給与総額、3カ月ぶり減 製造業で残業少なく―昨年11月

2020.01.08
0
by 時事通信

 厚生労働省が8日発表した昨年11月の毎月勤労統計調査(速報値)は、現金給与総額(名目賃金)が前年同月比0.2%減の28万4652円と、3カ月ぶりのマイナスとなった。米中貿易摩擦や台風の影響で、生産が低下した製造業などで残業代が減ったことが響いた。
 名目賃金のうち残業代を中心とする所定外給与は、製造業で11.9%減。所定外の労働時間も14.4%減と、2カ月連続で2桁のマイナスだった。企業が残業を縮小し、給与の減少につながっているとみられる。(2020/01/08-08:34)

print

人気のオススメ記事