言っ
て実演してました。
 そういえば,ビートルズの“レット・イット・ビー”のイントロ
と,アリスの“遠くで汽笛を聞きながら”と,ギターで弾くときは同
じコード進行で,おもしろいなあって当時思ってました。
 高2のとき,音楽の夏休みの宿題で「作曲」っていうのがありま
した。ぼくは才能を発揮して(笑),英語の宿題をやってもらうか
わりに作曲の宿題を何人分かやりました。夏休み明けの音楽の時間
に各自発表し,そこで投票を行って,人気ベスト20の曲で後日校内
でコンサートを演るってことになりました。ぼくの曲(^^;)がそこに
2曲? や,3曲だったか? 入りました(^^;)。
 その曲も今から思えば〈カノン進行〉でした。「日本人は〈カノ
ン進行〉に弱い」ってマキタスポーツも言ってましたが,なるほど
なあって,梶さんの記事を読んで色々思い出されてきました。
 久々にギター弾きたくなったけど,その前に弦を買ってこなき
ゃ。めんどくさいなあ(^^;)。


26●荒居浩明(神奈川・小学校)

 今月号,梶さんの「カノン」の記事が載ったのがよかったです。
もうとっくに載ってもよかったのだと思っていたので,ホッとして
います。
◆梶 孝司さん「音楽授業プラン〈コードくん〉でうたおう!」
 宮城で夏の大会があった2012年からあたためていて,私(荒
居)も途中お手伝いをしたので,とても気になっているプランでし
た。
 最近では,音楽が好きな人の間では知られるようになってきた「パ
ッヘルベルのカノン」のコード進行について,前面に出して行なっ
てきましたが,それを百均のグッズで,ピアノ伴奏をしてしまうと
いうことで,誰でもが簡単な伴奏ができるということに目を向けた
のが,一般化できる一つの内容だと思っています。これからどんど
ん広まっていくのだろうと思っています。
 それと同時に,「音楽の授業」では,どんなことがたのしくなり
得るのかということが見直されるのではないのかと思っています。
 勘違いされないようにしたいのは,1.3.6.5.4.1.4.3.などの
コード進行の書き方は,以前からあるということです。ネット上に
も載っているので,この会のオリジナルではないことを申し上げて
おきたいと思います。
 『たのしい授業』誌に載ることで一番気になっていた音楽を聴く
ところを「QRコード」を使ったのは本当にすばらしいと思いま
す。これは驚きました。
 同じ内容の流れで
◆市原辰徳さん「ぼくにも伴奏ができた」 
 この記事もとてもよかったです。それは,春に私(荒居)のDVD
を購入し,たのしく音楽を行なうことの可能性を見出していること
に加えて,梶さんの「コードくん」等を使って,自分でも伴奏がで
きるようになってきたことのたのしさがにじみ出ているからです。
 私が市原さんに聞きたかったのは,子どもたちの感想です。自分
が弾けるということの喜びを,子どもたちがどうとらえているかと
いうことです。「伴奏ができる」ことと「音楽の授業のたのしさ」
との結びつきがさらに知りたいところです。これからいろいろ反応
が出てくるのがたのしみです。
◆荒居浩明(本人)「みんなでTIRO」 
 自分で言うのもなんですが,これは絶対に喜ばれると思っていま
す。春から行なっていて,多くの方から「とってもよかった」との
反応がありました。今回の『たのしい授業』誌の編集委員の感想に
も,実際に行なってたいへん喜ばれていることが書かれていまし
た。夏から今までにも「やっています。みんな大喜び」の反応が出
ています。
 「誕生日」の歌がこれから新しい面を迎えている気配がしていま
す。一つ反省点は,QRコードなどを使って,みんなが見られるよ
うにできればいいなぁということです。
◆小沢俊一さん「バッタを倒しにアフリカへ?」
 ウルド浩太郎さんのことは,以前から知っていました。2012年
に出版された同氏の『孤独のバッタが群れるとき』というのを読ん
でいたこともありますが,私自身が「直翅類学会(バッタ・キリギ
リス・コオロギの昆虫研究会)」に入っているからです。私は自然
観察の中でも特に「直翅類(ちょくしるい)」が得意なのです。
 小沢さんがおっしゃっている通り,この本は「バッタ」がおもし
ろいのではなく,前野さんの体験や考えを,とてもわかりやすくた
のしく読めるように書かれているからです。村上春樹よりおもしろ
いというのは,私にしてみれば当たり前としかいいようがないくら
いです。
 それと同時に,バッタの仲間に興味を持ってくれる人が増えたら
いいなぁと思ってしまうのは,私だからでしょうか。
 他にも
◆板倉聖宣さん「〈子ども主義〉の視点で科学をつくり直す」は,
やっぱりそうかぁと思わされるほど,とても感銘を受けました。
「そこが大事だよな」と思うところでした。


27●宮本明弘(京都・海外科学授業支援)

◆板倉聖宣「〈子ども主義〉の視点で科学をつくり直す」
 この講演内容は,初めて知りました。とても新鮮な気持ちで読め
ました。板倉さんの徹底した〈子ども主義〉に全幅の信頼を置きま
す。
 私は,初めの頃は「湯気」と「水蒸気」との区別などしていませ
んでした。というよ り,そんなことは気にもしていませんでした。
そもそも分子,原子のイメージすらありませんでした。あるとき誰
かに,「湯気は目に見えるから液体」と言われ,「そうか, なるほ
ど」「確かに水蒸気は目に見えないほど小さいから気体だけど,湯
気は目に見えるから液体だよな」と思い直しました。
 そんなことを周りの人にも話したように思います。ところが,こ
のお話を読んでまたまた自分の浅い理解にあきれました。そして,
自慢したつもりはないですが,やはり,反省せざるを得ませんでし
た。もっと,正しく物事を捉えたいですね。やはり,自分の頭で考
え,判断することの大切さを思います。
◆市原辰徳「ぼくにも伴奏ができた!
 とても自分のことのように感じて読んでいました。「そもそもぼ
くは音符が読めません。〈ド・レ・ミ〉くらいまではいいのです
が,〈ファ・ソ・ラ・シ〉あたりになると,下から数えていかない
と分からなくなります。数字を1から数えるようなものです。2分
音符とか,休符とか,そういうのもなんだかよく分かりません。ど
の音符は何個分弾 くとか,そんな暗号みたいなことはとても覚えら
れません」……この気持ち,とてもよくわかります。
 そもそも音楽ができないと思っている人は,どうしてそう思って
しまったのでしょうか。
きっと音楽で打ちのめされた経験があるのではないかと思ったりし
ます。要するに,自分で考えるという自信をなくしてしまっている
のだと思います。自分の頭で考えられなくなってしまっている。落
ち着いて考えればわかることでさえも,自分にはもう考えられない
と思ってしまっている。それと,ピアノが弾ける人には,もともと
何か特別の才能があるのではと思っている。例えば,絶対音感があ
るとか,リズム感が優れているとか,小さい時にピアノを習わなか
ったら,もう学んでも手遅れなのだとか……。
 私は現役の頃,音楽室に行くのが恐怖でした。ピアノの弾けない
私が何をしに音楽室に行くの? 音楽室のグランドピアノの存在が
恐怖でした。なすすべもない。教室のオルガンでさえ,恐怖に感じ
ていたのに。でも,それも仮説実験授業のおかげで和らぎました。
 これからは,市原さんは積極的に教室のオルガンに接することが
できるでしょう。もう,教室のオルガンは物置台ではなくなってい
ることでしょう。「音楽授業プラン〈コードくん〉でうたおう!」
で,音楽の授業をすることが楽しい!と思えたのですから。
 人生観が変わるほどの変化だったのではと想像しています。その
うち楽譜も見て見ようかな と思うかもしれません。そんなにすぐに
読めるようになるとは思えませんが,劣等感は半減します。確実に
自分の頭で音楽が考えられるようになると思うのです。それが素晴
らしいことだと思います。もっといっぱい試したいです。仮説のプ
ランを!◆梶 孝司「音楽授業プラン〈コードくん〉でうたおう!」
 やっと,梶さんのプランが『たの授』に載りました。単純に嬉し
いです。QR コード がついて,ますます授業するのが使いやすくな
ったと思います。もっと進化していってほしいです。応援していま
す。
◆荒居浩明「みんなでTIRO」
 いわゆる音楽の堪能な人は,楽譜を見ればそのメロディーもわか
るのでしょう。また,ピアノなど楽器の演奏できる人は,その楽器
を使ってメロディーを知るのでしょう。
 そういう方法を持たなかった人は,いつもこういう時に戸惑って
しまっていました(以前の私がそうでした)。
 少なくとも仮説社のページにアクセスすれば,「TIRO」のメロ
ディーを聞くことができるとか,CDが付録についているとか何か
サービスがほしいのです。よろしく!そうでないと,せっかくの荒
居さんのレポートを評価することができません。
◆小野健司「生徒たちの反抗」
 小野さんの研究の動機から始まり,その研究方法が書かれてあり
「生徒たちの反抗」という興味を引くタイトルもあり,ついつい読
み進んで行きました。
 結論は,そうなるだろうなあと予想がつきましたが,〈読める教
育史〉は嬉しいです。そして,今後も小野健司さんの〈読める教育
史〉を期待しています。また,載せてください。
 「子どもたちは,動機こそ違っても,「〈知的に満足のいく授業
=学習意欲のわく授業〉をいつの時代も求めている」ことが浮かび
がります。それを解決できるのは,〈たのしい授業〉以外にはない
と言っていいのです」……その通りです。ますます〈たのしい授
業〉〈仮説実験授業〉の重要性が証明されました。
◆日吉資子「グラノーラのクッキー」
 ものづくりは,まずは作ってみないとねーと思い,作ることにし
ました。学校でするとき,ホットプレートは何台ぐらい用意するの
でしょうか? たくさん教室でホットプレートを使うと,必ずブレ
ーカーがショートしてしまいました。廊下のコンセントで電源をと
ったりして,大変でした。もしもいい方法があったら,教えてくだ
さい。
 ところで,テフロン製のフライパンにクッキングペーパーを敷い
て,試しています。いい具合にできそうです。
 今,できました。少し,バラバラ気味になってしまいました。具
材をフライパンにどんと一つにしてしまったからだと思います。
 ホットケーキミックスがなかったので,強力粉にしました。黒み
つがなかったので,はちみちにしました。量もちょっといい加減に
してしまいました。でも,少しバラバラですが味は結構良かったで
す。
 ホットケーキミックスと黒みつが手に入ったら,今度はしっかり
計量して作ってみます。
◆小原茂巳「〈正しいこと〉を言っているのに? 」
 サブタイトルに「人の認識を変えるのは〈権威〉か〈実験〉か」
とあります。そう問われれば,〈実験〉とすぐさま答えられるので
すが,「〈正しいこと〉を言っているのに?」とどういう関係があ
るのかと思い読みました。
 とっても満足のお話でした。
 人は,なかなか他人を信用しませんね。でもそれは,「自分の頭
で考えたらそうなる」ということだから,それはそれで素晴らしい
ことなんですね。そのあたりのことを小原さんは,「さらに,人び
とは〈博士〉という権威にもなびかないで,自分の感覚や自分の思
いを大切にしている。すばらしいなー!」といっています。
 他人の話を簡単に信用してしまいがちな私は気をつけなくては。
普段の生活の中でも,仮説実験の考え方がうまく使えるようになる
ために練習しておきたいです。
◆二宮聡介「切り絵〈春夏秋冬〉」
 すぐに取り組める優れた図工の実践だと思います。年に4回も似
たようなことを取り組むので,回を追うごとに作品の制作にも慣
れ,また,次回への工夫も自ら生まれて来るのでしょう。繰り返し
ドリルできる点が「達成感がすごかった」と言わせているのだと思
います。「美しい作品」よりも「作り易さ」を優先している」とい
う二宮さんのこ だわりが正解だったと思います。
◆峯岸昌弘「マット運動プラン6/前方倒立回転とび」
 編集後記に「この連載をベースに,よりパワーアップした書籍を
来春刊行予定です」とありましたが,パワーアップの1つに是非,
解説 DVD 付きですぐに授業にかけられるような工夫たっぷりの書
籍化を期待しています。そのためには,たくさんの追試レポートが
必要だとは思いますが……。また,峯岸さんによる体験講座もあち
こちであるとい いですね。来年の刊行を楽しみにしています。
◆金子あゆみ「チョコっとボイスチェンジャー」
 やってみました。たのしいです。「マーブルチョコはないけど,
ストーンチョコならあるぞ」と,2ページ目を読まないうちから他
にもいろいろできそうと思い,ゴソゴソ探し始めてしまいました。
探しながら,続きを読み出すと「あぁ,なんだ。いろいろ試したん
だー」と,ちょっとがっかり。でもそうだよなあ,他のものを試さ
ないはずがないと思い直し,また「我々は,宇宙人...」とやってい
たら,隣でお仕事やっていた奥さんから「うるさい〜」って言われ
てしまいました。グラノーラクッキーも美味しそうに出来上がりま
した。ちょっとここでティータイムにします。


28●長澤弘明(神奈川・民生児童委員)

◆裏表紙の「ジュースは出る?」の問題(授業書《空気と水》問題
8)で,かつてで失敗したことを思い出しました。ジュースの缶に
二つ穴をあける問題です。ジュースの種類を気にぜずに,ただ「無
添加だから」と選んでいました。しかしそれは「ミカンのつぶつぶ
入り」で,穴を二つあけても液が素直に出てきません。幸い,校門
の近くに自動販売機があるのを思い出して,缶コーヒーを手に入れ
て実験をやり直しました。ミカンジュースを使うときは要注意で
す。
 この実験については,小原茂巳さんの「〈正しいこと〉を言って
いるのに?」にも出てきますね。
◆小野さんの「生徒たちの反抗」
 興味深く読みました。質の違いはあるものの,明治時代から生徒
たちの反抗があったのにびっくり。
 
                  ……… 次号へ続く …… 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
*メルマガ編集部よりひとこと*
今号もお読みくださりありがとうございました。
雨・雨・雨ですね〜。台風も近づいているということで,ますます
注意が必要な週末となりそうです。みなさまどうぞご無事でお過ご
しくださいませ。
近所の保育園の園長先生が,「このままだと今週も運動会が延期
に…」と頭を抱えていました。二度目は中止になるのが一応の決ま
りだそうですが,子供達も先生方も練習に練習を重ねてきたので,
できれば室内でもやってあげたいんだけど,と…。
なんとか天気が回復すればいよいのですが。。

それでは,また次号で~!
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
仮説社のメールマガジンをお読みくださいましてありがとうござい
ます。弊社発行の月刊誌『たのしい授業』や書籍をお読みくださっ
ている読者のみなさまや,仮説実験授業を実践,あるいはこれから
実践してみたいと考えている方などに,弊社の新刊情報を少しでも
早くお知らせできたらと思い,このようなメールマガジンを発行し
ています。そのほかにも,『たのしい授業』の情報,新しい実験器
具やおもちゃの情報もいち早くお伝えできればと思っています。当
メールマガジンへのご要望などございましたら,下記メールアドレ
スにお寄せくださいますようお願いいたします。
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