子供が独立後のマイホーム、住み心地が悪いのはなぜ?「二階の部屋は物置状態」「膝が痛くて階段がキツい」60代夫婦が下した決断

2022.12.23
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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居酒屋を営むCさん夫婦(60代)は約30年前、千葉県の郊外に4LDKの一軒家を購入しました。職場である店舗へのアクセスはまずまず、静かな環境も気に入っていたのですが、一緒に住んでいた2人の息子が結婚を機に次々と独立。それから丸5年が経った今、この家に住むのはCさん夫婦だけになってしまいました。初めの頃は気ままな生活を楽しんでいましたが、いざ夫婦だけで暮らしてみると、広々とした家は使わない部屋でも掃除しなければならず、以前ならそんなに感じなかった買い物エリアへのアプローチにも不便さを感じるようになりました。

「今の家は広すぎる」子供の独立後に夫婦が下した決断

「父さん、母さん。長い間お世話になりました。たまには実家にも顔出すから」

「たまになんて言わずに、ちゃんと顔を出せよ」

「気をつけてね、何かあったら母さんに電話ちょうだいね」

トランクいっぱいに荷物を積んだ乗用車が見えなくなるまで、夫婦は玄関先で手を振り続けていました。

長男に続いて次男も家を出て、夫婦二人きりの生活が始まった日から、もう5年の月日が流れました。

ここは千葉県のとある郊外ベッドタウン。東京都心までは電車で1時間と少しで行ける便利な街です。

Cさん夫婦(60代)は、40年近く前から自宅近くの駅前で小さな居酒屋を経営しています。結婚後は男の子2人の子宝に恵まれ、当時住んでいたアパートを手狭に感じたことから、90年代前半に念願のマイホームを購入しました。

一軒家の間取りは4LDK、うち子供部屋が2つ、夫婦それぞれの部屋もあります。購入当時の価格は土地代を含めて約3000万円。

郊外ならではの開放感と、都会の喧騒から遠く離れたのんびりとした街の雰囲気が気に入っていたCさん家族。しかし、息子たちは結婚を機に独立し、広々とした家にはCさん夫婦だけが残されてしまいました。

「なんだか家の中ガランとしちゃったわ。子供が2人とも独立しちゃうとねえ」

「静かになって助かると思っていたが、一軒家に夫婦だけっていうのも寂しいもんだな」

今でも居酒屋の経営を続けているとはいえ、最近では夜9時には閉店。コロナ禍の影響もあって、定休日は週3日にしています。夫婦水入らずの時間が長くなったのはいいのですが、空いてしまった子供部屋は今や物置状態。

「マイホームを買った頃は一国一城の主になった気分だったが、いいかげん階段の上り下りもキツくなってきたし、2階の部屋はあってないようなもんだ。2人暮らしに一軒家は広すぎる、か」

長年の立ち仕事がたたってか、夫は変形性膝関節症を患っていました。今のところ通常の歩行に支障はないものの、階段を降りるときの痛みが特に強く、ゆっくりとしか移動できません。

「……ねえ、いっそのこと隣町のマンションに住み替えるっていうのはどう?お店までは車で通えるし、東京にも少し近くなるから便利よ」

「ああ、あの最近建ったキレイな駅前の大きなマンションだろ? たしかに、うちら夫婦だけだったら2LDKもあれば十分かもしれないが」

不動産屋のサイトで調べると、より都心に近い隣町の新築マンションの「2LDK」のお部屋は2700万円で売りに出されていました。

「ただ、うちの預貯金からだと、老後のことも考えて……頭金として出せるのは1400万円くらいが限度かな」

「残りの1300万円は借り入れしないといけないわね。私たちみたいな60代には、住み替えなんて現実的じゃないのかしら……」

半ばあきらめかけていたCさん夫婦。何か良い方法はないかと検索サイトで調べてみたところ、偶然あるページが目に止まりました。

「リ・バース60か。初めて知ったが、住宅購入や建て替え資金に使えて最近人気らしい」

「あなた、これなら大丈夫じゃない。60歳以上向けの住宅ローンって書いてあるわよ。私たちの場合、毎月の支払額も利息のみで安く済みそうだし、一度お問い合わせ電話にかけてみましょうよ」

「そうしてみるか。けど、もし引っ越しになったら、息子たちにも手伝ってもらって、子供部屋に残ったガラクタを持って帰ってもらわないとな(笑)」

Cさん夫婦が久しぶりに子供部屋へ入ると、息子たちが「そのうち取りに来るから」と残していったオモチャ類や携帯ゲーム機のカセットが段ボールいっぱいに積んであるのが目につきました。油性ペンで息子の名前が書かれたカセットを手にしながら、Cさんは部屋の天井を見上げて、我が家に感謝の気持ちを込めてこう呟くのでした。

「今まで、ありがとう……」

シニア期の住み替えは難しい?

子どもの独立や定年退職によるライフスタイルの変化をきっかけとして、老後をより快適に過ごすために、自宅の住み替えを検討する人が増えています。

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近年では、Cさん夫婦も検討していた 60歳からの住宅ローン「リ・バース 60」や「リバースモーゲージ」、自宅を売っても済み続けられる「リースバック」など、シニア向け商品やサービスにより、選択肢も広がっています。

そんななか、どのような商品・サービスを使い、貯金を使い切らないような余裕をもった資金計画を立てるかが重要です。自身の総資産を把握し、借入可能額と毎月の支出額を算出したうえで、資金計画を策定し、予算を決定しなければなりません。

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