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探偵学校は詐欺だらけ?現役のプロが教える、探偵になるための方法

あまり身近ではない探偵という職業。もはや映画やドラマの世界の話と思っている人も多いかもしれません。そもそも探偵にはどうすればなれるのでしょうか?そこで今回は、現役探偵である後藤啓佑さんが自身のメルマガ『探偵の視点』で言及。探偵学校にまつわる話と探偵になるための最善の方法を語っています。

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探偵学校とは何か?

今回は、たまに耳にする「探偵学校」とはなにかをお伝えします。僕自身、現在は社長業のほかに社内人事についても触っています。

その業務の中で入社希望の方を面接することもあるのですが、そこで話を聞いていると「御社に来る前にネットで探偵学校についても調べました」と言う方が多くいます。

一般の方からすると、探偵学校で勉強してから探偵になるというイメージがあるようです。では、実際に探偵学校はどうなのか?役に立つのか?

個人的には、やめておいたほうがいいという結論です。

まず第1に、探偵学校という名の詐欺が多いこと。

300万円取られ、なにもしてくれなかった、よくわからないマニュアルを渡されたというケースはよく聞きます。

そして第2に、100万円程度で座学形式の授業を受けるという内容が多いこと。

正直言って、探偵の現場に関しては座学で上達するスキルはありません。空気感、距離感などの感覚が全てです。

そういった探偵学校は、実際に探偵業できちんと食べれていないところが運営していることが多いようです。現場の数が少ない探偵に、教えてもらえることは少ないかと思います。

さらに第3として、決定的なのが「探偵事務所に採用されれば給料をもらいながらスキルを習得できる」という点です。

おそらく95%の探偵事務所は、採用に関してはそもそも初心者を想定しています。経験者募集など聞いたことがありません。

ですので、初心者を育てることは探偵事務所にとっては自然なこと、そこに投資するのは自然なのです。

お金を払って座学で勉強するよりも、探偵事務所でお金をもらいながら勉強したほうがいいのは間違いないですよね。

このような状況なので、個人的には探偵学校という選択肢はないのではないかなと思っています。なにより、準備ゼロでいきなり業界に飛び込める人のほうが、成功すると思います!

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image by: Shutterstock.com

後藤啓佑この著者の記事一覧

平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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【著者】 後藤啓佑 【月額】 ¥121/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

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