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厚労省「氷河期世代を10名採用」に、国民から「少なすぎる」の声

厚生労働省は24日、「就職氷河期世代」を対象とした採用活動を実施し、来年5月に10名を採用すると発表したと共同通信日本経済新聞毎日新聞などが報じた。政府は国家公務員の中途採用枠で重点採用することを決めており、就職氷河期世代の採用について具体的な計画を公表したのは厚生労働省が初めてだ。


応募内容の詳細

対象となるのは「就職氷河期世代」とよばれる1970年4月2日〜1985年4月1日生まれで、過去5年以内に正社員として雇われた期間が通算1年以下の方。政策立案などに関わる常勤職員10名を採用する。本日12月25日から来年1月10日まで応募を受けつけ、2月に筆記試験、3月に面接試験を行なう予定だ。

給与は…?

職務経験等に応じて異なる。たとえば、高卒で40歳で採用された場合は、月給18.2万~27.4万円だという。

「就労支援」促進が狙いか

政府は11日に「就職氷河期世代」の就労支援策として、今後3年間で前年度当初予算比23.3%増の603億円を投じる方針を発表している。内訳は、対象世代が研修に参加するための交通費支給、奨学金の返済支援金、全国のハローワークに専門窓口の設置、対象世代の失業者を正社員として雇用した企業への助成金などだ。これらの就労支援を促進させるためにも、まずは厚生労働省から具体的な計画を公表したとみられる。

少なすぎる人数

総務省の労働力調査によると、「就職氷河期世代」の人口は平成30年で約1689万人にものぼる。このうちの約53万人はフリーターなど、約317万人は派遣社員や契約社員ら非正規で働く人だ。対して、今回厚生労働省が発表した採用人数は10名。「あまりに少なすぎる」と日本のネット上からも声があがっている。今回だけで就労支援を終わらせるのではなく、長期的に継続し、積み重ねていけるかが鍵となるだろう。

Twitterの声












※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source:共同通信日本経済新聞毎日新聞

image by: [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

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