8月ビール販売、全社マイナス 帰省、祭り需要消失―大手4社

2020.09.10
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by 時事通信

 ビール大手4社が10日発表した8月のビール系飲料(ビール、発泡酒、第三のビール)の販売実績は、全社とも前年同月比マイナスとなった。新型コロナウイルス感染拡大で、お盆の帰省や夏祭りでの需要が消失。業務用の苦戦も響いた。
 数量ベースでは、サッポロビールが18%減、サントリービールが12%減、キリンビールが8%減。金額ベースで公表しているアサヒビールは20%減った。天候不良などで業務用売り上げが落ち込んだ7月に続き、2カ月連続で全社がマイナスとなった。
 帰省やイベントの自粛に加えて、昨年10月の消費税増税前の駆け込み需要の反動も出た。割安な第三のビールは引き続き好調だった。(2020/09/10-16:09)

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