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成功する人は、そもそも他人と「道の選び方」が違う

ビジネス書には、よく「普通の人と違うことをしなさい」と書かれていますよね。でも、どちらの道を選べばよいのか悩んだとき、大抵の人は「普通と違う道」を選べない心理が働きます。 無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんが、成功する人の選択する「道の選び方」について、わかりやすく説明しています。

人と違う道の選び方

成功しようと思ったら、普通の人とは違うことをしなさい」

というようなことが、ビジネス本や自己啓発本によく書かれています。

それを知っていてもなお人と違うことをする勇気が持てないとか、人と一緒の方向に行ってしまうという人は、あるイメージを持っています。

それは、一方は目的地に着けて、一方は目的地に着けないというイメージです。

大勢の人が、右の方向を選んでいる。ほんの一握りの人間だけが、左の方向を選んでいる。

さあ、どっちを選ぶべきか。 

大勢の人が右の方向へ行くのならば、右のほうがまあ無難だろう、ということで、右の方向を選びます 

でもそれは、右か左かを選ぶ時に、どちらかが目的地に行ける正解で、どちらかが目的地に行けない不正解だ、と思っているんですね。

だから、大勢の人が行くということは何か正解に近い人がいるのだろうと思ったり、もし大勢の人が正解に行った時には自分たち少数だけが不正解なのは嫌だ、といったような気持ちが働きます。

でも、みんなが右に行っている時に自分は左に行ってみようという博打打ちは、決して「左が正解だ」と思って行っているわけではないのです。

その人たちはどういうイメージを持っているかというと、「どちらかが目的地に行ける正解」ではなく、「どちらでも目的地に行ける」と意識しています。

地図を見て、ある目的地に向かって行くときに、右に行くのも左に行くのも、距離に違いはあっても、異なる曲がり方をすれば必ずどちらも着きますよね。

それと同じで、単なるルートの違いであり、正解か不正解かは関係がないのです。

ただ、

「みんなと違う方が面白いじゃん」
「みんなと違う方がみんなの知らないものをいろいろ見つけられるじゃん」

と思っているだけなんですね。 

そして結局、みんなと違う道を進んだ人に成功者と呼ばれる人が多いのは、それはそのルートが正解だったのではなく、

みんなと違って面白いこと
みんなの知らない特殊なもの

を見つけたり習得したりしたから、結果的に成功したということなのです。

そういう、単純なことなんですね。

だから、何か運命の選択肢に遭遇したら、「どっちを取っても何らかのゴールには着く」と意識すればいいのです。

どちらも何らかのゴールに着くのならば、あとはその異なる着き方を経験するときに、どちらのほうが面白いかどちらのほうが特殊な経験ができるかどちらのほうがネタになるかという考え方で選ぶと良いでしょう。

そうすれば、自然にみんなとは異なる、少数派の行動ができるようになるでしょう。

どちらの選択肢も、ゴールに行けるのです。

ただ、ゴールの行き方に、後々に面白いネタが見つかるかどうか、という違いがあるだけです。

そういう選択の仕方をしてみてはいかがでしょう?

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
・ある目的地に行くのに、2とおりの道があって、距離もほとんど変わらないとする。自分がどちらの道を選ぶかを考える際に、どんな基準で選ぶと、後々その行き方が自分にとってプラスになるか、その選択方法を考えてノートに簡単にまとめる。

image by: Shutterstock

 

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