「そこはダメよ…」小池都知事が弱い部分を責められ「ギャー」学歴詐称でエジプトに握られた弱み 日本の国益に痛みも

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学歴詐称問題に揺れる小池百合子都知事が「そ、そこは弱いの…」とばかり、これまで自慢げに“チラ見せ”してきたカイロ大学卒業証書の都議会提出をこばんでいる。すべてをさらけ出し潔白を証明すればよいものを、ここまでもったいぶるのはなぜなのか。「小池知事が都議会への提出を恐れるのは、普通の手続きで受け取ったものではない卒業証書や証明書を、正規のものとして押し通せる確信が持てないから」だろうと指摘するのは、元全国紙社会部記者の新 恭氏だ。さらに現在の小池氏は、エジプト政府に“生殺与奪の権”を握られているとの見方も。日本初の女性首相の座を狙う小池氏が外国政府に弱みを握られているとすれば国益の観点からも大問題となる。(メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:小池都知事は学歴詐称でエジプト政府に弱みを握られているのか

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卒業証書提出だけはムリよ! 小池都知事は外国政府に「弱み」を握られたか

「(小池都知事の)公民権の成否が外国に握られている。大きく国益を損ねる状態だ」

東京都の小池百合子知事の学歴詐称疑惑をめぐって月刊「文藝春秋」に告発手記を発表した元側近、小島敏郎氏が、4月17日、日本外国特派員協会で記者会見したさいの発言だ。

この場合、外国とはエジプト政府のことである。小池知事がカイロ大学を卒業したというのがウソなら、公選法違反にあたり、公民権が停止される可能性がある。

そのいわば“生殺与奪の権”をエジプト政府が握っているというのだ。どういうことなのか。

小池知事は、エジプト国立のカイロ大学が卒業を証明しており、卒業証書や証明書を持っているので、自分はその卒業生だと主張している。

だが、エジプト事情に詳しい作家、黒木亮氏は「有力政治家が、この人間を卒業したことにしろと言えば、学長は職員に命じて卒業証明書や卒業証書を作らせる」のがエジプトでは“社会常識”になっており、偽造卒業証書を売る業者もいると指摘する。

また、駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載されたカイロ大学声明は「1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したことを証明する」という内容だが、小池氏のエジプト留学時代の同居人、北原百代さんは、1976年の進級試験に小池氏は「落第」したと証言している。

進級さえできなかった人が「卒業」したことになっているのだ。

むろん、小池氏がアラビア語に堪能であるとか、留学時代の学業成績が優秀であるとかの「卒業実態」があれば、誰も疑いの持ちようがない。北原さんは、ろくに勉強をしようとせず、頻繁に男友達を自宅に招いて時間を過ごす小池氏の姿を見て心配していたという。

卒業実態がないのに、カイロ大学が卒業を認めているのだとすれば、東京都知事であり、日本初の女性首相の座を狙う小池氏に対する政治的配慮と考えるほかなくなる。

しかしそれは、小池氏がエジプト政府に弱みを握られているということでもあり、国益の観点から極めて憂慮すべき事態だというのが小島氏の考えなのだろう。

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