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好きになる必要なし。嫌いな人に言うだけで楽になる魔法の言葉

年齢とともに周りに増えてきてしまう、「嫌いな人」。私たちが感じるストレスのほとんどは「人間関係」と言っても過言ではありません。ではそのストレス、どうすれば解消できるのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、嫌いな人との人間関係を「楽」にする方法を紹介しています。

ありがとうございます

さて、本日は言えないけど言うお話。

夏ド真ん中ですね。子供の頃の夏休みはとても長かったのに大人になってからは、ほんとにあっという間に8月が過ぎていきます。そうやって年月を過ごしていくうちに、いつの間にか増えてしまうのが、嫌いな人(×_×)だったりするんですよね。子供の頃はそんなに嫌いな人も苦手な人もいなかった気がするんですけどねえ…。

大人になって世界が広くなればなるほど、ビミョーな人の数も増えるわけでその分ストレスは溜まるものです。ま、人間関係のストレスってストレスの大半じゃないかと思うのでこういうストレスがまったくない人の方が珍しいでしょう。ちなみに、私も例外ではありませんが( ̄∇ ̄)。

でね。ここから先をよーーく考えてみたいんですよ。この人間関係のストレスをなんとかしたいんです。どうしたらいいんでしょうか。

おそらく最悪手が「相手に改善を迫る」でしょうね。あなたの嫌いなあの人は、あなたのために生きているわけではありません。あなたがあの人のために生きているわけじゃないのと同じようにね。

だから、相手に「●○●○してほしい」とかお願い(?)してみたところで、上手くいく確率の方が低いんです。なんであなたのためにあの人が生き方や話し方や考え方を変えないとならないんでしょうか。……そんな必要ないよね。それはあなたがあの人のために、変わる必要がないのと同じです。

あの人が変わることもあるでしょうが、それはあなたのためではなく本人が「変わりたい 変わろう」と決意したからです。あなたの言葉や態度がキッカケになったとしてもそれは所詮キッカケに過ぎません。人は変わりたいとは思っていても変えられたくはないんですよ。そう、あなたがそうなのと同じように。

とすると、論理必然的に「変えられるのは自分だけ」ということになりますよね。ね? 相手は変えられないんだから。

こういう問題について、、無理めな自己啓発本には「相手を好きになるように努力しましょう」とか書いてあるんですが、私に言わせりゃカタハライタイ( ̄▼ ̄)ってやつですね。嫌いな人を努力して好きになるなんて離れ業、それだけで神なんじゃないでしょうか。感情的に嫌いなんですから、それを完全に引っ繰り返して好きになるのは、かなり難しいのがフツーですよ。

んじゃ、ドーするのか。

結論から言えば、まだできることがあるんです。感情を変えるのが無理なら、感情以外を変えればいいんです。たとえば「言葉」とか「態度」とか。オススメは言葉ですね。ま、カンタンだし。

どうするのかと言うと、嫌いな相手のことを思い浮かべて

「●○さん、ありがとうございます

と言うんです。これ、相手のいないところで、独りのときにやっていいですよ。相手の目の前でやらなくてもいいですから。あ、もうひとつ繰り返し言いますが、相手のことは好きになれなくてもいいですからね。えへへ。

あなたの嫌いなあの人と巡り会い、付き合ったおかげで(そう、おかげで)あなたは何かは学んだはずです。

…ま、正直なんでもいいんです。極端な話、コジツケでも構いません。嫌いだという感情以外で、あなたの役に立ったことがあるはずです。それを一瞬でいいから思い浮かべてください。その上で

「●○さん、ありがとうございます」

と言ってみてください。断言できますが、あなたのなにかが変わるから。

あなたがあの人を嫌いな状態は、その状態のまま固定しているんです。もうそこからはちょっとやそっとでは動かせないんです。ところがこの悪い意味でのバランスを崩すとなんだか上手くいくんですよ。

相手を変えるのも、自分から相手を好きになるよう努力するのも言ってみれば、この悪い意味でのバランスを崩すためなんです。そう、もっと言えば、この悪く固まったバランス状態を崩せるなら、他のなんでもいいんですよ。だからありがとうって言ってみるんです。なかなか言えないでしょ? だからバランスを崩せる力があるんですよ。

ちなみにワタクシ。かつてホントーに嫌いだった人がいたんです。もう泣きながら「●○さん、ありがとうございます」って言いましたよ。だって嫌いだったんだもん。でも言っていたら、だんだん気持ちが静まってきて、その人のことなんかドーでも良くなってきて…。そのころには人生が変わっていた(*^O^*)ことに気がつきました。

「●○さん、ありがとうございます」。嫌いな相手にこそコレですよ、なかなか言えないけどね( ・∀・)。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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