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「猫の手」も借りてみる?個人商店だからできる客の集めかた

客が集まらない!という悩みを抱えているお店は多いと思いますが、その問題を打破する第一歩が「人の手を借りる」だとしたら、あなたはどう思いますか? 無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタント佐藤きよあきさんが語る、人の手を借りてできるコラボ的発想とは?

“コラボ戦略”で、集客力をアップしろ!

「集客」は、商品・サービスを売るお店にとって、普遍的なテーマです。どうすればお客さまに来てもらえるのかを悩み続ける店主はたくさんいます。その方法がわからない店主もいれば、わかっていてもできない店主もいます。できないのは、手間や費用のことが理由になっている場合も多々あります。店主ひとりで悩んでいたり、家族に相談したところで、その解決策はなかなか見つかりません。

そんな時は、人の手を借りてください。頭を借りてください。力を借りてください。コンサルタントに相談する。異業種交流会に参加する。もっともっと知らない人と出逢って、ヒントをもらいましょう。

違う業界の人は、視点も発想も違い、自身・自店にないものを持っている可能性があります。お店に足りないもの、お店に欠けているものを気づかせてくれるかもしれません。それがわかれば、空いたピースを埋めることができ、集客力を高めることができます。

最近ビジネス界では、“コラボレーション”が活発化し、集客に成功している事例が出てきています。つまり、人の手を借りることです。

あるクリーニング店が運営するコインランドリーの事例。コインランドリーは暗い、待ち時間が長い、という理由から、利用者がなかなか増えない状況が続いていました。そこでこの会社は、カフェを運営する会社と提携し、複合型の新店舗を開店させたのです。コインランドリーの横にカフェがあり、自由に行き来できるようになっています。

カフェがあれば、待ち時間に退屈することもなく、雰囲気も明るくなります。カフェがあることで、女性の利用も増えます。クリーニング店の問題点だった「待ち時間」「暗い雰囲気」を、コラボによって見事に解決したのです。

カフェにとっては、「時間潰し」や「なんとなく」という、曖昧な来店理由ではなく、「クリーニングに行かなくちゃ」という明確な理由をひとつ増やしたことになります。これにより、双方の集客力が高くなるということです。

自店の弱点を他店に補ってもらえば、できないことを悩み続ける必要がなくなります。他の事例としては、「コンビニとドラッグストア」「コンビニとフィットネスジム」「商品構成の違うハンバーガーショップ同士」「ドーナツ店とハンバーガーショップ」などがあります。

しかし、個人商店同士では、そう簡単にコラボしてくれるお店は見つかりません。ならば、“コラボ的な発想”で集客力を高める方法もあります。自店で解決してしまった事例をご紹介します。

スーパー銭湯に対抗するため、食堂を併設した銭湯。長距離運転の疲れを癒してもらうために、漫画&ゲームコーナーやお風呂を作ったラーメン店。買ったものをその場で食べられるイートインコーナーを作ったスーパー。

自店に足りないものあったらいいなと思うものを考えてみてください。何をすれば、お客さまが喜んでくれるのか。お客さまになりきって、自店を利用してみてください。知り合いを呼んで、好き勝手なことを言ってもらいましょう。何か大きなヒントが見つかるはずです。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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