暑い日が続くと食欲が落ちだるくなる上に、夜はなかなか寝つけないなど、体のバランスを崩しがちです。ただし夏バテは暑さだけが原因でなく、冷房が効いた室内との温度差、冷たい飲み物の取りすぎの他、偏った食事も影響するのだとか。今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、そんな夏バテを解消してくれる様々な食材が紹介されています。
夏バテ解消食材は??
夏バテがまだ軽い段階で、食事が取れる状態であればセルフケアでよくなる可能性があるそう。ポイントは消化酵素が含まれる食材を積極的に取り、胃の働きを高めることだそうで、代表的な食材は大根だそうです。
成分のアミラーゼはでんぷんを分解する酵素で食物の消化を助け、胸焼けや胃もたれを防いでくれるそうですが、このアミラーゼは加熱に弱いので生で取ったほうが効果的とのこと。おすすめは大根おろし。焼き魚のつけあわせなどにして。
また、シソも食欲不振によい食材で、ビタミンCが含まれているので疲労回復にも効果が。そして、少量のショウガは胃液の分泌を促し、消化吸収を助けてくれるそう。特によいのは乾燥させたショウガで、生のものよりも体を温める作用が強いことが知られているそうです。
ニンニクでギュッと…
ニンニクにはアリインというイオウ化合物が含まれているそうですが、アリインは、ニンニクにもともと無臭の化合物として存在していて、切り刻んで酸素に触れるとアリナーゼという酵素と反応し、アリシンという抗酸化成分に変わってニンニク特有の臭いを発するのだそうです。
低温で加熱すると、アリシンはアホエンという物質に変化し、アホエンは抗酸化作用の高い物質で、活性酸素をギュッと抑えてくれるらしいです。
さらに、体内でビタミンB1と結合すると、ビタミンB1を活性化させ、糖質をエネルギーに変換させる働きを高め、新陳代謝をよくして、滋養強壮、疲労回復、ダイエットに効果を発揮してくれるそうですので、豚肉などと一緒に食べれば夏バテ防止にピッタリなのだそうですよ。
太刀に似たイデタチ
太刀に似た姿から、この名がつけられたと言われ、尾びれも腹びれもなく、ウロコもないという特徴を持っていて、ウロコがないかわりに、体は銀粉で覆われ、この銀粉で体を保護している太刀魚。
たんぱく質、ビタミンA、D、の他に海底の生活魚としては脂肪が多く、記憶力や集中力を高めボケ防止も有効なDHA、動脈硬化や心筋梗塞の予防に役立つEPA、脂肪酸が含まれているそう。
夏バテで弱った体の回復料理としてもってこいの魚で、胃腸にやさしく体弱な方や、老人、栄養不良の方にとても良い補強食品なのだそうです。
切り身を買う時は銀色がしっかりと着いていて、切り口の肉質が透き通ってピンクがかった色で、肉質の厚いものを選ぶといいそうです。
ただし、高タンパクなため、腎臓の弱い方や肝硬変の方は食べないほうが良いそうです。
太刀魚の銀粉は、その昔、「グアニン箔」というものを作り、マニキュアのラメにしたり、模造真珠に使われたそうですよ。
image by: Shutterstock.com