月刊バロック通信

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バッハ・ヴィヴァルディ・ヘンデルが活躍した時代へようこそ! チェンバロ奏者で『古楽でめぐるヨーロッパの古都』の著者が バロック音楽を中心とした古楽の世界へ、まったりのんびりご案内します。

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メルマガ名
月刊バロック通信
発行周期
月刊
最終発行日
2018年04月22日
 
発行部数
203部
メルマガID
0001306010
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
エンターテイメント > 音楽 > クラシック

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月刊バロック通信 Vol.83
こんにちは。いにしえの宮廷楽師です。今月は以下の内容をお届けします。
=<< 目次 >>=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
++01 領主の鏡(前編)
++02 これからの公開講座
++03 突撃!バッハの昼ごはん
++04 編集後記
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

++01 領主の鏡(前編)

前回まで2回にわたって、チェコのモラヴィア地方の宮殿で、他の国々にも影響を与えるほど音楽活動が活況を呈していたというお話をしました。それらの城館の主は当時の支配層であったドイツ系貴族で、30年戦争の後そのほとんどが農奴となってしまった地元のチェコ人との間に軋轢はなかったのかという疑問がわいてきます。

今日ご紹介するのは、ヤロムニェジツェの城主、ヨハン・アダム・フォン・クヴェステンベルク伯爵(1678-1752)。彼は当時の支配者層の鏡ともいえ、なぜヤロムニェジツェの宮殿がモラヴィア地方のバロック音楽の中心地の一つとなったのか、彼の人物像からうかがい知ることができます。

クヴェステンベルク伯爵はハプスブルク家の家臣の家柄で、ウィーンに城館を持ち、ヤロムニェジツェのほかにもいくつか所領を持っていました。ヨハン・アダムは8歳の時に両親を亡くし、叔父が後見人となって13歳の時にウィーン宮廷アカデミーに入学。当時の上流階級の人々は、ドイツ語さえできれば何の不自由もなく生きていけたのですが、彼は敢えてチェコ語の習得につとめました。

大学では、当時の大部分の貴族と同じく法学を専攻しました。しかし彼がハプスブルク家の皇帝ヨーゼフ1世に献呈した学術論文は「支配者として欠くことのできない『徳』について」というものでした。この論文でクヴェステンベルク伯爵は、支配者がひとりの「人間」としてあるためには、以下のことが必要である、としています。臣民に音楽によって得られる幸福と慰めを提供すること、劇場で彼らの協力のもとに劇を上演し、彼らの目を楽しませること、音楽を学校教育の教科に組み入れること・・・

伯爵は大学卒業後にイタリアに赴き、そこでオペラと出会い、それらを自分の所領で上演する決心を固めました。皇帝に献呈した論文の内容を、実際に行動に移すことに決めたのです。1699年にウィーンに戻り皇帝ヨーゼフ1世を補佐する役職につくと、宮廷オペラ劇場で演奏している音楽家やその他の芸術家たち、また彼らのパトロンとなっている貴族たちとのコネクションを広げていきました。そしてウィーン帰国後の初めの一年で、すでに室内楽編成の宮廷楽団を編成することに成功しました。

伯爵は1735年に皇帝のもとを辞し、ブルノとヤロムニェジツェに移り住み、さらに規模の大きい宮廷楽団と宮廷オペラ劇場を整備することにつとめました。宮廷楽長、宮廷舞踏長、演出家を常勤で雇い入れ、衣装はヤロムニェジツェの仕立屋に、舞台の書き割りも地元の画家に製作を依頼しました。ここで彼がかつて習得したチェコ語の力が発揮されます。そのお陰で彼は宮廷の仕事を、被支配地に住むチェコ人に協力してもらうことができたのです。(つづく)

☆今月の一曲☆
フランティシェク・ヴァーツラフ・ミーチャ作曲 
オペラ(セレナータ)《三つの巨塔の精力的な建設》より
https://www.youtube.com/watch?v=DLYWIiO_Frs
※クヴェステンベルク伯爵に捧げられたオペラ。3つの巨塔とは、当時伯爵が治めていた3つの所領を象徴している。オロモウツ・バロック音楽祭のライヴ動画。

++02 これからの公開講座

●「フランス音楽の旅 第2回 クラヴサン・デュオの饗宴」
コンサートをより楽しむための事前講演会
日時:5月7日(月)18:45-19:45 
会場:六本木グランドール・マンション2F 202号室
参加費:講演のみ聴講1600円、演奏会チケット購入の方700円
お申込み:
メール info@viagalleria.or.jp 電話 045-961-0813 一般社団法人 ヴィア・ガレリア(岡田)まで

5月17日(木)に行われるコンサート「フランス音楽の旅~クラヴサン・デュオの饗宴~」のプレ・トークとして、17世紀から18世紀にかけてのフランスのクラヴサン(チェンバロのフランス語読み)音楽について解説いたします。
※5月17日(木)コンサートの詳細・お申込みはこちら!(渡邊は出演いたしません)
http://viagalleria.or.jp/event/

●チェンバロの歴史
日時:6月6日(水)10:30-12:00
会場:朝日カルチャーセンター新宿校
参加費:会員 3240円 一般 3888円
お申込み・お問合せ 朝日カルチャーセンター新宿校 03-3344-1945
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/35aa00a0-6557-fe13-94b2-5a65659b91a4

●教会と音楽 セミナー
第4回 北ドイツ紀行・リューベックからベルリンまで 7月7日(土)10:00-12:00
会場:Space415(JR中野駅より徒歩12分)http://space415.info/access/
参加費:各回3500円
詳細、お申込み:http://i-travel-square.tokyo/seminar/church-music/
メール info@i-travel-square.tokyo 電話 03-6706-4700 株式会社 アイ・ティ・エス(尾芝)まで

「教会と音楽セミナー」は、著書『古楽でめぐるヨーロッパの古都』の視点、つまりある街・ある場所でどんな音楽が鳴り響いていたのだろうか、という視点で、様々な地域についてのお話を進めていきます。毎回、CDなどによる音源資料と、街の様子が分かる画像資料をたくさんご用意していますので、旅をする気分で、美しい音楽とその時代背景をお楽しみください。

●歴メシ!とめぐるヨーロッパの古都(全6回)
会場 松本記念音楽迎賓館(東京都世田谷区岡本2-32-15)
http://ongakugeihinkan.jp/
選曲とお話 渡邊温子(『古楽でめぐるヨーロッパの古都』著者)
調理 <音食紀行> 遠藤雅司(『歴メシ!世界の歴史料理をおいしく食べる』著者)

イタリア、スイス、ベルギー、ドイツ、スペイン、フランス…音楽と旅する本『古楽でめぐるヨーロッパの古都』に登場する街6カ所を巡ります。一回につき一つの街を取り上げ、そこで作曲された音楽を聴きながら、作曲家も食べたかもしれない!?その時代の歴史的再現料理をいただきます。当地の風景画像を眺め、古の音楽が育まれた時代背景を探っていきましょう。

第1回・第2回 終了
第3回 6月17日(日)アントウェルペン(17世紀ベルギー、ルーベンスの時代)
第4回 7月28日(土)リューベック(17世紀ドイツ、ブクステフーデの時代)
第5回 9月 2日(日)セビーリャ(16世紀スペイン、大航海時代)
第6回 10 月27日(土)ヴェルサイユ(18世紀フランス、ルイ14世の時代)
参加費:各回 アルコール有り¥5,000 アルコール無し¥4,000
お申込み・お問合せ:cembalonko2002♪excite.co.jp(♪をアットマークに替えてください)

++03 突撃!バッハの昼ごはん

1745年に出版されたベストセラー『ライプツィヒの料理本』に掲載されたお料理をご紹介します。もしかしてバッハも味わったかもしれない料理のレシピを、ちょっとのぞいてみませんか。

その15 <スタッフド・アプリコット> 原文レシピ番号547
1.あんずの皮をむき、半分に切り、種を取り除く。
2.アーモンドをすり鉢ですりつぶす。そこに小さめのレーズンを刻んで混ぜる。
3.砂糖を小鍋に入れ、そこにローストしたおろしゼンメル(パン粉)を入れ、さらに砂糖とシナモンをふりかける。
4.そこに2.を加え、ローズウォーターか甘いワインで湿らせる。
5.4.を種をくりぬいたあんずに詰め、器に入れ、そこにマルヴァジアワインか良いワインを注ぎ、少し砂糖を加える。
6.5.を炭火にかけ、半熟卵をゆでるくらいの間、熱する。なお、あんずに詰め物をしなくてもできる。

++04 編集後記

季節が先走ってしまったかのように、強い日差しが降り注ぐ今日この頃、緑もますます色濃くなって参りました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

来月5月10日から28日まで、2年ぶりにアメリカを訪れます。今回は、ミシガンで北米歴史的鍵盤楽器協会のカンファレンスに参加したり、ワシントンDCでヴァイオリニストのMary Findley女史とのコンサートに出演したりする予定があります。しばらく住んでいたメリーランド州では、友人を訪ねる楽しみもあり、準備に追われながらもわくわくしています。良いご報告ができるよう、頑張ってまいります。
(当メルマガはいつも通り22日に配信される予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。)

また帰国後すぐに、5月31日より浦和での公開講座も始まりますので、チェックしていただければ幸いです。
https://cembalonko.exblog.jp/11680488/

今月も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
また来月、お元気でお目にかかりましょう!
ご質問・ご意見・ご感想などもお待ちしております。
→ http://form.mag2.com/mouwuuanio

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★発行人:いにしえの宮廷楽師(渡邊温子)
★サイトURL:http://cembalonko.exblog.jp/
★発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
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