政府は11日、30代半ば〜40代の「就職氷河期世代」の就労支援策として、今後3年間で前年度当初予算比23.3%増の603億円を投じる方針だと産経新聞、朝日新聞が報じた。また、予算案には高齢者の就労を進める支援策も前年度比7.9%増の312億円が盛り込まれており、社会保障の担い手を増やし、持続的な経済成長の実現を目指す。
就職氷河期世代の就労支援に603億円https://t.co/LvJEk67YYO
就職氷河期世代への支援に前年度当初予算比23・3%増の603億円を盛り込む。氷河期世代の失業者を正社員として雇用した企業への助成金も拡充。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 11, 2019
総務省の労働力調査によると、30代〜40代半ばの、いわゆる「就職氷河期世代」の人口は平成30年で約1689万人。このうちの約53万人はフリーターなど、約317万人は派遣社員や契約社員ら非正規で働く人である。この就職氷河期世代の収入が不安定なまま高齢化すると、生活保護世帯が増加し、社会保障の膨張を招くと懸念されている。
支援内容としては、対象世代が研修に参加するための交通費支給、奨学金の返済支援金、全国のハローワークに専門窓口の設置、対象世代の失業者を正社員として雇用した企業への助成金など。予算案には、高齢者の就労を進める支援策として312億円も組み込まれている。現在、高齢者雇用安定法では、希望者全員を65歳まで雇用するよう義務づけているが、65歳を超えても雇用するための環境の整備や安全確保対策などを行なう企業への助成金を創設するとのこと。 すでに「手遅れ感」は否めないが、はたして「持続的な経済成長」は実現するのだろうか。
これについて日本のネット上では、「手遅れにもほどがある」「非正規社員を増やす政策を進めたくせに」「もっと早ければ少子化も年金も医療費も全部問題なってない」と不満の声が相次いでいる。
Twitterの声
就職氷河期世代の就労支援だってさ。
遅いわ。10年早けりゃまだ30代だったのだから少子化対策にもなったろうし。
もう40代だよ。あの時代に辛酸を舐めた人で、今それなりに生活できてる人ももっと早く支援があれば適材適所の働きがその時点でできてたかも知れないし。— 天ぷら職人 (@washvaner76) December 12, 2019
非正規社員を増やす政策を進めたくせに、今さら「収入が不安定なまま高齢化すると、生活保護受給世帯の増加など社会保障費の膨張を招く恐れがある」って、どの面下げていってるんだろうか。こうなることは分かってたことだろう。
就職氷河期世代の就労支援に603億円 https://t.co/uYV4r4YVPN— 睦月ふとし (@mutsu68) December 12, 2019
今日のトレンド、就職氷河期世代の就労支援
まぁ他の方々が散々言っている通り、手遅れにもほどがある。今年で40歳前後の人たちも血涙が流れそうなほど苦難ばかりな日々であるだろうが、30歳前後の人たちもその煽りをめっちゃ受けている為、実際に救われなければならない世代の幅はもう少し広そうだ。
— マルート (@amatu23) December 12, 2019
今更な救済策、第3次ベビーブームが発生しなかったのは彼らを切り捨てたからだろう
しかも年金切り捨てで一番被害をこうむる訳だからもはや生きてることが罰ゲームみたいなもんだ#就職氷河期世代 https://t.co/Vy4SLogFYE— 永年寝太郎 (@9CduMqAc7I9I9iz) December 12, 2019
おっそ!!
せめて10年前やろ!(それでも遅い)
もっと早くにしてりゃ少子化も年金も医療費も全部問題なってないねん。先手先手を見られへんような奴らばかりか。この国は。https://t.co/rs86GOBzgW
— コショウ (@shoch63657369) December 12, 2019
この世代だけど今更感。10年か20年遅いよ。税金を使うなら若い世代に使ってくれ。助成金ひとりあたり16000円って何ができるのよ。
就職氷河期世代の就労支援に603億円https://t.co/skoijsxi1i
— エス😺C97(土)南ハ18a (@s_korokorosuke) December 12, 2019
#就職氷河期
そもそも消費税で低所得者層追い込んでるのに、中途半端な支援とかって無意味。 https://t.co/m0DsbJ89ig— WindyPeaple@隼乗り (@JokersLabo) December 12, 2019
就職氷河期世代だろうがなんだろうが、家が貧しくて高校すらまともに行けなかった私ですら、専業主婦から社会復帰して平均所得超えるとこまできました。
新年から部署の責任者として管理職です。
支援がなくても努力で手に入れてきたもの。
他に支援するべきとこがあると思う。— たえ (@plNZovZkssqv4BI) December 12, 2019
就職氷河期世代の就労支援はしなくて良い
予算の桁を上げて、この年代の年金にプールして支給額のベースアップを保証してやれ— 煮霧 (@nirugiri) December 12, 2019
就職氷河期支援ねぇ…
競争社会で生きていくのに自分の行きたい会社に入れないのは就職氷河期だからか?なんか違うんじゃね?
仕事選ぶのは大事だが、まずは社会人として生活して行くのが第1やろ、仕事選ぶ前にちゃんと働けよ。嫌なら起業しろよ!— りきやん (@konyachou) December 12, 2019
就職氷河期世代の就労支援だって!?舐めるなよ。
あの就職氷河期に対策しなかったから、結婚しない人が多い→少子化→商品減→経済悪化なんだよ。バカじゃねーの。
— 田舎の大仏 (@kikikikikiki696) December 12, 2019
就職氷河期世代の就労支援やらないよりましなんだけど…
人口予測なんて何十年も前に分かってただろうし、かつ年金がどうなるかもわかってだろうから、団塊世代以上の人達の責任が大きいと思う。
10年どころかもっと前の景気の良い頃になぜ何もできなかったのか。 https://t.co/VdfYtDcwvu— ちえぽん (@usapyon901) December 12, 2019
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