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渡哲也さん(78)が肺炎で死去。塚地武雅さんら「大門団長」の死を悼む声次々

俳優の渡哲也さん(78、本名・渡瀬道彦)が10日、肺炎で死去していたことが分かった。サンケイスポーツTBSニュースなどが速報で報じた。

この日、近親者のみで密葬が執り行われたという。サンケイスポーツによると、関係者からの話として、入院先の都内の病院で家族に見守られながら息を引き取ったとしている。2015年に心筋梗塞の手術を受けて以来、入退院を繰り返しており、自宅療養していたという。

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昭和のスターとしてドラマ『西部警察』などで大活躍

渡さんは1941年島根県安来市生まれ、兵庫県の淡路島で育ったという。大学へ通うため上京し、同じく俳優で弟の渡瀬恒彦(故人・2017年死去)と共に新宿で下宿していが、弟の渡瀬や友人らが日活の映画『執炎』(浅丘ルリ子主演)の相手役の募集に内緒で応募。それをきっかけに日活にスカウトされ、1965年に映画「あばれ騎士道」の主演で俳優デビューした。

1971年には、同じく日活の俳優だった石原裕次郎が設立した石原プロへ入社。同プロが制作した日テレ系「大都会」シリーズや、角刈りにサングラスでおなじみ大門圭介部長刑事を演じたテレ朝系「西部警察」など、映画からテレビに舞台を変えてお茶の間の人気を博した。

また、歌手としては、1973年に出した「くちなしの花」が大ヒット。NHK紅白歌合戦にも出場している。

しかし、たびたび病魔に蝕まれ、1991年には直腸がん手術でオストメイト(人工肛門)になっていたことを告白していた。

俳優の賀集利樹さんは、ツイッターで「20代の時に私は大河ドラマ「義経」で渡哲也さん演じる平清盛の嫡孫の平維盛を演じ、共演する中で勝手ながらに沢山のことを学びました。役者としても人としても尊敬する大先輩です。」と、大先輩の死を悼んだ。

また、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さんは、「渡哲也さん、その節はお世話になりました!1クールという短い時間でしたが近くでいろいろ見せていただいたことは勉強になることばかりで忘れません!」と、大物俳優から学んだ日々を振り返った。

芸能界からファンまで、渡哲也さんの死去を悼む声

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: サンケイスポーツTBSニュース

image by: 石原プロモーション(公式プロフィール)

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